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ワンポイント教室 #2


対局

この碁は野狐囲碁のネット対局で私の黒番で相手は1段の方である。

内容

白の26の飛び下がりは珍しい手のような気がする。

低段者の碁は全体的に問題があるのかというと、そうではない。むしろ全体的にみたら良く打ててる。特に一本道の読みなどはむしろしっかり打てている程である。ではどういうところで差ができてしまうのか?もちろん難しい読みなどによる所謂詰碁力の不足もあるだろうが、1番はぼやけた局面での選択である。この局面においてもそれが言えるが、白として目を向けたいのは下辺か右辺である。

右辺に開くことでサラッと碁を進めるというのは一般的でありむしろわかりやすい進行かもしれない。このように小目などからスタートする碁に関しては知識や経験などがある程度あれば高段者相手にもそんな差ができずに中盤あたりまで碁をすすめることができる。一方で下辺に関しての場合

実践白は下辺に目を向けましたが、42は残念だった。白の断点が気になってしまい、44と消極的になってしまいました。そのため一気に碁が悪くなってしまいました。

この場合は白1とハネる一手だった。これなら白は形勢有利を維持できていました。これがある意味感覚と言われているものかもしれないが、意外とそうではない。棋譜並べをすることによってこのようなハネの手は感覚として身につくものです。

下辺の白2子が飲み込まれた上に、右辺が消されてしまい、これによって碁としてははっきり黒勝勢になりました。棋力アップを目指す上で詰碁や実践は大切だか、私は何より棋譜並べが重要だと思う。"感覚"と呼ばれているものは天才とかそう意味ではなく、練習の賜物であるということである。

あとがき

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