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アレッツォ vs ASローマ / コッパイタリア フェミニレ 2022/23 グループステージ


9月初旬から予選が始まっている
コッパイタリア。
セリエAとセリエBを合わせた
26チームに参加資格が
与えられるこの大会は、
まずランキング最下位の4チームが
対戦、勝ち残った2チームを含めた
24チームが、8グループからなる
グループステージに参加できます。

< 参加チームリスト >


昨シーズンの大会で
決勝進出しているローマには
シード権があるため、
グループステージ第2ラウンドからの
参加となりました。


アレッツォとの第2ラウンドは
11月29日 14:30
(日本時間 22:30)キックオフ。


以下、詳細。

* * * * * * * * *


ローマ スカッドリスト >>

リーグ戦、UWCLなどでは
出場機会に恵まれていない選手の名が
多く見られます。

試合前のインタビューで
スプーニャ監督は、レギュラークラスの
ジュリアーノ、ジャチンティ、
ハーヴィ、アンドレッサなどには
これから続く連戦に備えて
休暇を与え、日ごろ出場機会が少ない
選手たちを起用するつもりであることを
明言しました。
対戦相手との力の差を考慮しての
起用策と思われます。


ローマスタメン >>

南萌華選手はスタメンも
前半終了までプレーして交代。
ピッチを出ました。
ライブ配信によるキックオフ時の並びから
基本フォーメーションは
このように見えました。
3-4-3(3-3-1-3)だったかと。


ウォーミングアップ



コッパイタリアここまでの
他の試合もそうなのですが、
セリエAとセリエBの
カテゴリー間の力量差は大きいようで、
この試合も出だしからローマが
圧倒的に支配、相手陣内で攻め続けます。
しかし荒れたピッチコンディション、
ゴール前はがっちり固められ、
公式戦に慣れないメンバーが多いローマは
決定機は作っても
なかなかゴールを割れません。

ロマン=ハウグ選手
ランドストロム選手


22分、右サイドからグリオンナ選手がクロス、
トラップしたランドストロム選手が
ふわりとしたボレーシュート。
相手DFの頭上を越えてローマ先制。


35分、相手ペナルティエリア内でファウルを受け
ローマがPKをゲット。
ゲームキャプテンのチコッティ選手が
落ち着いて決め、リードを広げます。



余裕を持って前半終了。
南選手はここでお役御免となり
ベルゲルセン選手と交代。

後半は交代枠いっぱいに
出場機会が少ない選手や
セカンドチームとの
ダブル登録の選手などが
次々とピッチに送り込まれ、
複雑なフォーメーションもあって
別チームのようなローマでした。

カイツバ選手
クラムザル選手


膠着した状態となり、
このまま試合終了かと思われたAT、
パロマ選手がループシュート。
弾かれたこぼれをロマン=ハウグ選手が
押し込んで追加点。
力を見せつけて試合を締めくくりました。

なお、ロマン選手は今シーズン初めて
ヘディングではないシュートでの
ゴールだそうです。


こちら、ローマ専属メディアに
試合のタイムラインがアップされています ↓




スプーニャ監督による試合レビュー >>

「試合会場のピッチは
完璧にはほど遠いものでしたが、
それは問題ではありませんでした。
私たちはよくやったと思います。
デビュー選手も含め、
多くの若い選手に
出場時間を与えることができ、
3-0で勝利しました。
もう少し得点できたかもしれませんが、
それは問題ではありません。」

■ あなたは実験するつもりだと言いました。
プレーした選手から何を得ましたか?

「私たちはいくつかのことを試し、
まだトップチームにデビューしていない
プレイヤーにチャンスを与えました。
まず第一に、それは彼女たちの
トレーニングでのハードワークに対する
正当な報酬です。
彼女たちにこの機会を与えることは重要でした。
彼女たち全員が示した
意欲とコミットメントに満足しています。」

■ クラウディア・チコッティも
得点となるシュートを決めました。
彼女の復活状態はどんな感じですか?

「彼女のプレーに満足しています。
彼女は特に昨年、怪我に苦しんでおり
この試合では良い状態で
90分を完全に過ごす必要がありました。
 彼女はPKを決め、
復活に向けてステップアップしました。」


キャプテンマークを巻き
PKでゴールを決めた
チコッティ選手のインタビュー >>

「1月のコモ戦を考慮して
有利な立場に立つためにも、
この大会をうまくスタートさせたかった。
私たちは成功しました。
満足しています。」

「私はゴールスコアラーではないので
頻繁に得点するわけではありませんが、
ゴールを決めることは素晴らしいものです。
特に怪我の後では!
何よりもチームメイトから
ハグを受けたのがうれしかった。」

■ エリサ・バルトリはSNSで
あなたをキャプテンと呼んでいました。

「エリサに感謝します。
彼女が大好きです!
エリサこそが私たちのキャプテンであり、
 マヌエラのような選手がいるように、
彼女は重要な選手です。
私たち一人一人が、
自分の何かをチームに持ち込み、
生かそうとしています。」



試合ハイライト >>


フルマッチ映像はこちら ↓


* * * * * * * * *


コッパイタリア グループステージ、
ローマの次戦は年明け1月8日。
アウェイでコモとの対戦となります。


Daje ROMA !


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