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東京の大学に編入しての1年に思いを馳せる

今日、1年間の講義が全部終わりました。

私が東京のとある大学に編入したのは、2020年4月のことです。それが今日で、新しい大学での学生生活1年目が終わりました。この1年は入学式・ガイダンスの中止から始まり、講義もすべてリモートのまま終了。私がこの1年やったことは、課題、顔の見えないzoom、アルバイト、の3つでまとめられます。

去年の年末、地元に帰省することができず、狭い1Rのアパートで年越しをした時、とてつもない虚無感に襲われました。私はこの1年間何をしていたんだろうとふと考えてしまったんです。頑張って勉強して東京の大学に編入したのに、ずっとリモートでキャンパスに通うこともできず、講義室の場所もわからない、学食も食べたことがない、友達と呼べるような人も1人もいない、そんな自分の現状を唐突に自覚しました。

大学に編入したばかりなんて、ようは新入生と同じです。新入生よりパソコンは多少使えるかもしれないけど、大学ごと学生のためのシステムは全然違うし、zoomは使ったことないし。コロナというイレギュラーな情勢下で通常通りだった人なんて誰もいない中で、新入生よりはるかに人数が少ないからSNSとかで呼びかけて繋がれるわけでもなく、ただひたすらにシラバスと自分の単位認定書とにらめっこしながらどうにか時間割を組みました。

それから1年が経ち、課題の多さにも教授以外の顔が見えないzoomにも不本意ながら慣れてしまったけれど、それ以外に私は何をしていたんだろう?

コロナで外出しちゃいけないから、大学にいけないから、課題が忙しいから、そんな言い訳をして課題以外何もしてこなかった。そんな自分に腹が立ちます。家にいてもやれることはたくさんあったはずなのに・・・2021年が始まって、私の新年の抱負は「なにかを始める!」。抽象的すぎるけれど、その時は何も決まってなかったから。それから1ヶ月考えて、自分だけにしかできない、誰かの役に立てることを考えた時、編入に関する情報発信を思いつきました。

私は編入するにあたって予備校には通わず、独学で勉強しました。そんな中で一番困ったのが、情報の少なさです。編入は一般の入試に比べて、各学校ごとに試験科目も日程も出願方法もバラバラで、過去問はネットでは手に入れられないから大学まで行って手書きでメモ(写真はダメ!)するしかない!

そう考えると、本屋には赤本が売ってて、模試は学校で受験できて偏差値も出る、推薦だったら面接対策までやってくれる、なにより励ましあいながら頑張れる友達がいる、高校生の時の大学受験がどれだけ恵まれてたか・・・

一般教科の対策だったり、志望理由書を書いたり、そんな必要な諸々を処理していくのに、誰にも頼ることができず泣きながらやっていた時のあの辛さは2度と経験したくありません。あの時泣きながら頑張ったことで今の大学に入れたのは事実ですが、これから編入を考える他の人が同じようにしなければいけない苦労だとも思いません。私はあの時の経験から得た情報を発信していくことで、これから編入したいと考えている人の助けになれたらと思っています。

冒頭で自分は1年間何をしていたのかと絶望したと言いましたが、今気づいていないだけで何かは絶対得られているはずだし、その何もできなかった1年があったからこうやって新しいことを始めようと思えました。パソコンで課題をたくさんこなしたおかげで1000字を超えるこの文章も書けているのかもしれません。

この記事をどんな方々が読んでくださるのか、まず誰かに読んでもらえるのか全くわかりませんが、これから私が書くnoteが誰かの手助けになれると信じて、所信表明とさせていただきたいと思います。

大変申し遅れました、徒然(つれづれ)と申します。

よろしくお願いいたします。



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