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子宮内膜症やチョコレート嚢胞による不妊症の漢方相談増えています。

子宮内膜症で妊娠出産、子宝に恵まれました。

子宮内膜症やチョコレート嚢胞による不妊症の漢方相談増えています。

土屋薬局に子宝希望で不妊症の漢方相談に来店される20代、30代、40代のお客さまで子宮内膜症やチョコレート嚢胞などの疾患で卵巣機能が弱くなったり、早発卵巣不全(早発閉経)などFSHが高く、AMHが少なくないなどのご相談は少なくありません

全国的にも漢方薬局に来店される若いお客さまは比較的に排卵誘発剤にも反応しにくいなどの、卵巣機能低下の傾向の方が目立ちます。子宮内膜症や卵管閉塞など困っている方へはてなブログを書いていきたいです。

漢方薬の名前はひとりひとり違いますので、お困りのときには土屋薬局までお電話またはメールなどでご相談お寄せ下さい。

最初に相談先をお伝えします。

土屋薬局の電話は0237-47-0033
メール相談では「土屋薬局の漢方相談表」と「土屋薬局の子宝漢方相談表」の2つを提出ください。

では本編スタートです!

現在の日本では月経のある女性の10人に1人は子宮内膜症であると言われています。現代の日本では女性の社会進出で働く女性が増えて、その結果、結婚年齢も遅くなり、出産年齢が高齢化しています。

すなわち生涯にわたり生理の回数が増えていますから、子宮内膜症になる確立も上がっているのです。

出産年齢の高齢化が子宮内膜症のリスクです。

子宮内膜症による「痛み」と「不妊」対策が中医学、漢方相談にも求められています。

ひどい月経痛に慢性的に悩まされている女性の方の約三分の一は鎮痛剤を常用しています。鎮痛剤を服用するレベルの月経痛、生理痛がある女性のかたの実に四分の一が子宮内膜症と言われています。

子宮内膜症の増加原因は初経の低年齢化、初産の高齢化、出産回数の減少、医学の進歩による診断機会の増加なども挙げられます。

子宮内膜症は子宮の内側の子宮内膜とよく似た組織が子宮腔以外にできる病気です。多くは骨盤の中の腹膜や卵巣に見られます。

子宮内膜はエストロゲンとプロゲステロンの影響によって周期的に増殖と剥離を繰り返します。

子宮以外にできた子宮内膜組織も同じように増殖、剥離して出血を起こします。本来の子宮内膜は剥がれたら月経として膣から体外に排出されますが、子宮以外の場所にできた子宮内膜組織は剥がれ落ちても出口がありません。

そのために血液が体内に留まり、炎症が起こったり臓器の癒着がおこります。

いったん癒着が起こったら薬では治せませんので、手術をして剥がさなくてはなりません。またその癒着は卵管の働きを阻害するなどの不妊の原因となります。

月経痛がひどい方の場合には早目に医療機関の受診をオススメします。

子宮内膜症の発生しやすい部位は、卵巣、卵管、子宮漿膜 、腹壁腹膜、子宮筋層、膀胱子宮窩 、膀胱、外陰、会陰、膣、直腸膣中隔、ダグラス窩、仙骨子宮靭帯、直腸、S字結腸でとくに腹膜、卵巣、ダグラス窩の3箇所に発生しやすいです。

子宮内膜症の原因の一つには月経血の逆流が大きな原因と考えれています。

不要になった子宮内膜が剥がれ落ちて月経血として排出されますが、このときに月経血が卵管を通って腹腔内に逆流することがあります。

月経血の逆流は95%の女性に起こっていることで異常なことではありません。

その逆流してお腹に流れ込む月経血には子宮内膜の組織が含まれています。

それらが腹腔内に広がって、卵巣や腹膜や臓器と臓器の隙間にくっついて子宮内膜症が発生させられると考えられます。

ほとんどの女性に月経血の逆流が起こっているのに、子宮内膜症になる人と子宮内膜症にならない人がいるのは、免疫力の違いが関係しているとも言われています。腹腔内に子宮内膜が流れ込んだときに免疫で臓器に子宮内膜がつかないように処理しますが、何らかの原因で免疫が低下していると臓器に子宮内膜がついて子宮内膜症を発生してしまいます。環境ホルモン、ダイオキシンの影響も子宮内膜症に関係していると言われています。

