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ドラマ「25時、赤坂で」を終えて

大好きな夏野寬子先生の漫画「25時、赤坂で」がドラマ化すると知り、驚きとともに"あさゆき"を誰が演じるんだ…と当初はドキドキしていました。

白崎由岐と羽山麻水
世に放たれた一発目のキービジュアル

キービジュアルを初めて見た時、漫画にすごく似ていてリアルに羽山麻水と白崎由岐がいる!と叫んでしまったくらい嬉しかった。ポーズもビジュアルもこだわっているのが伝わってきて放送がより楽しみになりました。

劇中ドラマ「昼のゆめ」ポスターも!

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「25時、赤坂で」この物語は…
"俳優同士の美しくも切ないラブストーリー"を描いています。

白崎由岐…
羽山に憧れて芝居を始める。なかなか芽が出ずアルバイトをしながらも毎日を過ごしていた。そんな中オーディションに参加し羽山と再会する。

羽山麻水…
モデル出身の人気俳優。白崎に演技の道を照らされ俳優として忙しい日々過ごす。
初の主演ドラマで白崎由岐と再会する。

(この2人に焦点を当てて書いていきます)

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1話 あらすじ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
バイトをしながらも演技の道を諦めていなかった白崎由岐は大人気原作の実写化へ出演するべくオーディションを受ける。見事無事合格し、人気俳優羽山麻水と共演することとなる。羽山は大学時代の先輩であり、白崎が演技を始めるきっかけとなった存在。
スターとなった羽山の演技力に圧倒され、白崎は思うような演技ができなくなる。このままではダメだと役の気持ちを知るため、ゲイバーへ行きセックスの相手を探そうとする。するとそこへ羽山が現れ、相手役をかって出た。気づいたらキスされていて…。

オーディション会場

1話 感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
原作をそのまま実写化するだけではなく、
※ドラマオリジナルの脚本 があり "このまま行くとかなり展開やセリフが変わってきてしまうのでは無いか" と最初は不安に感じました。ストーリーの軸となる、酔った羽山を持ち帰る展開も無く、どう進めていくんだろう…やっぱりドラマ化となると難しいのかな…とモヤモヤしたのを覚えています。
※最終話が終わり聞くところによると、ドラマでは「ときめき」を大切に描いたとの事。

2話 あらすじ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
セックスの相手をかって出た羽山と恋人契約を結ぶこととなる。しかし、演技をしていくうちに羽山と自分との差をリアルに感じ、羽山に強くあたってしまう。
シーンを演じるためにデートをすることになった2人は水族館を訪れ、楽しい時間を過ごす。落ち込む白崎に羽山は優しく言葉をかける。「白崎くんはもう見つかってるよ。みんな応援してくれてるでしょ。誰も見てないなんてそんなことはない。」この日をさかいに白崎は徐々に羽山に心を開くようになる。
不意に抱きしめられた衝動で「このままでいたい」と思ってしまい……。

水族館デート 「麻水さん」呼び解禁

2話感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ときめきが沢山詰められたような2話でした。
2話こそ不安に思っていたドラマオリジナルの脚本が多くありましたが、セリフや目線、表情などどれをとっても羽山と白崎がいて、原作にはない部分も新鮮に楽しめたような気がします。
特に、白崎がエゴサをして、良くも悪くも世間の意見を真っ直ぐに受けてしまうところはリアルな現代を描いていて、グッと刺さるものがありました。ピュアな白崎だからこそ、こんなの抱えきれないだろうな……と。でも、憧れの羽山に慰めてもらってからは一気に解消されたように見えます。かわいい!単純!
2話は白崎が羽山を意識する1歩手前のような回というだけあって、キュンがちりばめられていましたね……デートよかった…!(演じたおふたりもいちばん楽しかった撮影だと言っていましたね)

3話 あらすじ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
告白シーンを上手く演じられず落ち込む白崎。
すると、家に羽山がカレーを作りに来る。
2人で見た1話のオンエアは頭が痛い結果となった。 寝落ちそうな羽山をベッドに寝かせると、いきなり抱きしめられる。自分に寄り添ってアドバイスをしてくれる羽山へ、役に入り込みながらも白崎はある感情を抱き始める。
これはどんな感情なのか……。

俳優 白崎由岐の人気に火をつけた
告白のシーン

3話感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
羽山からのアドバイスもあり、ついに「好き」を知らなかった白崎が羽山への思いに気づき始めましたね。微かに香るくらいだと思いますが、白崎にとっては大進歩。
余談ですが、羽山演じる駒木根葵汰さんの料理さばきにはドキドキしっぱなしでした。駒木根さんはリアルに料理が上手なのでよりナチュラルに羽山を表現出来ていたのではないでしょうか…あぁかっこいい…

