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2019ゆくとしくるとし2020

あけましておめでとうございます。
年末年始と仕事がノンストップで忙しく、ゆっくりと振り返る間も無いまま年が明けてしまいました。ということで今頃になりましたが、去年の振り返りとか、今年したいこととか書こうと思います。

まず1つめ、昨年は京都(Leaves展)・東京(ART START UP 100展)と、初めて大阪以外の場所で展示をしました。常々大阪以外の場所でも展示したいと思っていたので機会が巡ってきて嬉しかったです。
まったく土地勘も縁もない土地で、私の作品はどう見えるのか?特に東京での展示では、数多いるアーティスト達とどう差別化を図り、アピールするか?等々、を考えるきっかけになりました。
今年は3月に東京でのグループ展の予定があるので、まずはそこに向かって、その辺の事を考えていきたいな〜という感じです。その他、コンペとかアートイベントにも積極的に応募していきたいです。

2つめ。昨年は今までと異なるスタイルの作品にチャレンジしました。1月の「大阪アンデパンダン展」では鉄板を引きずって市街を歩いた記録の展示、11月の「ANOTHER THE ALTERNA展」では支持体を木製パネルに変えて制作した作品を展示しました。
鉄板をキャンバスにするスタイルになって7年ほど経ち(結構長い・・・)「鉄錆を扱う作家」とイメージが付きつつあります。鉄錆を扱っていると、鉄錆の纏うイメージ—時間、経年変化、廃墟etc・・・とかを指摘されがちなんですが、それを特別表現したいわけではない、というスタンスを強調したかった、というのが1つあります。
私が特に意識しているのは「都市と人間の関係」時間や経年変化等も私の作品にとって必要な要素ではあるが、そういう表面上の変化に留まらない表現を模索したい・・・。まだまだコンセプトや作品にも落とし込みきれてないですが、表現媒体を問わず、真摯に向き合い続けたいと思ってます。

そして3つめ。昨年の美術界のトピックは何と言っても「あいちトリエンナーレ」私は運良く、各会場の閉鎖や変更が始まる前のあいトリを見ることができました(全部じゃないけど)
あの美術館付近での異様な空気感、およそ美術に興味無さそうな人達がこぞって入館していく様子・・・美術作品を見に行くときにこんな嫌な緊張することある?と思うくらい、感じたことのない圧の中で展示を見ました。SNS上でも様々な人が関連する発言をしていたり、プライベートでも意見を求められたりして、「展示見に行ったんだし」「作家として何か答えを出さなければいけない」といった謎のプレッシャーを感じている時期もありました。
が、そもそもすぐに答えの出る話じゃないし、大事なのはこの件について考え続けることじゃないかと今は思っています。必ずしも社会的なテーマを作品で扱う必要はないけど、社会問題へは関心を持ち続けるべきです。

まあこんな感じでしたね2019年。今年は大阪以外で展示したり、コンペやアートイベントに応募してみたり、表現媒体を問わない制作をもう少し進めていけたらな〜と思っています。noteもちまちま書けたらいいな。
それでは、今年もどうぞ新村をよろしくお願いします。

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