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愛知CL 10-4 最終76位 ターボ(チンパン)トドロクツキ



①はじめに

はじめまして、つっちーです。4月13日~14日に行われた愛知CLにて10勝4敗の最終76位の成績を残すことが出来ました。
今回は愛知CLにて使用したトドロクツキデッキをご紹介します。

②自己紹介


私はガンガン攻めるデッキが好きで、殴ることしか考えていない通称「チンパン構築」をよく使います。
私の信念は「好きなデッキで勝つこと」です。どのデッキで戦うかでなく、どう戦うか。好きなデッキで環境デッキに勝つにはどうすれば良いのかだけを真剣に考えてきました。どんな対面でもある程度戦えて勝てる強いデッキを使いたいと思っている方はTear1デッキをメインに使うと思います。そういう方にはこのトドロクツキデッキはオススメしません。残念ながら盤面が整ったリザードンexやルギアVSTARには基本勝てないという致命的な欠点があります。それでも「トドロクツキが好き」、「ガンガン攻めるデッキが好き」と強く想える方、ぜひ参考にしてみて下さい。
そんな方々の希望になれたら私はこの上なく嬉しいです。

③デッキコンセプト


「やられる前にやる」
後手1ターン目から攻撃を開始し、相手の盤面が整う前に崩壊させます。相手との対話を一切拒否し、一方的にトドロクツキを押し付けることでサイドレースを有利に進めます。

④デッキ構築の経緯


トドロクツキexが登場してから、ずっとメインで使い続けてきました。最初はトドロクツキの扱いに慣れず、結果が付いてくるようになったのはつい最近でした。今年3月3日に行われたシティリーグで使用した構築です(結果はBest4)。愛知CLにて使用した構築と2枚しか変わりません。この頃から構築がある程度決まっていました。

3月3日シティリーグにて使用した構築

その後、「ブーストエナジー古代」が後手1から攻撃する際の不純物だと感じて不採用にし、「大地の器」4枚目とテツノツツミを採用しデッキの更なる安定化を計りました。この変更は正解だったと思います。愛知CLにて実際に使用した構築が下記になります。

愛知CLで使用した構築

⑤他のトドロクツキデッキとの差別化点


ノココッチや「探検家の先導」を多投した構築がメジャーですが、それらの構築との差別化点として下記が挙げられます。
1.「げっこうしゅりけん」を使用できる
後手1から「げっこうしゅりけん」を使える構築は現環境で恐らくこれしかありません。後手1での成功率は極めて低いですが、決まれば概ね勝ちです。狙えそうな手札の場合は積極的に狙いに行きましょう。愛知CLでは全14試合中4回「げっこうしゅりけん」を使うタイミングがありました。特にDay1でリザードンexデッキと対戦した際、後手1「げっこうしゅりけん」で相手のヒトカゲとポッポを倒してたねポケモンがいなくなり試合が終了しました。

2.後手1で「カラミティストーム」を使用できる
ノココッチ型でも使えますが、こちらの構築の方が後手1で使える確率は高いと思っています。パオジアンexやアルセウスVなどを後手1から倒してサイドレースを有利に進められるのもこの構築の強みです。

3.事故率が低い(はず)
後手1から攻撃するためにデッキの安定性を最優先にしている為、事故率が低いです。

⑥採用カード ( )内の数字は採用枚数

トドロクツキex(4)
メインアタッカーです。後手1から220ダメージの高火力技「カラミティストーム」を使うことができ、HP の高いexポケモンに対しては「くるいえぐる」による強制気絶など攻撃性能が非常に高いです。

トドロクツキ(2)
サブアタッカーです。主にヒトカゲ、ビッパ、ポッポ、セビエ、キュワワーなどHPの低いたねポケモンを倒します。HP140と高めなおかげで「おとぼけスピット」「ロストマイン」を耐えるのが偉いです。

ミュウex(1)
こちらがサイドレースを有利に進めている終盤は相手が「ナンジャモ」を使用して捲ってくるため手札が細くなります。その前のターンにミュウexを置いておいて手札干渉に備えます。基本的に相手はバトル場のトドロクツキexを無視できないため、ミュウexは生き残ることが多いです。また、逃げエネが0なので「いれかえカート」でバトル場にミュウexを出してあげたら、ベンチのトドロクツキに「ダークパッチ」を使い、そのままバトル場に出すことができるため非常に便利です。ミュウexがバトル場スタートしたら後手1攻撃の要求が格段に下がります。また、ミュウexにエネルギーを付ける暇がないため「ゲノムハック」はほとんど使用しませんが、相手の不意をつけるため「エネルギーつけかえ」が手札に沢山ある場合は意識しておいた方がいいです。