子宮内膜症の自覚症状には、月経痛、月経時以外の腹痛、腰痛、レバー状の塊がでる、排便痛、腹部膨満感、疲労感や消耗感、性交痛、月経量が多い、不妊状態、頭痛、下痢、肩こり、便秘、不正出血、足の痛み、吐き気や嘔吐、頻尿、発熱、めまい、関節痛

<子宮内膜症における漢方での体質を考慮すると>

子宮内膜症の場合には、生理痛が辛い、生理中に下痢や軟便になりやすい、疲れやすく日中も食後に眠くなったり、疲労困憊だったり、低血圧、朝に弱い、お腹も弱くちょっとしたことでストレスで食欲がなくなったり、朝ごはんを食べられなかったりと虚弱傾向の方が多いです。

子宮内膜症、チョコレート嚢胞、子宮腺筋症などはいわば「冷え性」「虚弱体質」漢方相談でもあります。

この場合は2つの目標があるとすれば ①生理痛緩和 ②妊娠出産です。

どちらも大切ですが、土屋薬局では子宮内膜症、チョコレート嚢胞の漢方相談の場合には「妊娠出産」をゴールに位置づけたいです。

もちろん20代で若いかたでまだチョコレート嚢胞の手術で卵巣にメスをいれるのが嫌の場合には、なるべく小さくなるような漢方相談、チョコレート嚢胞があったとしても5センチ以下で手術はまだ早い段階では漢方薬を上手に服用して積極的に自然妊娠を目指す方法もあります。

過去に数人のかたが子宮内膜症の漢方薬で自然妊娠、出産後はチョコレート嚢胞も小さくなっているというとても良い経過の方がいました。

妊娠すれば生理が1年以上止まるので、ディナゲストや低用量ピルを服用して生理を止めている偽閉経療法に意味的に近くなるからです。

一般的には生理の逃げ道がなくなるのが子宮内膜症の特徴です。だから卵巣に血液が溜まりやすく、生理、月経がくるたびに子宮内膜症、チョコレート嚢胞が悪化していきます。新陳代謝が悪い、基礎代謝が悪いので月経血、生理が逆流してチョコレート嚢胞が悪化していきます。

子宮内膜症は不妊症のおもな原因です。

土屋薬局に来店されるお客さまでも子宮内膜症で不妊、チョコレート嚢胞があって手術歴があるなど。

卵巣機能不全や卵巣機能の低下、また体外受精でも排卵誘発剤がうまく使えない、質のよい卵子がでてこない、場合によっては早発卵巣不全になっている方もいらっしゃいます。ぜひ妊娠に向けて子宮内膜症の体質改善をしていきましょう!

子宮内膜症の漢方理論では、子宮筋腫や月経痛などと同じ、「ちょうか」=しこりの一種と考えられています。

漢方薬学的な原因としては、①血流が悪くなっている血行不良、②冷え性で血行不良に鳴っている疲れやすいこと、③憂鬱やストレスでため息さんなど3つのタイプにわけられます。

血液の流れが悪い、血行不良が酷いと月経痛やレバー状の塊、下腹部痛などをおこします。

「流れる水は腐らない」と言われますが、血液がサラサラに流れていれば痛みはおこりません。血行不良で血液がドロドロと粘っこい感じの特徴は①痛み(子宮内膜症などの疼痛、月経困難症、生理痛など)②しこり(チョコレート嚢胞や子宮筋腫、子宮腺筋症など)③黒ずみ(顔が暗い、血圧が高い、月経血の色が暗いなど)の特徴もあります。

子宮内膜症は「離経(りけい)の血」とも言われて子宮内膜の古くなった排泄する血液の逃げ場所がないから生理のたびに余計に悪化しやすいです。

だから、まずは月経血の逃げるときの月経期間中、生理中には生理がすっきりと終わって生理痛も解消するような方法を用います。

月経期の生理期間中は血行をよくし、余分な血液がしっかりと排泄されるように「血行を改善するサラサラにしてコアグラと呼ばれる塊などを解消する」子宮内膜症の漢方薬を服用します。

