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自分の声が聴こえなくなった

9月中旬、
人と長時間過ごすイベントがあった。一人暮らしを始めてから最長の一人になれなかったイベントだった。とても大きな疲労とともに帰宅した。

翌日から、体調が悪くなった。精神的にも身体的にも無理をしていたので、しょうがない。5日もすると起き上がれるようになった。それと同時に気づいた。

今まで脳内で無限にしゃべり続けていた私の声が聴こえない。
眠ろうと横になっても一人でしゃべりつづけている脳内の声がいない。この声のせいで寝付けないこともあり、とても悩んでいた半面、脳の回転が速いという特性はこれによって生み出されていたし、誰かと対話するときの話題の種はこの声が生み出していた。寝る前に良いMCを生み出したのも、この声で、明日の予定を確認するのもこの声だった。

この声が聴こえなくなってから、1か月経った。
声がいなくて眠れない夜は、毎晩のようにあって。一人ぼっちにされるし、普段の私なら絶対にしないすっぽかしも起きた。私だけが考えたMCはつまらないし、誰かとの会話も黙ることが多くなった。
早く帰ってきてよ、


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