悲しく、とても恐ろしく、しかし懐かしくて涙が止まらない。

今日見た夢を書きます。

何かが原因で死んでしまった、もしくは死んでいるかもしれない人間がたどり着く施設のような場所で、生前とても深く関わりがあった人と過ごすという夢を見た。

その施設には、ぼくの母親と友人2人がいた。
あまり気にしてはいなかったが彼らも死んでしまっていたのかもしれない。

現世で意識が復活した場合はすぐさま外界へ帰られるようになっており、その旨はメールか何かで伝えられる。

僕は自分が死んでしまっているかもしれない、ということに対して夢の中でありながら若干の恐怖を抱いていたのだが、僕以外の3人はさながら現実での態度と変わらずに接してくれた。
ただ、少し気になったのは僕の事を全く心配していなかった事だ。

昨日のことを思い出そうとしながらなぜ死んでしまったのかを考えていた。
答えは出なかった。
思い出せなかった。
出なくてもいいや、とも思ったから。

そこでの生活は現実よりも、ひっそりとしていて、静かで、朗らかであった。
家族や友人と心満たされるまで楽しく過ごすのみだった。
なんにも嫌なことなんてない。
自分が死んでいるかもしれないということを除いて。


そこから一変して、友達の1人が死んでしまった。
恐らく現実での自分を何らかのツールで確認したところ、助かる見込みがなかったからだったと思う。

とても、怖かった。
このことを目の当たりにしたとしても、僕の家族やもう1人の友人は全く気に止めておらず、なんなら日常の一コマとして軽ーく受け止めていただけだったのだ。

それが、なんだか不気味で恐ろしく感じた。
もう、全部諦めてしまっているように感じた。

そこから僕がどうなってしまったかは覚えていない。
でも、なんだか凄く懐かしい夢だった、続きを見たいと思ってしまった。

今日はなんにも出来なかったね。
そういう日があっても良かったのかな。

すっかりさびれてしまった遊園地

アナログ筐体のゲームセンター

真夜中のメリーゴーランド

少し錆び付いたオルゴール

とても大事なことを忘れてしまっている。

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