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星陣 AI打ち込みシリーズ#2 対 星猛虎 白番


対局

この碁は星陣囲碁サイトにおける無料AIの最高段位である星猛虎(星陣3)との打ち込み碁の第2局目である。
この対局は古い形式を採用しているので、互先でもコミ無しである。
ルールは江戸時代以降の十番碁と同じルールで、四番勝ち越しで手合い改めです。
AIは持ち時間の指定無し。私は一手30秒一回の早碁形式である。

内容

黒9のツケは難解定石への誘いである。

白はオサエて誘いに乗ってみた。
こうなるとただでは済まない。

私はこの定石においては、このツギからの外回りを取る変化を愛用している。

白28のアタリまで部分的には互角である。

このケイマは少し意外だった。
この定石系にそこまで詳しくないだけかもしれないが、確かに良い手である。

トビからぼちぼち打つくらいかと思っていたが、なんとも積極的である。

38で一応形になったと思ったが…

当然といえば当然である。
ツケコシが上手い一手で、白としては少し困ってしまった。

仮にケイマのツケコシをキリにいくと、嵌りでこれは一気に碁を駄目にしてしまう。

そのため凹まされてしまった。
しかし白も急所を絞めてぼちぼちかと思っていたのだが…

黒47のケイマはかっこいいの一言である。
一応ある程度読んだ上で仕掛けたつもりだったのだが…

この図なら白も面白いのではと思っていたが、どうやら勝手読みだったようである。

黒53を打たれてはっとした!
というのも黒の一団は白から打てば取れるからである。

白66までで黒は取られなのだが、これはむしろ捨て石と呼ばれるものだろう。

黒69と中央をしっかり守られてしまうと白さほど面白くないような気がする。確定地が増えたのでそれほど悪いというわけでもないが、やはり気分的には良くない。さらに下辺への今後の働きかけ方が難しくなってしまった。早碁であることを踏まえても白厳しい…

気をとりなおさして下辺と思ったが、白74のカケからのサバキはどうやら上手くなかったようである。

黒にはこの89のマガリが最終兵器として残っていた。しかしこれには白と対応策を用意していたのだが…

白90はちょっとした自慢の返し技かと思っていたのだが…

どうやらこの97のハネを見落としていたようで一気に駄目の雰囲気になってしまった。

中央は生きようと思えば生きるが、下辺がまる取られである。

これでは勝負にならない。

最後は黒から綺麗にまとめられてしまい…

ここで私白の投了となりました。

黒番の碁はなんとか耐えたのに対して、白番は実質完敗なので何局目まで耐えられるかわかりませんががんばります!

あとがき

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