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松下洸平R&MEツアー 名古屋

あらかじめお断りしておきたいのは、あくまで私の感想だということで…。
思ったままを書いています。もし違うと感じたなら、そっと閉じていただければ幸いです。

ということで、初日、新潟に続き3回目の参船。
当初は予定に組み入れていなかった名古屋ですが、ありがたいご縁をいただいての乗船となりました。

TLもワクワクムードいっぱい。個人的にもハトハトファイナルで初めて生の洸平さんに会った思い出の地ということで、深い感慨を抱きながら大雪の北海道からいざ名古屋へ。来る予定ではなかったお友だちが突如現れ参船といううれしいサプライズもありつつ、胸高鳴らせ開演を待ちました。

10分弱遅れてのスタート。R&MEロゴが街中に溢れるオープニング。ここで今回新たな見どころを発見。車に乗り込む時、がしっとハンドルをつかんでからシートに体を滑り込ませるんですね。ワイルドでずきゅん。

そして洸平さんが登場。この日は私的にはまだ見たことのなかった仙台で着ていたという白いパーカー(フーディって言った方がいいですか?おばちゃんだからパーカーで笑)にグレンチェックのおズボン。ころんとしたスニーカーで両足開いて萌え袖で手振るのがめちゃかわいい。

All Day Longからステージが始まります。みんなで歌おうララララッタッター♪今日も楽しい幕開け。Magical Hourに移ってフリフラが光りだすと、やっぱり客席からわああって歓声が上がる。今回は3000人規模の大きいホール。上から見る景色は本当に綺麗だったろうな。サビで腕を振り振り。どんどんテンション上がってMUSIC WONDERへ。。なんだけど、何かちょっと違う。ところどころかすれる声、曲と曲の間の長さ、歌い出しが合わないところもあったり、合間にKenTにピッチの調整指示したり。調子思わしくない?体調悪い?大丈夫か?
頭に浮かんだのはもちろん、ポイポイ初日横須賀。おいおい神様やめてくれよーーー!

そんな心配はヨソに最初のMCタイムはもちろんニッコニコ。「今日新幹線で来ました」「当たり前やねん」とセルフでツッコミ入れつつ、客席から飛びまくる「かわいいーー」「かっこいいーー」の声に「かっこいいだろ」。「言わされてんねん」て、拾っちゃうから会場盛り上がる笑。止まらない歓声に照れ照れになりながら「やるよ、んとに」ってお歌に入ろうとするのかわいくて腰砕けそう。

なのにそっからのR&Bタイムの色気と言ったら…。KenTのサックス(こちらも色気がすごい)に導かれるように、がらりと世界観が変わる。This is my Love、掠れ声の「えっ」がまたセクシー。内心に心配を抱えつつちょっと見守る気持ちのステージ。これまで見た2公演とちょいちょい違う(ような)演出が気になる。You&Meのイントロ、シンさまのピアノソロ、いつもより長かった?間を作る意味?でもとにかく胸に届く。そしてポッケ平も早めにハンドマイクに持ち替え、右手でぐいんとマイクスタンド倒したり。声の不調を動きでカバーしてる?だとしてもしなくても、とにかくかっこいい。

大丈夫かなとハラハラとする気持ちとそれでも心に刺さってくるパフォーマンスと。軸足をどこに置いたらいいかわからなくてバグる脳内。そんなプチパニックな私を
ひとまずリビングルームの素敵なカルテットが癒してくれる。ソファをネタに、洸平さんとカンちゃんいきなりの「どっちがくつろげるか対決」。「じゃんけんぴょん」(by洸平@モー娘。世代笑)してまずカンちゃんが両足をソファの手すりに投げ出してくつろぎ〜。からの「わかってないよね、ソファの使い方」と洸平さん、靴脱いでソファの背もたれにうつ伏せに体預ける。「やっちゃいけないことしてる感」って「はああ」ってため息つくのがまたかわいすぎた。ずっと休ませてあげたかったよ泣。
こうなったら客席からはまたかわいいコールが起きるよね。バンメンに国民?国民?ってイジられて、自ら「国宝級イケメン」。こっから語録が相次ぐ。KIDSに歳聞いて「5歳?オレ36歳」。Betが終わってフリフラタイムには「でら平」、でら連発。「光るものをでらしていただいてます」って何笑。
この日の点灯の儀の掛け声は「つけやー!」。しゃちほこ色の黄色だそうです。許可をもらって後ろ振り向いたけど、2階、3階席がちょうどひさしのように張り出してて灯りが見えなかった、残念。消灯の儀は「けしゃー!」。どっちも1発OKでこの日の照明さんはやさしさで出来ていたよう。

フラフロが終わってセットチェンジ。再びの登場に飛び交う「かわいいー」の声にまた反応し、やっぱりまた照れ照れで「なんだよー、いつまで座ってんだ」とおなじみになりつつあるフリで踊りまくるタイムへ。「全力で楽しんでいってくださーい!」の声に、私の心、ようやく軸足が定まる(遅い)。確かに調子は思わしくないのかもしれない。でも洸平さんもバンメンの皆さんもオーディエンスに全力で楽しんでいってもらうためにあらん限りの力尽くしてる。こんな時こそ全力でクラップして、笑顔と声と気持ち届けなくてどーすんの!