冷え症やストレスなどが強いとそれが更に子宮内膜症の血行不良の原因、引き金となり子宮内膜症の症状を悪化させるので、子宮内膜症の体質改善も重要です。

子宮内膜症やチョコレート嚢胞、子宮腺筋症の場合には漢方薬的には疲れやすい、だるい体質があります。

1)疲れやすい 4点

2)風邪をひきやすい 5点

3)よく息切れがする 5点

4)冷え性 4点

5)胃もたれがしやすい 4点

6)軟便、下痢をしやすい 4点

7)頻尿、夜間尿 4点

8)舌は色が淡くて大きく腫れて縁に歯の形がみえる。5点

合計 あなたは何点でしょうか?この点数が高いと子宮内膜症になる体質の可能性が高いですから、ぜひこの先も読み進めてみてください。

西洋医学の子宮内膜症と不妊症の治療はいわば「真逆」の治療ですから、子宮内膜症の状態を見ながら不妊治療をすることになります。

子宮内膜症の漢方薬で副作用が少しでも抑えられるように併用されることをお勧めします。

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漢方薬で子宮内膜症が爽やか~

「子宮内膜症」や「子宮腺筋症」の漢方薬的体質、不妊体質には疲れやすい体質、風邪をひきやすく汗をかきやすい、体の線が細い、胃腸が弱いなどの女性特有の体質があります。

ご飯をしっかりと食べて栄養をつけてないくても子宮内膜症になりやすいかもしれないし、下腹部や足腰も冷やさないことがポイントです。

子宮内膜症になりやすい疲れたり、元気がなかったり、家に帰っても家事をするにも一苦労の場合などの子宮内膜症の虚弱体質を改善すれば、妊娠出産につながりやすいです。子宮内膜症やチョコレート嚢胞の漢方薬的な体質改善になったという訳になります。

子宮内膜症の方の月経痛、生理痛のポイントは生理前後に下痢や軟便になりやすいです。普段、便秘気味だったら通じがその期間はスムーズだったり。

元気が足りないのでスッキリと生理が終わらずに、また冷え性があるので生理中に下痢軟便になりやすいのです。

子宮がポンと月経血を押し出す力も弱いことも原因にあります。

「元気」「気力」が十分にたっぷりあれば子宮内膜症であっても卵巣機能が高まり、いい卵子、卵が育ちます。

黄体期の着床もスムーズになり着床障害も改善です。

妊娠が容易になりやすいです。

妊娠中の流産防止や不正出血対策にも「体の元気」の大事なものが漏れないようにする働きは大切になってきます。

男子にとっても精巣の働きが良くなり、精子の質や運動率のアップにも!

子宮内膜症は疲れやすいです。

ここで西洋医学的に子宮内膜症を考えて、再度、中医学、漢方的に子宮内膜症を検討していきたいです。

子宮内膜症の西洋医学

子宮内膜症は生理のある女性の10人に1人はかかっていると言われている疾患です。以前は30~40代に多い疾患でしたが、最近は10~20代の若い女性にも子宮内膜症は増えてきています。子宮内膜症は毎月の生理のたびに苦しい思いをするだけでなくて、ふだんの行動やセックス、不妊の不安ももたらしてしまいます。

子宮内膜症は、月経時に経血が卵管を逆流し、子宮内膜が卵巣や腹膜に運ばれてその場所で内膜症を起こす「移植説」。子宮や卵巣の上皮が子宮内膜に変化する「化生説」が有名です。また子宮内膜症には、ホルモンバランスや免疫系の異常、ストレス、喫煙・飲酒・晩婚化・少子化などライフスタイルの変化、初経年齢の若年化などにより一人の女性の経験する月経回数が増加していることも一因になっていると考えられています。

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子宮内膜症でこんなお悩みありませんか?

子宮内膜症で日常生活ができず寝込むことがある
子宮内膜症で普段の行動の予定が立てにくい
将来の人生設計、結婚など建てにくくなる
セックスに対する不安
感情の起伏が激しくイライラしたり
落ち込んだり無気力になったりする
子どもが産めるかどうか不安になる
他人からの無理解な言葉に傷つく
仕事を続けていけるか不安になる
自分を否定的に捉えてしまう

痛みや不妊…こんな症状から子宮内膜症と分かりました。

子宮内膜症が発見されるのは生理痛などの「痛み」と「不妊」です。痛みには「性交痛」「排便痛」などの人に相談しにくいことが多いです。

子宮内膜症の生理痛・下腹部痛

子宮内膜症の9割近くが訴える生理痛。月経困難症。 ここ数年間生理痛が激しくなって月を追うごとに鎮痛剤を飲んでも生理痛が治まらず寝込むことも。
プロスタグランジンにより子宮が収縮して経血を外に出しますが、子宮内膜症のかたは内膜症病巣からも分泌されるためかプロスタグランジンの量が多く、余計に子宮が収縮して生理痛がひどくなるようです。 また7割以上は生理以外でも下腹部痛を感じています。子宮内膜症があると骨盤内に臓器に癒着が発生しやすくなります。
そうすると、あちこちに「ひきつれ」がおきて下腹部に痛みを感じるのです。

