見出し画像

自分のことを好きになるまで

一昨日、「次のnoteには好きなものを書こう」と決めてからずっとうーむと、何書こうか悩んでたんだけども。
自分のことをまず書く。

ツナ36歳。自分大好き!!
今が1番可愛いし賢いし輝いています。
どうもありがとうございます。

しかししかし、多分そう言えるようになったのは本当に本当に、
ここ数ヶ月。

まず年子の妹がいる長女だからなのか、そういう性分だったのか、
小さい頃からとりあえず自己肯定感が低かった気がする。

何でもかんでも自分と比べた。
親の顔色を伺っていた。
ファミレスに行ってもなぜか安いものはどれか探して、その中から食べたいものを選んでいた。
あたかもそれが1番食べたいみたいな顔して。

妹が(おそらく)何も考えずに高くて美味しそうなものを選ぶのを見て、なんとも言えない気持ちになった。

そして中学生になり、

そのうち高校生になっても専門学校に行っても、
バンドをやっても
とどのつまりは同じことで人間関係つまづいた。

私の性質を一言で表すとこうだ。
「人の機嫌に敏感なくせに人の気持ちがわからない」

知らず知らずのうちに周りの反感を買ったり、
ストレスを与えていたり。

また東京に行ってからは
自己肯定感が低いやつというのは自己肯定感が低いやつを呼ぶという法則に従い
管理者を失った私はそれはだらしない生活をだらしない人たちと楽しんだ。

楽しんでは別れを繰り返した。

「人の機嫌に敏感なくせに人の気持ちがわからない」
自己肯定感が低いくせに余計なプライドだけは高く、頭の中でマイストーリーを組み立てては勝手に暴走する。
その挙句ひとりで傷ついたとのたまう。

地獄の人生だった。

結婚してもそれは変わらず、ましてや子供なんて産んでもうあのねほんとにね知らなかった。

出産して1〜2か月があんなにハードだなんて。
ただでさえ性格が終わっている私から一切の余裕を取りあげたら何ができたかみなさんお分かりですね〜〜〜??

そう、ケルベロスもびっくり地獄モンスター。
旦那氏が引き起こすトラブル(これはまたいつか)も重なり誰も教えてくれない育児をワンオペで回しつつ癒えきらない自分の体にメンタルをやられ…。

そして気づけば娘は生後8ヶ月ほどに育ったある日。

本当にふと思いついた。

なんとなく、これが私なんだなって。


世に聞くママ達の「この世に絶対的に自分を愛してくれる存在ができて孤独感がなくなりました!」
ということでもない。
なんでもない。

ここまで頑張って生きてきて学校も友達も恋人も音楽も全てが通り過ぎていった結果、
こんなところに建ってるこんな家でボサボサの頭でボロボロのすっぴんで赤ちゃん相手に心身の余裕を奪われている私。

結局誰にも何にもなれないんだなとわかったのだ。
何かにずっとなりたかったんだけど、
あーそれってなれないんだ、って突然理解したのだ。

私は私、私のままで生きていくしかない。
そんなありふれた(実際何度も目にしたことある)セリフを心底理解した。
36年かかって、ようやく。
だってあんなに頑張ってみたのに、今こんなだもん。超ブスだしヨレヨレ。
これは無理じゃん自分でやってくしかないわ。
ってやっとこさ思った。

ミンキーモモにもセーラームーンにも剣心にも美神にもSPEEDにも aikoにも椎名林檎にもオアシスにもグリーンデイにもアブリルにもエヴァネッセンスにも綾波レイにもだーれにもなれなかった。

と思ったら、この鏡に映るボロいおばさんがなんか可愛く見えてきたのだ。

なんか一生懸命この歳まで右往左往してキーキーガーガーして、本当になんて可哀想で憐れで愚かでみっともなくて
なんて愛おしいのだろう、と。

まあまだ私ラブ歴数ヶ月で新参者なんでね、
いつまた私キライになるかわかんないけど。

今はとりあえず、これまでなんの気無しに言っていた「私なんか」が口をついて出そうになるたびに
(…エ?私はそんななんか程度の女じゃないからなぁ…なーんかおさまりわるい言葉…)と一瞬で思い直すくらいには自分を好きな様子です。

なんかよくわからんけど、気が済んだんでしょうか。
これから私はどうなっていくのでしょうか。
そんなこんな、私の好きなもの
私の話でした。
読んでくれてありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?