FF.Xのティーダとジェクトから現代増える愛着障害を学ぶ
FF.Xのティーダ星座予想が終わったので、私が考えたティーダとジェクトから愛着障害について考えてみます。
愛着障害とは?
愛着障害(あいちゃくしょうがい)は、「甘える」や「誰かを信頼する」などの経験値が極端に低いため、自分に向けられる愛情や好意に対しての応答が、怒りや無関心となってしまう状態。(ウィキペディア参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E7%9D%80%E9%9A%9C%E5%AE%B3
ティーダは小さい頃からジェクトに蔑まされてるような言葉を言われています。
小さい頃に言われた言葉や、親との密着感というのは大人になってからも人間関係の障害として出てきます。
ティーダが1人待っている中でジェクトとティーダの母親はバーカウンターで2人で会話を楽しみます。ティーダは1人『まだ〜??』と2人に聞きますが『もうちょっと待って』と言われてしまいます。
蟹座の象徴は母親でもあります。そして愛情を強く求めます。母親や家族愛との関係がより深いのも蟹座のティーダでありますので親との距離というのはとても大切なモノです。これは蟹座に関わらずの話でもありますが、幼少期の親との記憶ってすごく大切です。これは受け取る愛情の器の形成になります。
愛を受け取る、信頼を受け取る訓練です。
ティーダとティーダの父母とは距離があったところからティーダは典型的な愛着障害なのではないだろうかと推測できます。
これはFF Xの脚本さんが、と言う話ではなくそもそもストーリーテーラーと言うのは自分の記憶の反映や無意識の反映をストーリーとして作ることで擬似体験して消化しているはよく言われている話です。
ティーダはジェクトから言われた言葉をいつどんな時も思い出してしまいます。
そしてその言葉はティーダを苦しめています。
ジェクトの話を振られた時のティーダはいつも親父なんか、と言った態度になってしまいます。
ジェクトシュートを習得するときなんか、ジェクトから言われてきた言葉を遮ってやっとジェクトシュートを習得できるのです。
ティーダは最初アーロンにも怒りをぶつけます、そしてユウナにジェクトの話を振られた時もティーダはあまり良い顔をしません。
ティーダはザナルカンドエイブスのエースというのは前回の記事でも記述した通りです。そしてブリッツボールをするのは父を追う、父に褒められたいという欲求の現れです。
ですがそこにジェクトはいない、この現実がよりティーダの愛着障害を深めていきます。頑張っても報われない、親を求める気持ちがティーダをどんどん孤独にしていきました。
ティーダはスピラに来てから、父親に愛情を求めるよりも、仲間と情熱をシェアすることで父親への愛情を求める気持ちを消化していきました。
これは疑似消化することになります。
水に違う物質を混ぜてオレンジジュースにする、性質を変えて喉を潤すものだけは変えない、例えるとこの言い方ができます。
でもティーダは仲間と旅することで愛情を受け止める器というものを擬似体験から作っていくことができたのでティーダは最終的には愛着障害を克服しました。
愛着障害は今現代だと、恋愛で消化しようとして恋愛を拗らせる、この繰り返しが現代は多くなっています。そしてここから恋愛依存症になっていくのです。
単純な話では愛着障害は克服されませんが、愛は愛でも、友愛で実質的に愛情を受け取る器を形成できることをもっと知っていただきたいなと思います。
育った環境はどうにもできません。ですが自分の人格を本格的に作っていくのは周囲の人間関係です。
昨今は世の中が便利になった分、人と人との触れ合いのような風潮は無くなりました。ただベタベタ触れ合うのではないです。もっと素の心から触れ合うことです。
世間体を気にして表面上の会話しかできなく、社交辞令が普通のような人間付き合いが普通になってしまいました。
個人情報にも厳しい時代になりました。
人と人との信じ合う気持ちが薄れていく時代、親子関係ですら難しい時代。
誰かが親の代わりになることはできませんが、友人や周囲の人たちとの関わりで愛情を受け止める器を少しずつ形成することを意識すると少し変わるかもしれません。
愛情は性愛だけではありません。物質主義のこの時代に見える愛が性愛になってしまっていますが、それは『形』でしか無いと言うことです。
ティーダは信じる事に重きを置くことを経て、仲間を大切に思うところまで行きつきました。誰かのために戦う、誰かのためにモノを言う、その全ての初期衝動は自分の『思い』を大切にしてるところから来ます。
自分の思いを大切にしてるところからと言うと、エゴとかそういうイメージを一瞬抱いた人もいると思いますが、これはエゴではなく、『自分の思いから派生される仲間への気持ち』なのです。
気持ちを与えることで人は自分に対して少しずつ心開いてくれますし、自分も心を開きやすくなります。
そしてお互いを大切にする、この流れができます。
最初から繋がりが完成したものと思って向き合うのではなく『育む』意識から人と向き合っていく、そう言う視野でいきたいものです。
人を知るのは『人が人を知ろうとする』気持ちです。誰も相手のことなんて全て分かりません。あの人はこうだろうなって言う第一印象は相手に対して悪イメージでも良いイメージでも人柄に対して『名指し』をしてしまい、その名指しから生まれた架空の相手の人物像で向き合ってしまいます。
愛着障害は求めることのハードルを無意識に上げてしまっています。
これが恋愛依存症にまで発展するケースがすごく多いです。この恋愛依存症まで発展するとずっと拗らせてしまう事になります。
認知の歪み(名指して生まれた架空の相手像)からダメ男と呼ばれる人、ダメ女という人の罠から抜け出せなくなります。
ニュートラルな視野を持つためにも普段から、周りの人と関わる上で『育む意識』を持っていけば、日常から愛情の器形成に役立っていくのでこの意識で現代増える愛着障害を超えて本当の自分を愛し、人を愛せるようになればなと思いこの記事を執筆しました。
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