かがやくゲッコウガ(1)
このデッキを回すのに必要不可欠なポケモンです。「ダークパッチ」「オーリム博士の気迫」を使うためにトラッシュに送りたい基本エネルギーをコストにして2枚ドローできるので一石二鳥です。ポケストップでトラッシュされたら1番困るカードです。

イキリンコex(2)
このデッキのエンジンで、手札事故を回避してくれる強力なカード。後手1で確実に使いたいカードです。サイド落ちを考慮して2枚採用です。

ネオラントV(1)
後手1で山札を掘り進めても「オーリム博士の気迫」にタッチ出来なかった場合に使用します。終盤で「ツツジ」を任意のタイミングで使用したい際にも使用します。この構築には基本水エネルギーが入っているため「アクアリターン」を使うことができ、特性の再利用が可能です。エンテイV、ウガツホムラex、イーユイexの弱点を突いて一撃で倒せることもポイントです。

テツノツツミ(1)
配信卓でもやりましたが、「くるいえぐる」を誘ってくるHPの高いポケモンexを無視してベンチにいるHPの低いポケモンを引きずり出します。他にも、後手1で倒したいポケモンがベンチにいる場合や、ミストエネルギー付きのHP230以上のポケモンexを退けたい場合、バトル場に居座っているハバタクカミ(特性:あんやのはばたき)を強制的にベンチに退けたい場合など活躍の場はたくさんあると思います。

ハイパーボール(4)ネストボール(4)
安定して後手1にポケモンを展開するためにフル採用です。

大地の器(4)
山札から基本エネルギーを2枚手札に加えるため、山札を大幅に圧縮できる便利なカードです。愛知CL直前までは3枚採用でしたが、やはり4枚採用の方がデッキの安定感が高まります。

トレッキングシューズ(4)
山札を掘り進めるカードで、欲しいカードにタッチしやすくなりデッキの安定化に貢献します。「イキリテイク」を使う前に「トレッキングシューズ」を使用する際は、引いたカードが「イキリテイク」で巻き込まれることを念頭に慎重に使いましょう。使用しないのも手です。私は使います(チンパン)。

ダークパッチ(4)
説明不要の最強カード。問答無用のフル採用です。

エネルギーつけかえ(4)
後手1で「カラミティストーム」を使いたい場合によく使います。「オーリム博士の気迫」で2体のトドロクツキに基本エネルギーを付けた後、「エネルギーつけかえ」で1体のトドロクツキexにエネルギーを集約させられたらあとは手貼りで技を使えます。別のパターンとして、「カラミティストーム」を使いたいトドロクツキexがバトル場にいる場合、「ダークパッチ」でベンチのトドロクツキに悪エネルギーを付けた後、バトル場のトドロクツキexに付け替えてあげれば技を使う要求が大きく下がります。
あとは何といっても「げっこうしゅりけん」を使いたい時です。手札に「エネルギーつけかえ」が2枚あれば基本的に1ターンで技宣言まで到達出来ます。「オーリム博士の気迫」でトドロクツキに基本水エネルギーを付けることを意識しましょう。

いれかえカート(2)
ポケモンが全員たねポケモンなので回復効果のあるこちらを採用。「ダークパッチ」を使って育てたトドロクツキをバトル場に出す際に使います。頻繁には使用しないため2枚だけの採用ですが、困ったことはほとんどありません。カビゴンLOでは必須カードになるため、1枚も無駄にしないようプレイしましょう。

プライムキャッチャー(1)
グッズながらサポート「グズマ」と同じ効果のぶっ壊れカードです。「ポケストップ」で拾えるため相性が非常に良いです。

ともだちてちょう(1)
主に「イキリテイク」で巻き込んだサポートを回収する際に使用します。

オーリム博士の気迫(4)
古代ポケモンメインのデッキには必須の最強カード。基本的に毎ターン使用することを目標にデッキを回します。「溶接工」が懐かしい。

ボスの指令(1)
ベンチのポケモンを引きずり出すサポートで強力ですが、バトル場のポケモンを無視する方法はこの構築にはいくつかある(げっこうしゅりけん、テツノツツミ、プライムキャッチャー)ため1枚採用です。

ツツジ(1)
唯一の手札干渉カード。終盤に使い、引いた6枚のカードで次ターンのリーサル(ボスの指令やプライムキャッチャー)を準備します。「ナンジャモ」だと自分の引けるカードも少なく、次のターンのリーサルを決められないため不採用。

ポケストップ(4)
この構築に入ってるグッズが28枚と非常に多い為、当たりとなるカードが多いです。基本エネルギーもトラッシュに送りたいので当たりに含まれます。序盤~終盤全てのタイミングで腐らない優秀なスタジアムです。「カラミティストーム」の打点を大きくするためにもフル採用。

基本悪エネルギー(7)基本水エネルギー(3)
デッキを回すために「かくしふだ」を多く使う関係上、最低でも10枚は欲しいです。「げっこうしゅりけん」を使うため基本水エネルギーも採用しています。2枚だと要求が高いと感じたため3枚採用です。