Way You AreからKissへ。曲名告げる「Kiss」はこの日は2回言ったよ。2回目のささやくような掠れ声の「Kiss」最高に色っぽかった。レーザー触りたい平は現れなかった。満足したのかな笑。そして漂流→Wake→FLYFLY。1階席のほぼ真ん中というお席だからか、射抜くようなレーザー、スポット、そして帯状に走るライトが3Dみたいに目の前を通り過ぎていき、浴びせかけてくる音の渦とWの迫力で最高にハイになる。マニピュレーター花井さんも手振ったりめっちゃ盛り上げてくれて、最後は♪FLYFLY〜でジャンプ!ジャンプ!こんな楽しい有酸素運動なら永遠にやってたい。

「名古屋は楽しもうという熱が高くて、僕らが届けるものを何百倍に受け取って返してくれる。コネクトできた」という言葉には、地元の方は胸が熱くなったのではないでしょうか。これからも歌を届けていくと歌い上げた君を想う。
ステージからはける時に何度か両手を合わせたのは感謝、そしてごめんねの気持ちだったかな。

すべてを受け取って楽しむつもりでも心配性なおばちゃん。明日もあるのにと、拍手を送りながらも心の底ではアンコール出てこなくてもいいよって思ってた。
でも出てきてくれるよね。いつもは泣いちゃうたんぽぽ、一つひとつ噛み締めるように聞いた。
「皆さんにとっての花になりたい。皆さんができるだけ好きな僕でいられるよう。嫌いな僕もいるし、僕はそんなに出来のいい人間ではないので」
甲高い声で「そゆとこもあるのーみたいなね」って笑いも取りながら「たんぽぽのように咲きたい」と。完璧でなくても、みんなに寄り添うことはできる、寄り添って行きたいって意味かな。泣いちゃうよ。

STEP!からオーラスのノンフィクション。ほんと、起きることすべてノンフィクションだね。筋書きなんかなくて、転びながらでもLife goes on。そしてThe show must go on。最後のお辞儀、いつもの地声のありがとうございました!はなく、大きく両手を広げた後深々とそして長く頭を下げていた。忸怩たる思いは胸に閉じ込め、横須賀の時のように「神様のいじわる」を吐露することもなくやり切った。

この日のステージを務め上げるために、当たり前だけどチーム松下総力を挙げてバックアップしたと思う。コンディションを少しでも上げるために力を尽くし、お客さんに満足してもらえるよう。

何より、バンメンの皆さんの強力なサポートなくしては成り立たなかったと思う。出ない声は楽器の演奏やエフェクトでカバーし、状況に合わせてピッチも調整。トークもステージからの盛り上げもフルパワーで。

アンコール後のバンメン紹介、洸平さんは「僕にとってのたんぽぽのようなバンメンを紹介します」と言ってメンバーをステージに呼び込んだ。まさしく、寄り添うようにいつも側にいて力付けてくれる存在。カンちゃんのグッズ紹介コーナー、この日はR&MEワッペンだったんだけど、Tシャツの裏につけた「ME」をぺろっとめくって見せた時、「裏ではいつも自分が支えているよ」って言ってる気がしたって書いたら深読み過ぎるかな。

でも、バンメン揃ってのご挨拶。横一線に並んで繋いだ手を上げる姿には、確かに全員で力を出し合って描いた景色への誇りと満足を感じて胸が熱くなった(その前に、普通に手をつなごうとする洸平さんにカンちゃんが恋人繋ぎをしかけるわちゃわちゃがまた尊かったんだ)。
そして何百倍にも思いを受け取って返した名古屋のオーディエンスもまた、彼らを支え景色を描き出す色のひとつになったと思う。

過ぎるほどの心配性な私にとって、過去2回のように多幸感にあふれたライブではなかったけれど、でもこれもまた最高の景色として胸に残る宝物。
とは言え、性分だから心配は尽きないわけで。。大丈夫かなってお友達に連絡してみたりアフターで飲んでいてもどこか気持ちは落ち着かない。
私の名古屋閉幕は翌日、晩御飯を食べながら静岡で元気に伸びやかな歌声を披露していたと幸せにあふれたTLを見た時。夫にドン引きされながら、「よかった〜よかった〜」とおいおい泣き続けていたのでした。

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