造形基礎Ⅱ その1 スクーリング前に世界堂でデッサン体験講座を受講

造形基礎Ⅱについて書いていきます。

◆スクーリング前


造形基礎Ⅱはスクーリング通信課題デッサンなのですが、私は全くの未経験だったため、新宿の世界堂でやっていたアートカルチャー特別講座の、「はじめてのデッサン体験」というのをスクーリング前に受けてみました。4時間で3,800円くらいです。
他の科目(絵画研究Ⅰ)でも鉛筆で絵を描く課題があったので危機感もあり、できれば多少は描けるようになりたいと思い、この講座を知ってすぐに申し込みました。

ちなみに私は美術の実技は中学の授業以来で、全く絵が描けません。絵どころか、線も真っすぐ引けないし、円を丸くも描けません。それでもせっかく美大に入ったのだから、実技の科目を取りたい!と思い、履修してみました。


世界堂のデッサン体験では、4時間でレンガのブロック1つをデッサンしました。毎週通って絵を描くコースの人たち(5人くらいいた)と同じ部屋で、私だけが単発のデッサン体験コースでした。
先生は共通で、時々みんなのところを周ってコメントしてくれるのと、質問があればその都度自由に聞ける感じです。周りの皆さんはすらすら描き続けていて先生にあまり質問しないので、私は何度も質問することができました。

私はレンガの長方形の外枠すら描けず、それだけで3時間半くらいかかりました。先生は、形がおかしいと描き進めても失敗するから、そこを丁寧に描くのは良いことですよー、と優しく言ってくれました。
ただ、もちろん時間が足りず、最後に陰影やレンガの欠けた表現などは、先生が一瞬で描いてくれました。すごかったです。先生の指導の仕方というよりも、私が不器用すぎて、殆ど自力で描けずに終わりました。

正直この体験講座は私にとって、技術的な進歩というより、デッサンは難しいという覚悟と、はかり棒の使い方を学べたような感じでした。
でも全くの未経験からほんの少しでもデッサンの基本を知ることができたのと、覚悟を持てたのはすごく大きかったので、行って良かったと思っています

その後はスクーリングまで、この体験講座で習ったことを身に着けられるように、家で四角い箱のデッサンを練習しました。


◆受講時期によるスクーリングのちがい


造形基礎Ⅱのスクーリングは複数回あります。
春・冬のスクーリングと夏のスクーリングの違いは、
春+冬・・吉祥寺で通信の先生
・・・・鷹の台で通学の先生
が担当される点です。
それぞれ数人の先生がいて、学籍番号順にクラスが割り振られます。

私は冬に受講したので、吉祥寺で通信の先生でした。ちなみに造形基礎Ⅲは夏に受講したので通学の先生でした。
日程の都合で選んだので、そういう違いがあることは知らなかったのですが、もし通学の先生の指導に興味があるのなら、夏にしてみるのも良いかと思います。どちらにしても、先生を選べるわけではありませんが、私は先生の雰囲気の違いを感じました。もしかしたら先生の個性なだけかもしれませんが。造形基礎Ⅲについては、また改めて書きます。


長くなってしまったので、スクーリングについてはその2で書いていきたいと思います。

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