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※先に言っておきますが、かなり曖昧でふわっとした話な上にオチはないです。

何かを伝達する為に生み出された具象が、自然の風化作用や誰かの上書きによって抽象へ溶けていく過程が、最高に好ましいと思っている。し、私はそれを画面で表現しようとしている。
何か意味ありげな(だが、特に何の意味もない)記号を画面に書き入れて、それをこねくり回して、具象と抽象の間を探っていく、っていうのを制作ではよくやる。
「何か意味ありげだが特に意味のない記号」として、今まで数字や○△□、アルファベット、文字列を画面に入れてきた。
しかしどれもしっくり来てはいなくて、画面をぱっと見たときに意味がギリギリ読み取れない、図形と文字の中間のような存在をずっと模索していた。

しかしここにきて、🌀(渦巻き)が何かしっくりハマって、🌀で小作品をいくつか制作している。

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🌀は腕の惰性の動きだけでスッと描ける自然さがいい。数字やアルファベットも悪くないけど、気を抜くといつも入力し慣れた文字列—社員番号や暗証番号が頭をよぎってしまい、それを回避しようと手が止まるのが不自然だった。

🌀は図形や絵文字に近いので、文字やアルファベットのような"きっちりした感じ"がないから、今度は"きっちりした感じ"のちょうどいい記号を探さないとな、と思っている。

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