BB小説家コミュニティ4期に参加した

 12月1日からの3カ月間、BookBaseさん主催のコミュニティに参加していました。
 簡単ですが、入ってみた感想を書きたいと思います。

 まず、コミュニティの存在を知ったのは同社主催の小説下剋上コンテストの告知からです。
 賞にも応募したけど、そちらは全くダメでした。残念。

 この時、既に完結してない長編を抱えて死んだ目をしており、次の展望も何もない、むしろもう賞出すのもやめるかって気分でした。
 いつかは諦めるにしろ、10年以上続けてきたことを1日、2日ですぱっと諦められるほど潔い人間ではないので、最後の悪あがきよ……と呟いて、参加費13200円を払ったのでした。

 実は、別の文章教室にも世話になっているのでかけもち状態だった。
 こちらは元々オフラインのみだったのですが、コロナのお陰でオンライン化が進み、並行参加が楽になったのもタイミングがよかった。
 もう別のとこ在籍してんのに、なんでまたわざわざ別のコミュニティを? というと、プロット感想サービスの存在でした。

 今の教室は完成作品しか提出できない。というか、完全作品を出すのが一般的ではないかと思う。そちらの講評も参考になるのだけど、いかんせん遅筆すぎて球がそうそう投げられない。
 一方で、現実逃避で考えたプロットが溜まっていたし、過去に書いた短編を長編用のプロットに書き直したいという気持ちもあった。
 期間が短く区切られていて、プロットだけでも感想をもらえるのはたいへん都合がよかった。

 三カ月間での目標は
・書いてる長編を終わらせる
・次作のプロットを決める
 の二点でした。

 結論から言えば、前者は間に合いませんでしたが、後者は達成しました。

 参加して良かったなーと思う点。

・プロットだけで感想もらえる

 これがあるから入ったようなものなので。
 感想もらえるからという理由で深く考えてなかったストーリーをまとめることができたし、さらに書く前に修正、改善点か見つかるのも良かった。
 初稿書いてから改稿したら全然別物、とかざらなんですけど、多少は作業効率上がるといいな。

・参加者同士の作品批評禁止

 明記されてるのがいい。これはマジでね……争いの火種だからね……。
 感想はプロの編集者さんのみが行い、否定的な意見はなし。
 私はビビりなので返事がついても3日は直視できませんでしたが。しろよ。

・意外と有用だったDiscord

 交流するつもりはほとんどなかったし、実際交流会とか相談会とか参加した記憶がほぼないですが、Discordの集中部屋にはまあまあいた。集中部屋に人がいるとなぜか私もやるかとなってしまう不思議。
 期間の後半は私生活がバタバタしていてあまり利用できなかったのは悔い。

 以下は留意点というか、参加の心構えについて感じたこと。

・参加しようと思わなくては参加者になれない

 かなり参加者側の自主性が重んじられるため、スケジュール管理ができるほうが望ましい。
 何もしないと何もできない。当たり前だけど。あくまであるのは場所だけ。

・交流するなら臆しない

 2期、3期と続けて参加している古参?の方々かいるので入りづらいと感じるかもしれないが、交流を目的とするなら積極的に発言したほうがいい。ROM専も多いし使い方は自由なので、あくまで友達を作りたいなら、だけど。
 偉そうなこと言ってる私は交流に参加しない側の人間だったので、なんの参考にもならないが、アイコンぽちもらうだけでも割と嬉しいしお手軽なので、交流苦手でも何とかなる。
 この辺、それなりの参加費を払ってるからこその安心感ではある。

 こんな感じかなあ。

 結果として、第一目標は達成できなかったんだけど、行き詰まってたところはなんとか道を作れたし、次作とそれ以外のプロットができたので、参加したことは後悔していません。
 作業そのものに対するモチベーションの維持に役立ちましたし、ありがたかったです。

 だけど次期への参加は見送りです。
 理由としては、何期も居座ると甘えが出そうだから、ひとまず区切りをつけたいのが一つ。
 提出プロットの数は揃うけど詰めが甘い状態で放置しているので、枠をフルで使うのが難しい。
 ちょうど5期中に用事が重なるため、未完長編を抱えながらプロットを煮詰めていくのはキャバオーバーであること。
 未完成長編も提出済なんですけど、期をまたいで同じ作品の感想をもらうのはアウトなので、完成させて元々の教室のほうに提出することにしました。

 次の展望も何もない状態から最後、立ち直って次に向けて頑張るぞーっ!!

 ……って、アゲアゲな展開になったら良かったんですけど、正直、上がり調子だったのは最初のひと月くらいで、後半になるにつれ作業時間が取れなくなってしまったのが残念でした(これは私情のせいであってコミュニティのせいではない)。

 次に書く話も決まったし、書きたいとは思うのですが賞レースに疲れているのも事実なので、頑張りたいよりもやっぱり3年くらい休みたいってのが本音です。
 まあ、騙し騙しやってくしかないのかなあー。今書いてるやつが完結したらやる気出るかもしれないし。

 もしくは小説以外で創作に関わる道を考えるか。
 漫画原作やプロットだけの賞もあるらしいと聞いたので、そちらを目標にするか。あるいは今まで候補になかったYAの賞を視野に入れるか。
 こうして別の角度からのアプローチ方法を知れたのもよかった。

 最新の業界裏話的な情報を得られるのも新設コミュニティの強みかもしれない。
 文章教室のほうはまあまあの老舗で、手堅いゲストから貴重な話を聞ける反面、参加者の平均年齢が高く、ウェブ小説や小説以外の新しい媒体や賞には弱い感じがある。
 BBコミュの方は主催者や編集者の方々、参加者にも同年代やそれ以下の参加者が多かったし、雰囲気は全然違ったな〜。

 どっちがいいって話ではないですが、文章教室そのものがリアルでもオンラインでも数少ないことを考えると、BBコミュという選択肢がひとつ増えたのはいいことだと思います。

 まとまりがなくなってしまいましたが、以上です。

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