⑦回し方


先1の相手の盤面を見て、後手1技の選択肢の最適解を考える

手札及びサイド落ちを確認し、最適解に到達できる確率が最も高い処理順で山札を縦引きする

後手1攻撃の成功率 ※個人の感想です。
「あだうちやばね」80~90%
「カラミティストーム」 60%~70%
「げっこうしゅりけん」 10%

後手1ターン目において上記技を宣言するまでの過程が1番重要です。
処理順は基本的に下記になります。
1.「イキリテイク」
2.「かくしふだ」「トレッキングシューズ」
3.「オーリム博士の気迫」
4.「ポケストップ」

順を追って説明します。
1.「イキリテイク」
後手1は「イキリテイク」で巻き込まれて欲しくないカードがほとんどです(基本エネルギー以外)。「イキリテイク」を使う前に、それらのカードを「かくしふだ」「オーリム博士の気迫」の縦引きで引いてしまうと中盤以降のリソースが無くなってしまうため、先ずは「イキリテイク」を使います。「大地の器」で持ってきた基本エネルギーを「ハイパーボール」でトラッシュに送るなどして積極的に山札を圧縮します。

2.「かくしふだ」「トレッキングシューズ」
「かくしふだ」と「トレッキングシューズ」で積極的に基本エネルギーをトラッシュに送り、「オーリム博士の気迫」をプレイする準備をします。

3.「オーリム博士の気迫」
理想はトドロクツキ2体を盤面に置き、基本エネルギー2枚以上トラッシュにある状態で「オーリム博士の気迫」を使うことです。

4.「ポケストップ」
要求を超えられなかった場合に最後の手段として使います。グッズの枚数が多くて当たりやすいと言ってもトラッシュに送られると困るカードも多い(サポート全般、かがやくげっこうが、ネオラントV、)ので当たりカードが山札に何枚あるのか確認してから使用しましょう。

⑧各対面における戦い方


・リザードンex
明確に不利だと思います。「カラミティストーム」では倒せないリザードンexを「くるいえぐる」で倒すと、返しにヒトカゲの技「ヒートタックル」でトドロクツキexが簡単に倒されてしまいます。ブーストエナジー古代があれば「ヒートタックル」や、序盤の「バーニングダーク」、終盤の「かえんばく」を耐えるため多少戦えると思います。
後手1から「あだうちやばね」でヒトカゲorビッパorポッポを倒す且つ1ターン貰えるよう祈ります。理想は後手1「げっこうしゅりけん」です。決められたら概ね勝ち。

・ルギアVSTAR
基本的に不利ですが、後手1の動き次第で有利になります。やられる前にやります。先1でルギアVが1体だけの場合はチャンスです。後手1から「カラミティストーム」でルギアVを倒すために全力でデッキを回します。ルギアVがベンチにいる場合はプライムキャッチャーやテツノツツミの特性でバトル場に引きずり出します。

・ロスト系統
後手1から「あだうちやばね」をキュワワーに当てられたら五分五分で戦えると思ってます。
2ターン目以降に隙を見て「げっこうしゅりけん」をキュワワー2体に当てたいので、基本水エネルギーは序盤は隠しておきます。このデッにおいて非常に重たいガチグマexは「くるいえぐる」でしか倒せないため、極力無視してベンチのポケモンを倒しにいきます。もしくは「ブラッドムーン」を打った後に「げっこうしゅりけん」を後ろのキュワワーやヤミラミに当ててガチグマexを縛りたいです。

・パオジアンex
個人的に有利だと思っています。先1でパオジアンexが特性を使うためにバトル場に出てくることが多いので、後手1から「カラミティストーム」で倒しに行きましょう。相手目線だとサイドを2枚取られた状態から、先攻2ターン目(確実にセグレイブに進化させないといけないターン)が始まるため捲るのが相当大変だと思います。

・アルセウスVSTAR
かなり有利だと思っています。先1でバトル場のアルセウスVにエネルギーを付けて番が返ってくることが多いので、「カラミティストーム」でそのアルセウスVを倒せば相手は次のターン「トリニティチャージ」しか使えませんので実質1ターン貰えることになります。

・テツノカイナex
後手を取れたら有利です。逆に後手を取られたら不利です(配信卓の試合)。基本的にサイドを1-2-2-2と4回取るため、「ごっつあんプリファイ」でトドロクツキexとイキリンコexが倒されて3-3で取られることを避けるプレイングを心掛けます。上手い方はテツノカシラを適切なタイミングで出してくる為、「プライムキャッチャー」はそれまで温存しておきたいです。

※他の対面は随時更新します

⑨最後に


ここまでご覧頂きありがとうございました。これからも私の好きなデッキを極めていきますので応援よろしくお願い致します。

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