One team
平素よりお世話になっております。
経営学部ビジネスエコノミクス学科3年の寺井和輝です。
はじめに
スポンサーであるテラスカイ様、ベネフィットワン様、大学関係者の皆様、そして安形さんをはじめとする弊部関係者の皆様、日頃の多大なる御支援感謝申し上げます。
昨シーズンは結果で期待に応えることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今シーズンこそは、昨シーズン1部リーグで味わった悔しさを糧に「2部優勝、1部昇格」という目標を達成できるよう、部員一同精進して参ります。
今後とも応援の程よろしくお願い致します。
前回の堂前のVISIONSでは、彼の結果に対する執念と、声への強いこだわりを知ることが出来た。堂前の声かけには試合中何度も助けられているし、チームの雰囲気も間違いなく良くなっている。セットプレーからもアシストを量産していて、同じ副将として負けてられないなという気持ちにさせてくれる。さんきゅー堂前。
2月末から始まったVISIONSも気づけば残り3人と最終盤。個人的に、VISIONSのおかげでみんなの考えが覗けて面白かったし、リーグ戦開幕に向けてのモチベーションも高まった。なのでまずはこの場を借りて、企画してくれたみゆやかずまを初めとする広報部門のみんなに感謝したいです。ありがとう。
ということでとうとう自分の番が回ってきたVISIONS。昨シーズンまでの振り返りと今シーズンの抱負を書こう思ったが、せっかくなので副将という立場からしか書けないであろうチームのことについて書きたいと思う。
堂前にふざけがすぎると言われないように真剣に書くので、最後まで読んでいただけると幸いです。
まずは今シーズン副将になった理由について。一言でいえば、チームを強化したいから。それに尽きるが、特に力を入れたいと思っていたことが、
「チームの底上げとチーム内競争の激化」
これに関しては、入部してからずっと改善したいと思っていたし、エリートでもなんでもない自分だからこそできることだと思う。
中学の時は1番下のチームからスタメンまで成り上がった成功体験をし、高校の時は頑張ってもAチームに上がれなかったという挫折も味わった。そんな自分はBチームの人の気持ちが痛いほどわかるし、チームにおいてどれだけ重要なファクターなのかも分かっているつもりだ。
経験上、紅白戦でBチームがAチームに毎回勝てるくらい勢いがある代は強かったし、そうでない代はチームとして弱かった。
話を戻すが、いわゆる寄せ集めの理科大サッカー部が、スポセンを取っている強豪大学に勝っていき、いずれは関東リーグ参入という目標を達成するにはチームの底上げが必要不可欠。
しかしながら、学生主体である理科大サッカー部にとってこの問題は非常に難しいのが現実。
ここからは、2年前から感じていた問題点を2つあげて、それに対する改善策、そしてチームの底上げによるメリットを述べていきたいと思う。
問題点
まず1つ目は、メンバーを選ぶのがプレイヤーであって、客観的な視点で選んでくれる監督が存在しないこと。そしてそれに伴い、サテライトチームは練習すら見てもらえていないというのが現状。
自分が中学や高校でBチームだったときは、死にものぐるいで練習していた。紅白戦でAチームに勝った時は監督の目の前でガッツポーズをしたり、「スタメン総入れ替えじゃねー」などと呟いて干されたこともあるが、それは頑張りを評価してくれる人がいたから。頑張っても見てすらくれてないとなるとモチベーションが下がるのは当然のこと。
そしてもうひとつの問題点は、週のはじめにはほぼその週のスタメンが確定していたこと。
いくらその週に調子が良くて、練習でスタメンよりいいプレーをしてもメンバーが変わらないとなると、当然トップサブの選手のモチベーションは低くなってしまうし、実際にそのような意見はトップサブの選手から何度か耳にしてきた。
改善策
まず1つ目のプレイヤーがメンバーを決めるということについて。去年までは主将がほとんど1人で決めていたと思うが、今年はしょうごに加え、副将2人と分析官の荒川さん、そして新しく仲間になってくれたかっくんの5人でミーティングをし、色んな意見を取り入れることにした。
あくまで個人的な考えとして、AvsBの紅白戦で活躍したり結果を残した選手は、リーグ戦でチャンスを得る権利があるはず。それはサテライトでも同様で、練習試合やこれから始まるサタデーリーグで活躍したり結果を残した選手は、トップチームで練習するチャンスを得る権利があるはず。そのチャンスをものにできるかどうかはその人次第だが。