生理の経血量が多い、レバー状の塊がある

レバー状の血塊(コアグラ)が混じることは7割弱の人が。経血量が多い「過多月経」は半分の人が経験しています。子宮腺筋症の場合は子宮全体が大きくなるので、生理のときに剥がれる子宮内膜や軽経血の量が増えるために「過多月経」が多くなります。
ふつうは出血すると血液は固まりますが生理のときには特別な酵素の働きにより分解されるのでサラサラのかたちで生理は排出されます。ところが経血量が多いとこの酵素の働きが間に合わないので、溶かしきれなかった血の塊が経血に混じってしまうのです。
目にみえてレバー状の塊が増えたり、夜用ナプキンでも心配なほど経血量が多かったら子宮腺筋症の可能性があります。

子宮内膜症の腰痛

下腹物痛だけでなくて腰痛も6割の人にみられます。痛みは腰以外にも、背中や股関節、太ももや足にまで広がる場合もあります。生理中以外にもみられます。これは骨盤と腰や足を支配する神経がつながっているために起こります。プロスタグランジンも関係しています。
また子宮内膜症があると癒着によって子宮後屈が起こることがあります。普通はお腹側に倒れた前屈状態の子宮が腰側に屈曲してしまうのです。そうすると腰痛なども出やすくなります。

子宮内膜症の吐き気・嘔吐

吐き気や嘔吐を起こすこともあります。生理中にみられる症状です。プロスタグランジンの作用で胃が収縮するために起こると考えられています。
またプロスタグランジンが腸に作用して腸が収縮し、下痢を起こしたり、逆に腸に起こった腫れや後屈した子宮が直腸を圧迫することで便秘が起こることも。
腫れた子宮や卵巣で膀胱が圧迫されることで頻尿になることも。

子宮内膜症による不妊症

子宮内膜症だから必ず不妊になるわけではありませんが、不妊のかたは腹腔鏡検査をすると子宮内膜症がおおく見られるのは事実です。
また確定診断された子宮内膜症の人の約半数が不妊で悩んでいることが分かります。
不妊の原因としては、卵管や卵巣のまわりに癒着があるために妊娠しにくいとか、おなかの中の環境が悪化して受精や着床が妨げられるなどが考えられています。
でも、はっきりした不妊になる原因は分かっていないそうです

子宮内膜症の肛門奥痛・排便痛

子宮内膜症の病巣が直腸やその付近にあったり、癒着がその周辺に起きていたりすると、便やガスが通過するときに痛みを感じます。
排便痛があるとトイレに行くのが怖くなって痔になったり、肛門奥痛を痔と勘違いしてしまうこともあります。血便があるときには腸の検査をして悪性腫瘍でないことを確認する必要があります。
内診のときに肛門や膣に痛みを感じることもあります。

子宮内膜症の性交痛

子宮内膜症の半数近くにセックスのときに痛みを感じる性交痛がみられます。おなかの中に子宮内膜症の病巣があると、そのあたりに癒着やしこりができることが多く、ペニスが挿入されたり、動いたりすることで力が加わるたびに激痛や鈍痛が走るのです。
性交痛があるとパートナーとの関係に大きく影響します。子宮内膜症を抱えているときには子どもは欲しい、でも性交痛でセックスが辛い。といいう二重、三重の苦しみを抱えることになってしまいます。
正常位のほかにも体位を工夫するなど、子宮内膜症の病巣を刺激しないようにすることも、痛みを避けることも可能です。

子宮内膜症の自覚症状

生理痛
生理以外の下腹部痛
レバー状のかたまりが出る
腰痛
排便痛
腹部膨満感
不妊状態
生理の経血量が多い
性交痛
疲労感や消耗感

子宮内膜症は命に関わる病気ではありませんが、完治が難しいのも事実

子宮内膜症は本来、子宮内膜をおおっている子宮内膜がなぜか別の場所で発生してしまう病気です。卵巣や卵管、腸などさまざまな場所に発生し、そこで本来の子宮内膜と同じように生理のたびに増殖や出血を繰り返してしまいます。
ところがそこには月経血と違って膣のような出口がありませんから、血液がそこに溜まって病巣をつくり、炎症を起こしてしまいます。
初期には色もなく、発見できないものもありますが、それが出血を繰り返して少しずつ大きくなっていきます。
病巣は小さなものが点在していることが多く、手術で完全に取り去ることが難しいことも。ただし子宮内膜症はがんと違って良性の腫瘍です。命に関わることはありません。

