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炎上の思い出と後世に続く若者への思い

この記事は「初めて作る謎の一人アドベントカレンダー」23日目の記事です。

炎上とは、ソフトウェアの開発予定が様々な要因で切羽詰まっていって、残業や休出という焼け石に水的な対抗措置をすることで何とかしようとする、IT業界の負の文化です。

※適当に書いてます

炎上は共感を生む

私は数々の炎上に巻き込まれてきた世代です。

30代はほぼ炎上で終わったといっても過言ではありません。

同じ炎上を経験した同士に共感が生まれる現象があります。

なんという現象なのかは不明ですが、ことあるたびに「あのときは大変だったねーあははー」と謎の思い出話に花が咲くアレです。

もしかしてあまり一般的ではないようでしたらすみません。

戦地で同じ釜の飯を食べる的なものかと思っています。

炎上経験で仲間意識を持つ時代は終わってほしい

特にこれからIT的なお仕事に入る若い人に思うのですが

「あの時は辛かったからそれに比べればマシ」とか

「あの辛い経験も乗り越えられたのだから今回も頑張ろう」とか

「自分はあの時あんなに辛かったのにあの人は全然苦労していない」とか

負の経験の共感で仲間意識を育む流れはマジで断ち切ってほしいと思っています。

炎上に巻き込まれ慣れて「今日は19時あがり!早い!」とかいう間違った価値観を身に着けてほしくない。

自分が炎上に巻き込まれたことがあるからといって後輩にそれを引き継いでほしくない。

あとうん十年、自分が働いている間でこの「炎上をコミュニケーションの潤滑油とする空気」が無くなるといいなと思っています。

それを無くすには、炎上の中身(いわゆる力業でなんとかしてきた無茶な作業)が無くなるように対処していかなければ。

・人が120%頑張って何とかするのが当たり前の空気撲滅

・苦行の現状を維持するより未来の苦行の無さを選択していける空気

・プロジェクトが燃える予兆が見えるときから燃えることを防止していける技術力

この辺りについて、少しづつでも貢献していきたいです。