古碁から学ぶシリーズ#3-1
対局&まえがき
この碁は1582年に行われた対局で
白:本因坊算砂 vs 黒:利賢
対局としては前局に続き最終手の形勢に関して不思議な終わり方をしている。
またこれは本能寺の変の前夜、織田信長の御前であった囲碁の名人対局とされており、「不吉の前兆」とされる「三コウ」と呼ばれる珍形が出現したということになっている。そしてその直後に信長が命を落としたことと結びつけられ、今に伝わる逸話となっている。ただ、途中まで記された2人の対局とされる棋譜の手順では三コウは確認できないことから創作話とするのが一般的である。
総譜
内容
今回は初手から50手目までを見ていくこととする
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