子宮内膜症では「癒着」が起こるためにさらにやっかいなことに

さらにやっかいなのは子宮内膜症では「癒着」が起こりやすいということです。癒着とは傷を治すために皮膚と皮膚がくっつくこと。
普通は体内の手術でメスを入れた場所に発生します。子宮内膜症では発生した子宮内膜が剥がれて傷ができるために、身体がその傷を修復しようとしてとりあえずまわりの臓器や膜にくっつくのです。
この癒着のために臓器や膜がひきつれたり、ねじれたりして、痛みや不快感がおこります。

子宮内膜症は原因が分からない病気なので精神面への影響が大きく、自分を責めてしまう人も

子宮内膜がさまざまな場所にできることははっきり分かっていないので、人間関係のストレスや食生活のせいかも?と自分を責めてしまう人も。子宮内膜症は日常生活や対人関係、性生活に至るまであらゆることに影響を及ぼしやすいです。

子宮内膜症のつらい症状が及ぼす影響

ふだんどおりの家事ができないときがある
日常生活ができずに落ち込む時期がある
ふだんの行動の予定が立てにくい
落ち込んだり無気力になることが多い
人生の可能性が狭まった気がする
人のつきあいに支障がでる
仕事や学校を休む日がある
感情の起伏が激しくなる
将来の人生設計が立てにくい
将来の不妊の可能性が不安

西洋医学の子宮内膜症の治療法

子宮内膜症の治療法は大きく分けて2つに分けられます。

①ホルモン療法
子宮内膜症はエストロゲンという女性ホルモンによって病状が進行します。そのためホルモン剤を使って偽妊娠・偽閉経状態にし、子宮内膜症の悪化を防ぎます。
「スプレキュア」など点鼻薬を使って閉経状態にし、エストロゲンを出なくする治療法が一般的です。ただ、一時的に閉経と同じ状態になるのでのぼせやほてり、発汗、イライラ、うつなど「更年期障害」のような副作用がよく見られます。

「ディナゲスト」
子宮内膜症や子宮腺筋症に用いるお薬です。子宮内膜症は、子宮内膜と同様の組織が子宮内膜以外の場所に現れ、女性ホルモンの卵胞ホルモンの影響を受けて増殖と剥離・出血を繰り返す病気です。ディナゲストは、女性ホルモンの分泌をゆるめ、また子宮内膜病変に直接作用することで、病巣組織の増殖をおさえます。
その結果、生理が軽くなり子宮内膜症や子宮腺筋症に伴うつらい症状がやわらぎます。子宮内膜症の場合、8割くらいの人に有効です。
黄体ホルモンの新しい子宮内膜症治療薬です。
偽閉経療法をおこなう従来からの薬と比べ、作用がおだやかで比較的副作用が少なく、有用性と安全性が示されています。
一方で、不正出血を起こしやすいのが難点です。

②子宮内膜症手術療法
子宮内膜症が進行し、ホルモン療法では難しい場合は開腹手術や腹腔鏡手術になります。現在は腹腔鏡を使った検査や手術法が発達しており病変をレーザーで焼いたり、癒着した臓器を剥がす、卵巣のう腫を取り除くなどの処置をします。
ホルモン療法や手術で病巣を小さくしたり、取り除くと一時的に病状はとてもよくなります。症状が軽くない場合は先に子宮内膜症の治療をし、そのチャンスを見計らって妊娠をめざします。
こちらも新たに「子宮内膜症」「子宮腺筋症」の不妊体質改善、「妊娠力アップ」のための漢方講座として書きました。

ご主人さまと夫婦2人で来店されるケースも多いです。夫婦で検討して漢方相談にご来店くださいね。

薬剤師、国際中医専門員A級、不妊カウンセラー 土屋幸太郎

ホームページ 土屋薬局 中国漢方通信

ブログは 土屋薬局公式ブログ|山形県東根市

ツイッターは 土屋幸太郎@土屋薬局 山形県東根市 です。

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