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プレビュー ☆ ローマ vs バルセロナ 1stレグ / 女子チャンピオンズリーグ 準々決勝

待ちに待った
女子チャンピオンズリーグ
ベスト8からの決勝トーナメント、
幸か不幸かローマは
世界最強女子クラブの1つ、
スペインのバルセロナとの
対戦カードとなりました。

2レグ制の第1戦は
現地時間3月21日(火)21:00
(日本時間3月22日5:00)キックオフ。

ローマ女子チームとしては
2018年のチーム創設以来
初の経験となる
スタディオ・オリンピコでの試合。
現時点で35000枚のチケットが
発売されたそうです。


20日には試合前記者会見が行われ、
スプーニャ監督とバルトリ選手が
インタビューに応えました。


スプーニャ監督のコメント >>

「この準々決勝進出は
シーズンの初めに望んでいた状況で、
我々を待ち受けているものについて
非常に前向きです。
大変な強豪チームとの対戦ですが
スタジアムの 35,000 人の観客にとって
喜ばしいものになるように、
自分たちの特性に合わせて
試合を進めたいと考えています。」

「私たちはまた、この試合で生まれる
緊張に逆らいたいと思っています。
バルセロナの持っている
試合記録の数字はクレイジーなものです。
私は多くのバルセロナの試合を見ましたが
弱点を見つけるのに苦労しました。
自分たちの特性に合わせてプレーし、
何が起こるかを確認する必要があります。
これは、自分たちの現在地を
理解する方法です。」

「明日、(バルセロナに所属していた)
ビッキー(・ロサーダ)が
ピッチに立つかどうかは秘密です(笑)
ビッキーはチームにフィットするのに
少し時間が必要だったが、
非常にうまくやっています。
明日、それがどうなるか見ていきます。」

「バルセロナは常にアウェイで
失点を許していますが、
弱点を見つけるのは難しい。
我々は謙虚に、我々の特徴である
ボールポゼッションを
できるだけキープするよう努めて
プレーする必要があります。
なぜなら、おそらくそれが相手を
苦しめることになるからです。」

「我々は試合に勝ちたい。
もしバルセロナが強ければ、
彼らは勝つでしょう。
我々は恐怖ではなく意識を持って
彼らに立ち向かわなければならない。」

「35,000人の観客の前で
チャンピオンズリーグの試合をし、
トレフォンターネでも試合を観たいと
さらに多くの人々が感じるような
プレーをする機会ができたことは
大きな成果です。
可能な限り最善の方法で
勝つために取り組んできました。
我々は集中して臨むでしょう。」


キャプテン、
バルトリ選手のコメント >>

「準々決勝に進出できるとは
思っていませんでたが、
今年はそこにいられること、そして
将来も同じことを繰り返すことが
できるチームであることを
お見せしなければいけないと思います。」

「私たちは35000人の観客が
見込まれることを知っています。
これは素晴らしいステップであり
私たちが辿ってきた道筋の結果です。
チーム創立から5年後、
私たちはなんとかファンを
オリンピコに
連れてくることができました。
私が約束できる唯一のことは、
私たちが最善を尽くすことです。
心をピッチに残すこと、
それ以外の約束はできません。」

「チャンピオンズリーグの予選で
パリFCをPK戦で破ったときに
自分たちの強さを
意識したかもしれません。
そこから常に一歩ずつ目の前の目標を
克服してきました。
(ローマ出身者として)
オリンピコでプレーすることは
30年間夢見てきたことです。
思いは非常に強く、
成功することを願っています。」

「私はチームメイトたちに
明日の試合を冷静にプレーし、
かつエキサイティングなものに
するように言いました。
バルセロナとの対戦は
最高なことの1つです。
このチャンピオンズリーグは
私たちが生き、夢見ているもので、
プレッシャーがあってはなりません。」

「私はいつも、不可能なことは
何もないと言っています。
希望は常にあります。
ヴォルフスブルク戦と同じように、
ピッチに出て自分たちのプレーをする。
ローマを前面に出し、
自分たちの強さと
アイデンティティーを示します。
もちろん、それは状況にもよりますが
 35,000人の前で
自分たちの強さを示すために、
結果を得たいという欲求があります。」



スカッドリスト >>

記者会見に出てきたように、
バルトリ選手はベンチ入りできるまでに
回復したようです。
負傷離脱の発表があったロマン選手以外に
活躍目覚ましかったクラムザル選手が
リスト入りしていないのは気になります。


オリンピコでの前日練習の様子 >>




バルセロナ スカッドリスト >>

怪我で長期離脱中のキャプテン、
アレクシア・プテジャス選手、
不調が続くマリオナ・カルデンティ選手、
直前に軽傷を負ったクラウディア・ピナ選手が
帯同していません。


バルセロナ 前日練習の様子 >>




同じように前日記者会見を受けた
バルセロナのヒラルデス監督コメントを
掲載したmarcaの記事もここに。

「私たちはすべての試合で
主導権を握ることに慣れています。
私たちがプレーする試合は、
私たちのスタイルを表しています。
そこに、うまくいっていると感じ、
得点するチャンスがあり、
勝つことができるオプションがあります。
明日は、ローマが私たちに
どのようなプレッシャーを与えているかを
察知することが非常に重要です。」



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長年スペインの女子サッカーシーンを
観察してきた自分としては、
バルセロナというチームの
とんでもない強さは、
ローマの選手たちの予想をはるかに
上回るのではないかと思っています。
しかしスプーニャ監督や
バルトリ選手がコメントしていたように
恐れるばかりでは何もできずに終わります。
バルセロナが時折見せる脆さを突いて
爪痕を残す試合ぶりを期待します。

Daje ROMA !


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