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ワンポイント教室 #4


対局

この碁は野狐囲碁のネット対局で、私の白番で相手は1段の方です。

内容

私は相手から17のように打ちこんでこられた場合上ツケで対応することが多いです。私は良く下手の方たちには"普通"に打ちましょうと声をかけることがありますが、実際問題普通は人によって違うということ。しかしなぜか低段者の方たちに共有の普通もあるみたいで…

なぜかこのような変化をよく目にする。聞いた話では辺に白地が作られてしまうのが怖いらしい…
でもなぜかカケツガずに伸びてしまうらしい。

左辺は見るも無惨な格好である。
さらに黒33のトビもよく見る。
地が気になり過ぎるというのが棋力向上を阻害しているように思える。 
彼らに共通しているのは、相手に外回りの厚みや模様を作られてしまうことに、違和感や不快感がないということ。しかしそのくせ、作られてしまうと途端に焦って深入りしてしまうということ。つまり局面全体を見る訓練が足りないということなのだ。私の感覚では少なくとも野狐の4段くらいまでの人は碁盤の4分の1を見るので精一杯なのではないか?

所謂普通の進行の一部だが、これを普通と捉えることが出来るという時点である程度棋力があると言うことなのだろう。

実践結局慌てて侵入してかたが、もうどこもかしこも死にそうで、無茶苦茶である。ただ黒の頭にあるのはどうにかして白の"地"を減らしたいということ。

その為自分の石の死活が疎かになってしまう。左辺での噛み取られに似ている感じだろうか?
碁において"地"は最後の最後で、まず最初に考えなくていけないことがるはずだ。低段者からの脱却はそれに気づくことからであろう。

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