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私は品質とか良く分かっていないがテストで網を張るのは楽しい

この記事は「書きたかった一人アドベントカレンダー、リキッドルームに」8日目の記事です。

吾輩はテストオペレーター。名前はまだない。

などという書き出しはさておき、この「品質とか良く分かっていない」をこの仕事で書いてしまうのは結構やばいのでは?と思っており、あまり書かないできました。

ですがこれを触れてはいけないことにしたまま「うんうん品質っていいよにゃ(^ω^)」と言い続けると、自分にずっと嘘をついている気がして気持ち悪いので好き勝手に書きます。

カンガエルノ タノシイ

私が自分の仕事に対して楽しいと思っている要素。
それは入り込まないと分からないところを入り込んで考えることです。
バグを見つけるのが楽しいのか?ともちょっと違います。
大体のプロダクトは入り込んで考えないとテストしきれないようになっており、考えが足りないと変な動作をします。
入り込んで考えるための材料を人から教わったり、自分の中に持っていたり勉強したものを使ったり、複数組み合わせていくその工程が好きです。

機能を構造化して考えること。内部資料を読んで通っていないところが無いか考えること。仕様書を読んで足りないことがないかや不整合を考えること。機能が入り組んでいるところを状態遷移図やデシジョンテーブルを書いて考えること。機能の組合せをマトリクス組んで考えること。
変な箇所に当たった時に情報を整頓し、対案を考えて相談すること。
どの作業もすきです。

私にとって「品質」や「価値」はそれらを考えるための指標であり、仕事の動機付けの中心ではありません。どの網を張るか選ぶための基準にそれがある感じです。
とはいえ、網を張るのが上手いに越したことはないので、考えるための指標たる「プロダクトが目指す品質」を理解する必要はある。そしてそのために普遍的な品質の概念を理解する必要がある。これが自分の品質に関する考え方です。網を張りまくるのたのしー

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