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詩の森

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週に一回くらいのペースで、自作の詩を発表していきたいと思います。俳の森をさ迷っているうちに、いつしか、詩の森に紛れ込んでしまいました。
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2022年2月の記事一覧

【詩の森】戦争しない国へ

戦争しない国へ 想像してみよう 絶対戦争しない国が あるとしたら それは どんな国だろう 豊…

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【詩】15歳の意見陳述

15歳の意見陳述 母に手を引かれ 少年は 訳も分からず逃げてきた あれから7年――― 15歳…

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【詩の森】ことばの欠片

ことばの欠片 私は何があろうと 人を呼び捨てにはしない だから アベさんはどこまでも アベさ…

【詩の森】叫び

叫び 戦争を知らない 総理大臣のことばより 戦争体験者の ことばを 私は信じたい 大橋巨泉さ…

【詩の森】老いる

老いる 忘れ果ててしまっても いいのだ 忘れようとして 忘れられないものだけが あなたのここ…

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【詩の森】雀の話

雀の話 僕は鳥が好きで わけても雀が大好きで こんなことをいうと きっと嗤われるだろうが 雀…

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【詩の森】道程

道程 学校にいくと みんな仲良く 一つにまとまることを 教わっているのだろう 行儀よく 大人しく 先生のいうことをきいて 30人のクラスなら 30分の1の生徒が集まって クラスは1になる それが大事 僕たちは分の一 いつのまにか そんなふうに 思いこんでは いないだろうか 大人になっても――― 僕は今 人口10万人の地方都市に 住んでいる 僕は10万分の1の 市民なのだろうか それとも 1億分の1の 日本人なのだろうか あるいは 100億分の1の 地球人なのだろうか もしほ

【詩の森】鳥

鳥 鳥を尊敬しては いけないのだろうか 僕は熱心な鳥見人では なかったが 30年来鳥見をして…

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【詩の森】政治の話

政治の話 子どもが教科書の 音読をしています どうやら政治の話のようです 政治家というのは …

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【詩の森】寄り添う人

寄り添う人 近所の公園で 立ち話するお母さんたちの回りを きゃっきゃいいながら 子どもたちが…

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【詩の森】ちっぽけな僕の世の中

ちっぽけな僕の世の中  僕にとっての 世の中は たまに飲む同僚の話と 拾い読む新聞と テレビ…

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【詩の森】若者よ、投票にいこう!

若者よ、投票にいこう! もし仮に 有権者100人の選挙区に 2人が立候補するとしよう 10…

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【詩の森】選挙という幸福

選挙という幸福 小学校五年生の少女に 平和って何? と聞けば すかさず 民主主義・人権・環境 …

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【詩の森】僕は会社人間だったので・・・

僕は会社人間だったので・・・ 僕は会社人間だったので 一所懸命働きました 若い頃いくつか仕事を 点々とした後で ついこの間定年退職するまで 同じ会社に36年勤めました 人生のおよそ半分を 文字通り 一生懸命働いたのです 僕は会社人間だったので いつも仕事のことで 頭が一杯でした いくつか趣味をもったけれど それが仕事を邪魔することは ありませんでした 僕にはいつも明日の予定が 詰まっていたからです 僕は会社人間だったので 会社で政治向きの話は 一切しませんでした 入社時の