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ワンポイント教室#8 (短め)
対局&まえがき
この碁は野狐囲碁におけるネット対局で、私の白番、相手は2段の方です。
今回は短めです。
というより今回は細かい手に対する解説というよりは考え方に対するワンポイントアドバイスになります!
内容
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今回スタートは普通の流れからになりました。
ここで一つ!
白は8とケイマに低く受けました。
もちろん碁は色々な打ち方がありますが、左上で高く受けているため、左下は低く受けました。
このように高いと低くをバランスを交互にとることによって序盤における形のバランスの悪さは少なくなります。
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左下の白18や20は部分的にはかなり甘い進行ではありますが、中央での戦いや模様が好きな自分としてはじっくりしていて厚い変化です。ここら辺は好みの問題でしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1711914242630-2uQBYXOfUV.jpg?width=1200)
黒は左上隅に入って実利を稼ぎに来ました。そこまでは問題なかったのですが…29と30の交換から雲行きが怪しくなってきました。
*模様を荒らす際の大事な考え方としては、模様が完成する1歩から2歩前あたりに荒らすのがタイミングです。
その意味では30と広げさせたのはかなり危ない進行と言えるでしょう。
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それを踏まえると、このタイミングで一度左辺の白模様を牽制する意味でカタツキあたりから行くのはどうだろうか?白が受けてくれるなら、制限成功!もし反撃に来ても逃げ帰れる場所です。
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実践は一歩後から踏み込んで来ました。
ここで白として考えてはいけないことは、地がないと焦って小さく囲いに行くことです。
模様碁の大事なことは入ってきた相手の石を攻めて新しい模様なり厚みを作り別の所に展開することです。
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そのため大事なことは"攻める"ことであり、"取りに行く"ことではないということです。その時に気をつけなくてはいけないのが、攻めている時に自分が被告にならないようにするということです。
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実践は黒はなんとも生きることはできましたが、左辺の白地はまぁまぁありますし、何といっても中央の厚みが壮大すぎます。こうなると白の勝勢はよっぽどのことがない限り動きません!
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形勢が良くなったら無理をしない。これも大事対局マインドです。この対局では右辺を無難に収まっておいて白はどう打っても盤面10目以上は厚い形勢です。この後の進行次第では差は開くかもしれません。
あとがき
今回は模様の消し方に関わるポイントを紹介しました。知りたいテーマなどありましたら、コメント欄やXから是非よろしくお願いします。
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