なのでチーム内競争を激しくするため、そして部員全員が高いモチベーションで活動できるように、活躍した選手にはチャンスを与えられるようにこれからも意見を出していきたい。そのためにも、できる限りサテライトの試合にも帯同したいし、積極的にコミュニケーションもとっていきたいと思う。
サテライトの練習に関しては紅白戦しか見れていなくて申し訳ないけど、ゆうじを中心にみんなで声を出し合って良い雰囲気でやれていると思う。いずれはかっくんや怪我人のこうだいにも練習を見てもらって意見とか聞ければなって思います。(ゆうじいつもほんとに助かってますありがとう)
2つ目の問題に関して。今シーズンは週のはじめに決まっているのはトップチームの18人だけで、スタメンは金曜日の練習が終わるまで確定していない。実際のところ、金曜日はセットプレーや形の確認などが多いので、水曜日に長めにとっている紅白戦が最大のアピールチャンスとなる。
現状トップサブの選手で、活躍して意地でもAチームに勝ってやるといった覇気みたいなものを感じる選手は少なく感じる。先週怪我明けの村くんがBチームでプレーしていたが、あれくらい全員がメラメラすればいい緊張感の中で試合ができると思う。それはBに限らずAも同様で、絶対に負けてはいけないという気迫が足りていない。
次にチームの底上げをすることによるメリットについて。
これはよく言われる話だが、リーグ戦より紅白戦の方がプレーの強度や質が高ければ、リーグ戦でも慌てることなく、いつも通りに落ち着いてプレーすることが出来る。
昨シーズンはそのレベルに達するには程遠く、どの試合でも練習と試合のギャップに圧倒された。今シーズンは今のところ、その状況が作れているから勝てていると思うし、これからも紅白戦に限らず練習の質を上げていければ、「1部基準」を維持することが出来ると思う。
そしてもう1つはライバルの存在。
ライバルというのは、いちサッカー選手として成長するにあたってなくてはならない存在であり、努力の原動力になる。
ライバルがいれば練習で手を抜くなんてことは間違いなくしなくなるし、リーグ戦でも相手に合わせて気が緩むなんてことはなくなるはず。
正直自分も1.2年の頃は、どうせ試合出れるしなという気の緩みが少しあったのが事実。しかし今ではサイドバックのレベルもどんどん上がってきて、毎回の練習に緊張感を持って取り組めている。
だからライバルがいることをネガティブに捉えるのではなく、お互いにリスペクトして切磋琢磨していこう。
最後に
ここまで自分が副将として成し遂げたいことを書いてきた。
自分がやるべき事は、全員の頑張りをしっかり評価できる環境を整えること。しかしこれは自分1人の力では達成できない。
練習メニューを組むようになってから改めて感じたマネージャーの偉大さ。自分の汚い字を読んで(できるだけ丁寧には書いてます)完璧にマーカーを置いたり時間を測ったりしてくれているおかげで練習がスムーズにできている。
また、分析官の荒川さんやかっくんは、自分にはない視点でチームのアドバイスをしてくれる。
そしてなにより、環境が整っていてもプレイヤーの頑張りなしではチームは強くならない。1人でも手を抜けばそれが伝染して負の連鎖が起きる。逆に全員が同じ方向を向けばチームは間違いなく強くなる。
これは口で言うほど簡単なことでは無いが、学生主体である理科大サッカー部なら間違いなくやれる。
今シーズンは絶対に部員全員で2部リーグ優勝、いや無敗優勝して1部リーグリベンジへの切符を掴み取ろう。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。同期への愛と感謝も書こうとしたけど恥ずかしいので引退ブログにて!
次回
次回のVISIONSは、今季部長を務める塩野堅也。
1年の後期、同じ学科にサッカーエリートがいるという噂を聞き、急いで駆けつけると意外とすんなり入部してくれた彼。持ち前のコミュ力ですぐに部活に溶け込み、今では部長としてあらゆる方面からチームを支えてくれている。リーグ戦でもすでに2得点をマークしており、今後もけんや砲には要注目だ。
そんなけんやのVISIONS、お楽しみに!
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