見出し画像

極東ファンタジーと異世界日本

久々の考察執筆です。
わりとどうでも良いっちゃ良いけど、個人的に興味深い観点だったので自分なりに語ってみます。

タイトルがなんじゃこりゃ?となってるけど、端的に言えば今回はツイステッドワンダーランドにおける日本観についてです。
と、言うのも、
「監督生が元いた場所がツイステ世界には無いから帰れない」とはっきりプロローグで示し、あまつさえメインストーリーの主軸となっているのに、パソストを回収していると「ん?」となるのが、ツイステ世界に存在する極東の概念なんですよね。

例えばセベク運動着で登場する「納豆」とかシルバー式典服でイデアが口走った「ニンジャ」とか。これは大体「極東の国」にある独特な概念らしい、と誰かが語っている。
単語としては主にディアソムニア寮メンバーがリリア経由で知ってる、というレベルなので、他寮生の認知度は多分低め。
まぁでも食堂のメニューに納豆があるくらいだから、少なくともNRCの中に日本食を食べる生徒が一定数いる……という事も考えられます。

で。じゃあ監督生は日本人じゃないのか?と考えるけど、彼は彼でイベントの度にがっつり日本行事を口にしてる(ビーンズ=節分、星送り=七夕)ので間違いなくこちら側の概念をもってる人物だと思っていいでしょう。節分も七夕も中国由来→日本でガラパゴス化した行事だけど態々中国人にする必要もないし。

で。ここからがDオタがみる「ディズニーにおける日本観」について。

結論から言うと、ディズニーには日本自体を舞台にした映画というのはありません。
しかし、「ジャパン」という概念を架空世界に消化している作品はいくつか出てきます。
もちろんどの国ベースでも、その国の人から見たら「外国人のイメージなんかおかしい」現象は起こるんだろうけど、特にディズニーは日本に対して「現実世界にあるファンタジー」かなんかじゃないか?と思わせる部分があるんですよね。

それが1番分かりやすく作られているのが「ベイマックス」
あれは主人公も日本人?の少年だけど、舞台はサンフランシスコと東京を融合させた架空の未来都市「サンフランソウキョウ」です。
まぁ、その世界観も日本なのか中国なのか分からないけど「東京って大体こんな感じ」がモチーフで詰め込まれてます。でもあの背景ビジュアル大好き(笑)
そういやベイマックス制作時、あまりにもモチーフや看板の日本語訳が滅茶苦茶すぎて、日本人スタッフが修正と説得に苦労したって裏話もあったようななかったような。


他にも、ディズニーの日本イメージが見れる作品は知ってる中だと以下。

「フィニアスとファーブ 夏はキミのもの」
1日を長くするという目的でもって、フィニファメンバーが世界一周する中長編回。
この中で一行が東京に立ち寄るシーンあるけど、まぁ……色々すごい(笑)
外国人の東京イメージが怒涛に流れてくるので是非浴びて欲しいし癖になります。
まぁ、あの作品自体かなり尖った世界観してるからジョークの一種なんだろうけど……異世界体験すぎて笑います。

「カーズ2」
こちらもアメリカを飛び出てワールドグランプリするのがメインテーマで、その中でもめっちゃ日本コースごり押ししたよ!みたいな宣伝で公開時は話題になりましたね。
なんでも自販機とカプセルホテルと山葵とハイテク過ぎるトイレに空手etc、外国人から見るジャパニーズファンタジーがこれでもか、と詰め込まれてるので見てて楽しいです。それでいてレースコースはしっかり首都高なのも好感度高い。
個人的には、スピンオフのカーズトゥーンでメーターが東京でドリフトレースする短編が大好きなので是非見てほしい。出来れば英語
版がオススメです。

「ミッキーマウス!5話 トーキョーでゴー」
マウス!はもはや説明不要過ぎるので、とりあえず見てほしい(笑)


さて。話はツイステに戻るけど、リリア様が旅先で見た極東の国は日本とは似ても似つかないような場所なんだろうなぁ……思いをはせる訳です。
「極東の国はすごいぞ。エチゾチックな風景の中にハイテクが溶け込んでおってな、極東の女子もキャラクターも目が大きくて丸くて小さくてアレがKAWAIIという文化じゃな。電車も車と多くて街を歩くだけでゲームの中に迷い込んだみたいじゃ。いやはや摩訶不思議な国もあるもんじゃの〜」
とか言ってそう(笑)

そっちがデフォルトになってる世界なら、生粋の日本生まれ日本育ちなプレイヤー兼監督生はやっぱり異世界の人間なんだなぁ……としみじみ思う今日この頃です。


着地点が謎すぎるけど、ちょいちょい見かけるディズニーの日本アニメパクり問題出すくらいなら、ディズニーの日本観ヤバくね?て話してた方が楽しいよなー……と思い出したのと、ただの作品布教したい話でしたw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?