オタク遍歴

先日、友人が「オタク遍歴」なるものを投稿していた。かなり興味深い内容で面白く、自分のも見たいと言ってくれたので、書く。

ただ最初に言っておくが、私は世間一般が求める「オタク」ではないかもしれない。グッズの無限回収や取引してまでライブに行くわけでもない。アニメを全履修しているわけでもCD大量買いしているわけでもない。
自分が好きなように追求してきたので、そこは多めに見て欲しい。

小学校6年生

厳密にはオタクの自覚はなかった。周囲にオタクかいたことと、そいつがラノベを勧めてきたことで「バカテス」を始め「B.A.D」「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」などのラノベを読んでいた。
自分達はそれを「本」と呼び、「本会」なるものを作り、「修学旅行に本を持って行っていいか」という議論を学級会に持っていき、学級崩壊まで持ち込んだ。この話はオタクと関係ないので省略する。当時はラノベを読んでいるという感覚はなかったが今考えれば好きなラノベのキャラの絵を描いたりしていたのでここが始まりかもしれない。ちなみにSAOは未履修。

中学1年生

七つの大罪」という作品にハマる。最初は普通に娯楽として楽しんでいたが、ネットで画像を検索するために検索窓に「七つの大罪」の後ろにスペースを打つと「小説」と出てきた。
「あれ?小説出たのかな?」
興味本位でクリックした。ここが全ての始まり。人生が狂った瞬間。
出てきたサイトはpixivで、初めてBLに触れた。胸のトキメキがハンパなかった。
そこから推しカプ小説を読み漁った。書店のBLコーナーをウロウロするようになった。推しカプのキャラソングも買った。お疲れ様。
ちなみにクラスでボカロが流行っており、「悪ノ大罪」シリーズが好きだった。めっちゃ大罪系が好きだった。

中学2年生

順調に腐っていった私であったが、ここでも人生が急変する。
母が録画していたVS嵐総集編「MMDA」を見ていたときである。
クリフクライムにて二宮くん、亀梨くんペアでどちらが二面やるか話になり、二宮くんが先輩らしく「俺が2面行くよ」と言った。
「俺が2面をだからさアイタタタターー!!」
ふくらはぎを抑えて倒れ込む二宮くん。
「ダメだ、1面…!」
そして松本潤が「マジでクズだわー」と言った。
テロップで出る「二宮クズ也」の文字。
落ちた。真っ逆さまに落ちた。
その後も言い訳やいじりを繰り返す二宮くんに完全に落ちた。
を調べ、曲を聞き、番組を漁った。
ファンクラブに入り、最初に当てたのは「Are you Happy?」だった。加減がわからずグッズ2万円買った。黄色のマフラーと赤いスカートを履いていった。当時の勝負服、磁石カラーでしたが推しコンビは総武線コンビでした。
ここから2次元とは疎遠になり、嵐一色の日々を送ることになる。

高校1年生

僕のヒーローアカデミア進撃の巨人にハマる。
え?嵐一色なんじゃないの?早くも浮気?まあ落ち着いてください。
いずれも友達が好きで流れで好きになった。進撃熱は1年持たなかったがヒロアカは今も好きである。単行本読んでヒロアカ展に行く程度ではあるが、今も好きな唯一の漫画かもしれない。ちなみにこの年の冬に初めてコミケに行った。前日の夜友達に誘われ、気づいたら朝5時に駅にいた。まあ好きな作品も少ないし、何を買ったのかはあまり覚えていない。
そしてここで千鳥にハマる。テレビや漫才、劇場にも行った。大ハマりしていたが1年以内に熱は一旦冷めた気がする。
嵐一色なんじゃないの?

高校2年生

実写版「銀魂2」を見て柳楽優弥にハマる。ここで親友に出会う。前世からの友かもしれない。何かあったらこの子に相談する。友情に距離は関係ないと知る。
ちなみに今は柳楽熱はほぼない。受験期に入って現場に行けなくなったからであろう。好きな顔ではある。
ここで原作の銀魂土方十四郎にハマるがこれも1年以内に熱は収束する。

高校3年生

友達が四千頭身にハマっていた。以前ニノさんに出ていたこともあり、四千頭身のYouTubeや漫才を見てハマる。1回だけ現場に行った。出待ちして写真撮ってもらった。
サインをもらおうとスケジュール帳を後藤さんに手渡したのだが、手を握られた。何だったのだろうあれは。
受験期の大きな支えだったことは間違いない。
ちなみに4月に5×20に参戦している。今思えばあれが最後の嵐の現場である。嵐のライブに行きたい。

大学1年生

色々人生を間違えながら大学生になるが、全てオンライン。家から出れない、課題は大量、親からはニート扱い…辛くて自分の存在意義がわからず前触れなく泣き出すこともあった。
そんな精神的に不安定だった私を救ったのがハナコであった。ハナコのYouTubeコントを見た。ほんわかして優しくて日常を切り取ったようなコント。そして本人たちもずっと柔らかく楽しそうに喋っている。とても救われた。久しぶりに笑った。本当に、ありがとうございました。
ハナコのお陰でワタナベ芸人を知り、事務所ライブに行ったりした。
コントメインで見ていたので漫才はあまり知らなかったが、誰も推しのいないM-1を見て、見取り図の漫才でとても笑った。優勝は見取り図だと思った。YouTubeで下品すぎて爆笑した。
そして気づいたら見取り図の虜になり、大阪の芸人への知見を深められた。この辺から自分が「お笑いオタク」ではないかと思い始める。それまで特定の芸人を推していたが視野が広くなった。
オタクとまではいかないがSixTONESにハマる。「NAVIGATOR」を聴いて落ちた。彼らの音楽や仲良さげな雰囲気が好きだ。ジャニオタのような追い方はしていない。森本寄りのall担でやらせてもらってます。

大学2年生
色んなお笑い芸人を見漁っている。マヂカルラブリーに唐突にハマった。元々好きで番組に出ていたら見ていたが、野田さんの顔がタイプなのに気づき落ちた。もうこればかりは顔ファンと言われても仕方ない。
嵐が休止し、自分は嵐の5人が好きだったんだと気づく。なので個々の番組は追っていない。
よって今推しの一軍にいるのはハナコ、見取り図、マヂカルラブリーです。二軍に嵐、SixTONESや他の芸人がいるという感じ。

整理してみればあっちに行ったりこっちに行ったり、「熱しやすく冷めやすい」とはまさにこのことで、まるで銀。銀のような女。
大体が1年未満で熱が終わるのに対し、6年もっている嵐は相当なものだし、ハナコも好きになって1年を迎えた。大好き。
長く粗末な文章にお付き合い頂き、ありがとうございました。

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