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つよくない人が想像するつよくないテストリーダー

この記事は「初めて作る謎の一人アドベントカレンダー」14日目の記事です。

つよい、よわいという区分けも「?」と思いますがそれはさておいておくとして、この記事では「得意な何かは無く、管理の経験もない平社員のテスト実行者A」が考える謎のテストリーダー像を書きます。

テストリーダーってなんだろう

何かをテストするとき、同じプロダクトに対して複数のテスト実行者で実施したりすることがあると思います。

その「複数のテスト実行者」が「何やればいいか」「今どれくらい進んでいるか」を取りまとめる立場のことです。

テストマネージャよりもう少し管理の幅が少ないイメージです。(大きなテストの計画はスコープではなく、実行の管理がスコープ)

IVECでいえばレベル2くらいの話です。

いいテストリーダーとは?

どの視点から考えるか(例えばテストを外注に出す側から見たテスト被依頼側のリーダー、管理職から見たリーダーなどなど)によって違うと思いますが…

私は(チームの一員である)テスト実行者から考えるので「チームのモチベーションを下げないこと」に尽きると思っています。

個性豊かな面々がチームワークバラバラでもそれぞれの能力を発揮してやったるでーができること、それがいいテストリーダーと思います。

以降は「いいテストリーダーになるにはここを気を付けたらいいのかも?」を羅列します。

※全部妄想です

1.テストする人を大切にする

(テスト実行者の立場でこれを書くとなんだかちょっとむず痒いですが)

テスト実行者は大切なチームの一員です。

管理業務がお仕事のスコープではない「アルバイトさん」のことを軽んじたりしたことはないでしょうか?

「テストスコープ外のことで気になることがあって…」と伝えてくれた時に「今そこを見るんじゃない!」とぶしつけに対応してしまったことは?

相手のことを大切に考えていないことは案外伝わります。

チームで仕事していると、相手を軽んじたことによる関係性の悪さが少しづつ「聞きにくさ」のヒビを広げていって、時に取り返しのつかないすれ違いや亀裂を生むことがあります。

テスト実行者の言うことに耳を傾けましょう。見下さず、蔑まず。

あまりにも抽象的なので例を書くと

上記の「テストスコープ外で気づいたこと」の場面で

「今そこを見るんじゃない」という言い方をすると、テスト実行者の人は「自分が仕事に対して頑張っているところを否定された」と感じる、、と思います。

テストの仕事においてよく気づくことは大事なスキルです。

伝え方として、気づいてくれたことにお礼をして、それをメモしておくところを作ったりしましょう。(気づいてくれたことが無駄にならないように)

かつ、テストスコープに沿って進めることも時間に限りがあるので大事だよ、ということを伝えましょう。

この場合、気づいたところをストックしておくところを作った方が「これどうしよう」のモヤモヤが減って結果的にはすんなり進むと思っています(個人の意見)


2.自分がつぶれないように背負い込み過ぎない

管理の仕事は大変です。

「プロジェクトマネージャの連絡も自分でやろう」

「テスト結果の確認も自分でやろう」

「実行者へのレクチャーも自分でやろう」

「実行者の質問対応も自分でやろう」

「不具合報告も自分でやろう」

全部自分でやるとつぶれます。

(上記のうち3~4つくらいまではテストリーダー自身でやっている方が多いと思いますが)

まず、自分のオーバーワークに敏感になりましょう。

1日のうち「業務開始」→「いろいろ確認・対応」→「結果報告」が回らなくなってきたらオーバーワークです。

というか、自分が「きっついな」になってきたらオーバーワークです。

上司がいるのならば気づいた時点で自分のオーバーワークを伝えましょう。

テストを頼んでいるプロジェクトマネージャの方がいるなどの場合も同様です。

大体この二つがどうにもならないことが多い気もするので(???)今ある状態でなんとかするヒントを書きます。

ある程度分業しちゃう

テスト実行者の中にも慣れている人がいたりもします。あと、人とコミュニケーションを取るのが得意な人や、初心者に優しい人がいたりします。

そんな人々に、ありったけの感謝をこめつつ、慣れない人への不明点(手順わからないなー)などのフォローをお願いしましょう。

分からなかったら自分に聞いてもらうようにして。

管理業務や環境準備も、一部分だけでも分業できるようだったら分業しましょう。

誰に?・・・チームメンバーの中で、慣れているテスト実行者や自分と同じような管理の人にです。

「こんなこと頼んじゃ悪いかな…」と思う日もありますが、頼ってくれることを嫌いじゃない人もいます。

むしろ、どんなチームでも管理の人がつぶれることを望んでいることはそうそうないので「自分がつぶれないこと」を率先して意識し、みんなに頼りましょう。

「全部を自分で抱え込まない」を常に意識しておくといいです。

自分がつぶれないためにもいいですし、将来のテストリーダーを増殖させるためにもどんどん人に分業しましょう。