見出し画像

お財布選びはじんせい選び

※スキ(ハートボタン)を押すと「インターネットあるある占い」が表示されるように設定してみました。是非試してみてください。  

◇ここから本文◇

財布選びってホント一長一短で、どれを買っても何かしら後悔しそうで選択コスト高すぎるよね。

①価格

②品質/ブランド力

③カードの出し入れしやすさ

④小銭の出し入れしやすさ

⑤紙幣の出し入れしやすさ

⑥コンパクトさ

⑦見た目のカッコよさ

思いつく限りでこれくらい考えなきゃいけないし、いくつかの要素は相反し合うわけでジレンマ、トリレンマどころか少なくとも6レンマ〜8レンマくらいある

そもそも財布って「オールインワンスタイルが良いのか/複数持ちが良いのか」もその日/その時/その持ち主によって違うわけだ。

おれの周りの男性は(おれ含め)大小二つ持ちスタイルが多い。メインのデカい財布は基本的に鞄に入れっぱなし/大体の出入金やカードによる手続きは小さいほうのサブウォレットで行うと。

特に最近はキャッシュレス化によって現金の出し入れの機会も減ってきたから、侍のように大小使い分けたくなるのもよく分かるし、八割型サブウォレットかスマホ決済でコトが済んでしまう。

こうなってくるとどっちがサブでメインか分からんね。ちなみに男性の友人たちは小銭入れの付いたキーケースやマネークリップを「脇差」として使っているらしい。とくに不便ないとのこと。

このへん女性とかはどうなんでしょうね。未だにわりとゴツい財布持ち歩いてるイメージがあるんだけども。

今回のおれの財布選びはサブウォレットがヘタって来たし、機能的にはそこまで不満無いんだけど2000円くらいの安物を数年使ってしまったから、年齢的にももう少しハイクオリティなものを持ちたいなってところ。

できればエージングの楽しみがある本革製が良いし、普段はジャケットスタイルが多いので薄めの財布が良い。このあたり長財布vs二つ折りvs三つ折り論争なども絡んでくるためさらにややこしい。

小銭はそこまで多く持つ気はないが、紙幣の出し入れはしやすいほうがいいし、カードも7〜10枚くらいは持ち歩きそうなのでわりと悩ましいのだ。

ほんでもって財布・レビュー系のサイトや動画などを漁って見たところ、必ず「ミニマリスト」が現れてカード二枚くらいしか入らない財布を薦めてくるのな。

いや、それ自体は別に悪いことじゃないけどミニマリストって基本的に都心住まいを前提としているよね。

車乗ってるだけで免許証やETCカードに加えてゴツめのスマートキーなどが持ち物に追加されるわけで、おれのような郊外住まいの自動車移動前提マンとしてはいまひとつ参考にならない。そんな名刺入れみたいな財布買ったら、いくらサブとはいえ、すぐ後悔してしまいそうなのだ。

さらに言うならば、今後数年でさらにキャッシュレス、カードレス化も進むと思うので、必然的に「今のライフスタイルに合わせた財布」を買ったところですぐ時代遅れになりそうな気もする。

奮発してちょっとお高めの革財布などを買ったとして「よーしパパ、この財布大事に使って経年変化も楽しんじゃうゾ~」とか言ってるウチに無用の長物になりかねんわけやね。

そんなことを考えると「そもそも買い換えること自体が間違いなのでは?もうちょっと我慢して使ってみるのが最善なのでは?」説まで有力になってくる。

なのでまず買い替えを考える前に「財布の中身の圧縮化」をここんとこずっとやってたワケよ。

たとえばTカードや楽天ポイントカード、ポンタカード、Dポイントカードなどは全部スマホアプリでデジタルカード化が可能であるし、最後の二つはApple Payにも取り込んで使えるようにもなった(ただしApple Pay経由で使える店はまだ少ない)。

ちなみにJAFの会員証も公式アプリによるデジタルカード可能であるためやはり持ち歩く必要は無い。こういう「普段めったに使わないけどいざというとき無いと困る」系のカードって財布をホント圧迫するんだよね。

とはいえ上記の電子化できるものは、全て財布から抜いても概ねOKということになる。これで少し財布がスッキリした。

他にも期限切れのクーポンやらサービス券、もう行かなくなった店のポイントカード、会員証などは心置きなく処分だ。レシートや領収書の類も確定申告などに必要な分を除いてはもちろんゴミだ。

このあたりで「捨てたいのに捨てられない」手ごわい連中が浮かび上がってくる。

たとえば「滅多に行かない店だけど、たまに利用するときは必ず会員証が必要な店」の会員証、特にネットカフェとかの類な。

そして診察券。これも捨てたら再度発行することになってしまうのでタチが悪い。あと役所系のカードなどもやはり捨てられない。めったに使わないくせにわりと重要なヤツだ。

その他、ガソリンスタンドの給油カードやら洗車カードも処分できない。微額のポイントは諦め切れるが、千円単位の割引券まで捨てるのはちょっと勇気が要る。そんなこんなで「結局財布パンパンのままやんけ!」となってしまうわけだ。

本当に今は21世紀なのか。ポイントも支払いも会員証もIDも全部スマホで管理させてくれといいたい。まあそれやると老人切捨てになるわけなので、遅々として進まない分野も多いんだろうけど。医療とか特にそうだよね。

とはいえ、財布圧縮化を進める上で収穫が無いわけでも無かった。たとえばpring(プリン)というアプリの発見と導入だ。

これをスマホにインスコして提携銀行を登録しておくと素晴らしい二つのメリットがある。

1.手数料無料、カード不要、スマホのみでセブン銀行から上限10万円まで出金できる。

2.二つ以上の提携銀行を登録していると預金移動ができる。ただしこれも一日10万円まで。手数料はやはり無料。

他にも色々機能はあるのだが、個人的には大して使えないものばかりなのでここでは深堀りしない。たとえばプリンペイなるものも使えるようになるらしいが、プリンペイを使える場所を今まで見たことがない。要らぬわ

ついうっかりラオウになってしまったが、上記1.2.の機能については本当に素晴らしくて、まず1.を使えばセブンイレブンのある場所なら原則キャッシュカードを持ち歩く必要が無くなる。スマホさえあれば10万までは出金できるわけなので。10万以上の現金が突如必要になるケースって年に一度も無いしな。

2.については、たとえばおれなどはジャパンネット銀行とゆうちょ銀行をpringに登録しているわけだが、その二行間の預金移動がスマホによって数秒で可能になる(ただし一日10万円以内という制限はある)

今まで手数料を払いながら金をATMで引き出したり振り込んだりしてた苦労が数秒に圧縮されるってワケ。これは財布圧縮策とは少し脱線するけどね。そんなに頻繁に使うアプリではないけど、入れておくと安心感が違う

とまあ長々書いたけど、要するにずっと財布とキャッシュレスのアレコレについて悩んでるという話なんだけどね。皆さんもキャッシュレス化が劇的に進み行く昨今につき「財布周辺との付き合い方」について考えてみても良いのでは無かろうか。

そして、二つ折りコンパクトで/そこそこの高級感もある/カード7-10枚くらい収納できそうなカッコイイ財布があったらぜひ教えて頂きたい。それではまた次回!

(了)


お酒を飲みます