4話あらすじ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
憧れだった羽山を違う感情で意識し始める白崎。「この気持ちって…?」
苦戦していたシーンも羽山のアドバイスのお陰でトレンド入りする程の良いシーンとなった。この反響を受け、白崎に続々と仕事が舞い込んでくる。お互いに会いたい気持ちがある中、仕事で会えない日々が続く…。
料理シーンを演じるため、2人はニョッキ作りに挑戦。距離が近い羽山の手取り足取り指導のおかげで無事料理は完成。しかし、芽生えた羽山への感情に白崎は戸惑いを隠せなくなる。
共演者の山瀬が撮影に参加してくる。白崎へグイグイ行く姿に羽山は焦りを感じ始めて…。

「この感情は拓海としてじゃない…」

4話感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
伝説のニョッキ回!演者の2人も戸惑いながら演じたという伝説の…(笑)リアルタイムで声殺してみてました。す、凄かったぁ!あんなことされたら誰だって勘違いしちゃいますよ〜(スパダリ怖い)そしてなんといってもエッチでしたね……(小声) なにあれ!!!!!
羽山のおかげで仕事が波に乗ってきた白崎とは逆に、羽山はある感情が芽生え始めるんですよね……それもまた見所です。

5話あらすじ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
温泉ロケのため旅館へ泊まり込む。
羽山は白崎へちょっかいを出す山瀬を見る度、ある感情が溢れてくる。演技のためとなんとか感情を抑える羽山だったが、練習という名目で白崎とキスをしてしまう。お互いに自分の感情に改めて気が付き動揺する。
「この気持ちはやっぱり……」
羽山と山瀬が話している所を目撃した白崎。
偶然にも羽山が自分のことを好きかもしれないと知る。

思いが溢れたキスシーン

5話感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
こちらも伝説の温泉回ですね!個人的には羽山が自分の気持ちに抵抗しつつも抑えられなくなっていく描写がすごく好きです。ずっとし舞い込んできた感情を少しづつ出していくような感じ。でも、心のどこかではまだずっと「役として」が存在しているんですよね……。
素直になれない羽山は人間味が無くてある意味おもしろい。
二つに分けて撮影されたキスシーンもいやらしさがなくとても綺麗だと話題になりました!これは前にラジオで樋口幸平さんがドラマ体感予報の際に「キスシーンは綺麗に写るように意識しました」と言っていたので駒木根さんも少なくとも意識してたのかな〜と思いました。
思いが溢れたキス、最高でしたね……!

6話あらすじ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
羽山が自分を好きかもしれないと戸惑いながらも、白崎は久しぶりに羽山の家へ訪れる。羽山お手製のハンバーグを食べながら、お互い密かに思いを募らせていた。
泊まることになった白崎は自分が仕事の邪魔をしていないか不安になり帰ろうとする。しかし羽山に「帰らないで」と引き止められ、一夜を共にすることになる。
突然の羽山からの嫉妬発言を前に好きな気持ちが溢れてしまう白崎だったが、羽山に好きな人がいると知ってしまう。白崎はショックを抱えながらも羽山への気持ちを必死に抑えようとする。「もう終わりにします」と恋人契約を終わらせてしまうのだった。

麻水さんには好きな人がいるんだ…

6話感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
やっと自分の気持ちに気づいたのに、役のために結んだ恋人契約が逆に足枷になってしまっていますよね。好きだから伝えない羽山と、好きなのに伝えられない白崎…すごくもどかしい!!羽山に好きな人がいると知ってから、白崎はどうするんだろうと思いましたが、まさか「もう必要ない」って言っちゃうんだもんな〜苦しい!
白崎は昔から嘘がつけない性格だったのに、好きな人のためなら嘘もつけるようになったんだな…と心情の変化にも気づけて面白かったです。

7話あらすじ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
実は、羽山は初めて会った時から白崎に惹かれていた。白崎は自分の演技を初めて褒めてくれた相手でもあり、特別な感情を抱いていた。
しかし、白崎からの拒否にどうすればいいのか分からなくなり、白崎との距離も広がるばかりで……。

運命の出会い

7話感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
原作でも好きだった大学時代のシーン。
1話から散りばめられていた伏線もひとつ残らず回収されていて気持ちよかった回でした!
まさか、羽山がずっと白崎を思っていたなんてまだ白崎は知らないんですよね……。
原作で二人の間を持つ三原さんもいい味を出していて、かっこよくて、なくてはならない存在だな〜と何度も見返してしまいました。
本当の気持ちを相手のためにし舞い込むのが儚くて切ない…こんなに辛いなんて…

