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23年度総コンを振り返って

総コンAdvent Calendar 2023 24日目の記事です。


おはこんばんにちは。総合コンテンツ制作サークル23年度幹事長のTunemiです。
総コンは12/24現在絶賛引き継ぎ作業中でまだ完全に引退したわけではないですが一年間幹事長をやってわかったような気がする次代を育てるノウハウとかお気持ちとかつらつら書いていこうと思います。

まだ仕事残ってるのにもう老害みたいなこと言ってる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




あまり推敲する時間がなかったので読みにくいかもしれません、ご容赦ください。


最初に幹事長に就任した時、前任の方から総コンをどういう風にしていきたいか問われたのですが当時そんなの全く考えておらず(適任がほぼ私しかいないみたいな状況だったため)とりあえず「げ、現状維持で…」みたいなことを答えたと思うのですが、一年運営を総括していくうちに自分の中でなんとなく答えが出てきたように感じます。

23年度の幹事長はただひたすらに技術継承と次代の仕事を楽にすることに重きを置いて運営をしていました。

私自身は人の仕事を見て理解できる範疇を盗むタイプだったので思い出す限り22年度の幹事長には自分から仕事を教えてもらいにいくのがメインで向こうが場を設けて技術継承するといった機会はあまり多くなかった気がします。
しかし全員が全員こうではないことは理解していましたしなにより23年度幹事団はアクティブな同期の数が少なかったこともあり、例年より一個下の代が多く参加していました。


ここで補足ですが、総コンの幹事団は通常であれば新B2が担当するのは各班長だけで、いわゆる役員と呼ばれる幹事長、会計、書記、新歓やイベント係などは全て新B3が就任していました。
理由としては一般部員から見ると班長に比べ役員は仕事内容がわかりづらいからです。(会計や合宿係など例外はありますが)
総コンの引き継ぎするタイミングが文化祭後なので新B2にとっては実質B1の11,12月に役職の話をされるわけです。アクティブに活動していたとしてもサークルに入って半年とちょっと経ったぐらいの時に普段の活動で関わる機会の多い班長はともかくその他の役員となると何をしているかわかっている人は少ないんじゃないでしょうか。そんな状態の子に役職を押し付けるのは避けたいわけです。


しかし前述の理由で23年度は新歓、イベント、合宿、明大祭係が新B2でした。

知られることなく継承されなかった仕事は消え去ります。その年の幹事団によって形を変えるべき仕事というものはあるにはありますがサークルメンバーとしても経験の浅いB1に引き継ぎ資料を丸投げして自由にやらせるのは少し憚られました。


このような事情があったため幹事長のTunemiが他の役員の仕事を統括する仕組みで運営を回していました。
もう少し具体的に言うと、まずは幹事長が主体的に動いて役員の子はそのお手伝い、という感じでTunemiが〇〇係にこの仕事やってねと指示を出し、それを何回か繰り返したら役員の子に主導権を渡し報告を義務付けて自由に行動させる、という手順です。そしてB3は報告された企画のテコ入れやアドバイスをしたりトラブルが起きた時のリカバリーに集中していました。

個人の力量差もありますしそもそも大学入学時点でみんながみんなリーダー経験があるわけではありません。トラブルなく仕事をこなすために必要なのは「どのような場合だとトラブルが起こりうるか」を予想する想像力です。ここは人によって大きく個人差が出る部分であるため自走して仕事を回せるようにするには失敗した時のケーススタディが必要でした。経験がものを言うので失敗を恐れて行動しなくなる事態は避けたかったわけです。

ちなみにこの方法、人によっては主導権を渡した後何もしなくなるパターンもあるのでその人のやる気があるかどうかはきちんと見極めた方がいいです。そういう意味で言えばこのやり方はB1(新B2)向けな気がします。
勿論B2, B3でも意欲のある人がいるならなるべく自分でやらせてあげた方が本人のためになるでしょう。


またどこのサークル、団体にもあるであろう「跡継ぎが見つからない問題」

次代を探す側は「めんどくさい(意訳)」とか「上に立ったことないから自信ない」とかいう理由で勧誘を断られがちですが後者に関しては部員と運営の距離が近ければ解決、ないし緩和できます。
つまりB1の時から運営のお手伝いをちょくちょくしていればいざB2, B3になったときに運営の仕事を自分でやるハードルが下がるということです。

23年度は合宿などでちょっとやってましたね。冬合宿のスポーツ用具とか夏合宿の車組とか…
B1に限らず運営メンバーではない人に少しずつお手伝いしてもらっていました。将来運営に入れるための伏線とかいうことは当時全く考えていなかったですし単に運営面子がキャパオーバーなだけなのでちょこちょこ手助けしてもらっていただけですがこの小さな「お願い」が後々の大きな「お願い」に繋がってくるわけです。

打算的に運営をするのは褒められたことではないですがサークルの運営を任せられるアクティブメンバーは上の学年に上がれば上がるほど減っていきます。これは総コンの様な基本自由参加でサークル費も安いサークルだと特に顕著です。
ではアクティブメンバーの減少を緩やかにするにはどうすればよいか?それは積極的に活動に巻き込んでいくしかありません。多くの人は自由意志だけで行動させた場合自身への利が見込めないと最終的にはフェードアウトしてしまいます。

受け身一辺倒ではサークルと自分自身両方のためになりません。最初はインプットだけしているので結構ですが、いつかアウトプットをやらないとインプットした情報は自分の中で腐っていきます。自分の身にはならないわけです。アウトプットがどれだけ困難で気の乗らないものであるかは既にアウトプットをした側からすれば非常に理解ができます。総コンはそんな人が少しでも楽になれるように、助けになるような運営でありたいと思って23年度幹事団を回してきました。


幹事長を引き継いだ時から総コンの役割は「機会を提供する場であること」でありたいと思っていました。
何かしたい新入生がとりあえず入り、活動の自由度も他と比べてかなり高いため既に技術を持っている人向けではない初心者の集まるサークルだったかもしれません。しかしそうであるなら様々な情報に触れる機会だけは充実しているべきだと、ましてやサークルが潰れるようなことはあってはならないとそう捉えていました。先輩の中には総コンに入って絵を描き始め、フリーのイラストレーターになった方もいますしね。

これはコロナ渦で潰れていったNCCが数年前に総コンから分割されたことを知ってから思うようになったことです。マニュアルは作るようにはしていたのですが、サークルの仕事は大体私が統括していたので結局下の代にはあまり仕事を覚えさせることができなかったかもしれません。多分引き継いだ後でいろいろ苦労はかけるかもしれませんが、できれば総コンが潰れないように続けていって欲しいな~と思います。




まあ総コン全体をどうしたかったか、ではなく総コン運営をどうしたかったかについてのお気持ちでした。老害に片足突っ込んでるB3の戯言なので重く受け止めることなく自分のやりたいようにやってください。


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