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聖闘士星矢とわたし その4

その3のつづき、第一章最終回(なにそれ)です。

アスガルド編という、アニメ誌とかで事前情報に触れることのないキッズにとってはデカすぎるサプライズを挟んで、ツナ缶ちゃんが3年生から4年生になる頃、星矢のアニメは終わりました。
最終回、カノンの贖罪やソレント&ジュリアンの旅立ちがカットされてしまう駆け足っぷりには正直ちょっと拍子抜けでしたが、ラストシーン、星矢と紫龍の間で妙にウットリしてる私服のシャイナさんが完全に正ヒロインの風格だったのが印象深いです。

ボトムスの緑色が目に刺さる


星矢が終わっても、バンダイはガンダムやウルトラマンにもクロスを着せて商売していましたし、テレビの中の少年たちはサンライズの和風のやつを武装したり、タツノコのインド風のやつをオン・シュラ・ソワカしたり、葦プロのSF調のやつをボーグ・ゲット・オンしたりしていました。ジャック・オンとかサイバー・アップとかも。それぞれ悪くはないけど星矢の代わりにはならないんだよな~、という気分だったのを覚えています。
デフォルメキャラブームの雄だったあのビックリマンですら頭身が上がり、黒髪ロングとワタルの虎王みたいな美少年コンビがクロス装着しちゃったのには、ツナ缶ちゃんもう中1だったので流石に笑いました。

装着シーンは星矢風、決めポーズは鳳翼天翔風、声は2代目シュラ。なお髪質は紫龍並みにサラッサラ。当時の男児向けアニメの主人公としては破格にフェミニンな雰囲気のキャラで、大好きでしたね。フェニックス。

アニメの2年後には原作マンガも完結。我が小学校生活とともに星矢は駆け抜け、去っていきました。
高学年になるとひとりで電車に乗り進学塾に通っていたツナ缶ちゃん、網棚や駅のゴミ箱で拾うマガジンの不良マンガや青年誌が主食となり(※オウム事件以前、駅のゴミ箱には蓋も何もなくフルオープンでした)、ジャンプからはちょっと心が離れていた頃です。なので、星矢の終盤については当時ちゃんと追いかけておらず、単行本でエッ、終わり!?みたいな感じでした。
2、3年生の頃あんなに遊び倒した聖闘士聖衣大系も、いつしか「もう要らないオモチャ」として処分してしまいました。朝から晩までオリジナル聖闘士を考えて分解装着図を描いていたのも、4年生までかな…。
時代は1990年代。ツナ缶ちゃんの日常から星矢が消え、格闘ゲームとかが好きなティーンになっていきます。
というちょっとせつないところで、つづく。 つづくの?

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