8話あらすじ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
白崎から恋人契約を破棄された羽山は白崎にどう接すればいいか分からなくなりスランプに陥る。地元へ戻り自分のルーツ、演技への気持ちを再確認し、自分を取り戻した羽山だったが、白崎のために丸め込んだ「好き」の気持ちもまだ完全には出せないままだった。
そして、演技のためにと体を求められ複雑な気持ちになってしまう。「このまま流されてしてしまった方が良かったのだろうか…」

1度でいいから…抱いて欲しい…

8話感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お互いやっと自分の気持ちを確信したのに、近づけずに遠ざかる一方でしたね…。
好きなのに何してんだよ!!!!ってリアルに叫びました(新原さんも叫んだらしい)
「芝居のため」って理由付けてでも最後に抱かれたかった由岐の切実な思いも痛いほどよくわかるし、羽山さんの好きだから適当にしたくない、大事にしたいから離れることがいいって気持ちも分かるし……2人分2倍苦しかった回でした…。このままあと2話でハッピーエンドになるのか不安が増す一方。
好きなのに思いあえない二人を見ていて…苦しくてリアルに心臓のあたりをギュッてしてました。

9話あらすじ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
感情のまま求めあったキスを思い出し、気まずい様子の2人。一方「昼のゆめ」では思いが通じ合うベッドシーンを演じることになる。以前のように言葉を発することは無かったが、確かにお互いが思いあっていた。
「昼のゆめ」は無事クランクアップし、大成功に終わる。
羽山の家に行き、荷物を回収する白崎。白崎は淡々と荷物を詰め何やら決心した様子。
それ見ていた羽山はぐるぐるに巻き付けていた包装紙を必死に外そうともがいていて…。

「本当に夢みたいだった…」

9話感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
大号泣しました…。
好きな人がいる羽山のため身を引く白崎。
その相手は自分とは知らずに…。
お互いあと一歩なのに「好き」って言えばいい話なのに…!ってずっと泣きじゃくってみていました。ハンカチ必須…。
白崎くんがカバンに詰め込んだのは、荷物だけじゃなくて、自分の感情ごとし舞い込んでいるように見えて余計苦しかった。おふたりはどんな思いでこのシーンを演じたのだろうか…。
あと1話で本当に終わるの?

10話あらすじ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
自分の気持ちに戸惑いながらも部屋を後にする白崎。羽山は葛藤しながらも本能のまま白崎をぎゅっと抱きとめる。
忘れようと決めた白崎だったが、優しい羽山の抱擁と眼差しに気持ちが揺れてしまう。「せっかく…このまま!」閉じ込めていた思いも弾け、2人は熱いキスを交わし、初めて体を重ねる。
しかし、白崎は羽山の気持ちを聞くことなく家を後にする。すると羽山が追いかけてきて、忘れられなかった人の正体が自分だと知る。やっと思いが通じあった2人は、これまで埋められなかった時間を丁寧に過ごしていく。
大ヒットで終わった「昼のゆめ」も続編が決まる。それを2人はまだ知らない…。

「好きだよ…白崎くん」

10話感想┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
本能のままお互いを求め合うベッドシーンはそれはそれは綺麗で目が離せませんでした。駒木根さんのお芝居もちろんですが、特に新原さんの息遣いや視線からリアル感が伝わってきてとても良かった……!あんな表情も出来るんだなぁ、と俳優という仕事の凄さを実感。改めておふたりに演じて頂けて本当に良かったなぁと、シンプルに満足しています。

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2人の思いが通じあった坂道では桜が咲いていましたね!実は大学時代、2人が出会ったシーンでも桜が咲いていたんです。こういう細かい演出も人気のひとつだと思います。
本当に素晴らしかった……!

桜で作ったハート

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改めまして、ドラマ「25時、赤坂で」が無事終了しました!もうすでにロス…

ドラマ化にあたり、オリジナル脚本だからと酷評や批判されることなく終われたこと、それがなにより良かったです。むしろ皆さん暖かく作品を見守っていたのが印象的でした(私もしつこいくらいポストしてた)
これが当たり前じゃないですからね…。
制作陣の皆さんが色んな知恵を絞って大切にものがたりを紡いでいてくれたのをメモリアルブックで知り、今猛烈に感動しています。

新原泰佑さんと駒木根葵汰さん

演じてくださったおふたりも、沢山努力し、工夫して役に向き合ってくれて本当に嬉しかった。ボーイズラブだからと線引きせずチャレンジしてくださったこと、原作を愛してくださっていること、全て奇跡みたいなことなんだなとドラマが終わった今も噛みしめています。

この作品と出会えて幸せでした。
ドラマ化を見届けられて幸せでした!

アーティストの皆様、制作陣の皆様、夏野先生
素敵な作品をありがとうございました。

また会えるその日まで……。

#ドラマ25時赤坂で

















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