FINAL FANTASY X vol .6 キャラクター星座予想〜ルールー編〜過酷な運命を2度背負い傷ついた黒魔術師〜
今回の星座予想はルールーです。
ルールーはFF10では『お色気キャラ』担当です。唯一ナイスバディの峰不二子のような妖艶さと、艶やかさ、そして奥深いミステリアスな色気を持っています。とっても大人なルールーだけれども、そこに至るまで過酷な運命と向き合ってきています。運命から得た強さはもちろん、魔力も、心もです。
(怒ってるルールーも美しいので個人的嗜好で添付します。)
いつも通り、ルールーの性格から行きます。
性格
・頑固
・弱音を言えない
・物知り
・言葉は多くない
・深く鋭い思いやりを持つ
・クール
・悟りがある
特徴
・黒魔術を使う
・過去に負った過酷な運命がある
・妖艶、色っぽい
・あまり表情がない
・ゴシックで独特の衣装
です。まだたくさんあると思いますがここでストップします。
そんなルールーは蠍座なんじゃないかなと予想しています。
蠍座は水エレメントの固定宮です。ルーラーが冥王星というとんでもないハデスがついています。なのでゴシック世界とかヴィジュアル系と言われる世界はこの蠍座の世界観です。冥王星蠍座世代の方は第二ヴィジュアル系世代です。ルーラーとサインの合致があるため濃いものになりますね。蠍ですし。
蠍座は死ぬか生きるかの100対0です。生きるために生命力を吸う、相手に生命力を与えて生かす、いつも生きるか死ぬかの世界。
生命力はもっと生々しく言うとセックスですので、エロスとも言われます。
では蠍座の象徴に行きます。
蠍座の象徴
・破壊と再生
・死
・毒物
・研究
・黒魔術
・寄生
・エロス
・探求
・執着
です。
ルールーの人生を作品からわかる限りを考えると、ルールーは大切な人の死に直面してることが伺えます。
一つはワッカの弟、チャップとの婚約が決まっていたのに関わらず、シンの討伐で亡くなってしまった出来事、もう一つは先生とルールーが呼んでいる亡き召喚士の話。こちらの召喚士の話はガガゼト山のスポットから話が始まり、ナギ平原にある地下道で行われる隠し召喚獣イベントでルールーが先生とばれる人のガードを務めていたが道中で亡くなって、ずっと悔やんでいたことが明らかになります。
蠍座はディープに死の世界と関わっていく印象があります。
そしてずっと時が止まったように思い続ける『思うことへの没入感』も伺えます。
ルールーは後悔を十字架として背負って生きすぎたのかもしれません。
ルールーは何か怒るたびに過去を回想しているようなセリフが出てくるので、ルールーの中で『死』と言うものはただの悲しいものではなかったのだなと。
死と向き合うと言うことは悲しみを超えた領域まで考えることです。それをどう自分の中に落とし込んでいく作業を生きていく中でやるか、これが死とディープに向き合うと言うことなのでしょう。
死と没入するように向き合い続けるのは冥王星がルーラー(支配星)についているいかにも蠍座的なものだと考えられます。
死と向き合いながらも、自分の後悔をガードになり旅することによって払拭しようと心の中で葛藤していたように感じます。
過酷だと分かっていてもまた、旅してしまう。ルールーは何かに100で向き合うことを決してやめようとしませんでした。
蠍座の特徴として、過酷な運命を乗り越えて、悲しみを乗り越えてどんどん強くなっていきます。悟りも出てきて、良い意味で柔軟性が出てきます。
蠍座的には状況を変えるために動くことがとてもハードな事なので、状況を変える経過の中ですら物凄く強くなります。
ルールーは過去への執着心がとても強いのは作中でもわかります。その過去への執着はワッカの何気ない一言で思い出されてしまうので、ワッカにいつも怒っていたのではないかなと考えられます。
そして蠍座がルールーだとしたら、隣サインは前回予想したワッカの射手座なので、ワッカのフラフラとしたような発言にルールーが怒ってしまうのも学術的に立証できます。隣サイン(隣の星座)は苦手意識を持つからです。
ルールーは蠍座、隣がワッカの射手座。
ルールーはどしっとしたしっかりした発言をしますが、ワッカは何も考えてないようなちょっと人によっては無神経に見える発言ですが、常にワッカという射手座は前を向いて理想を描き動き続けるのがテーマなので。
そのようなテーマを描く段階にルールー(蠍座)はまだいないってことです。
ここからすれ違いが生じていきます。蠍座的思考も、射手座的思考も世の中には大切です。
(FF10ー2ではワッカとルールーは結婚し、ルールーはお腹に子供を宿しています。)
・
ルールーは黒魔術に特化しており、毒の魔術も使います。FF10の技では『バイオ』と呼ばれる黒魔法です。
蠍座の象徴には『毒物』もありますので、唯一毒をかける黒魔術を使えるルールーは、いかにも蠍座的でしょう。
黒魔術師になるための修行も教えもしっかり叩き込まれ、黒魔術を極めているところも蠍座的な『没入感』が垣間見えるところです。
そして魔術で動く不思議なぬいぐるみ、モーグリーと共に戦闘します。蠍座はちょっと可愛いところがあって、意外と人懐っこかったり、可愛いものを抱きしめるのが好きだったり、人に対してのボディタッチも多いところがあります。
ルールーのこのルックスでぬいぐるみを抱きしめているのは非常にギャップがあり、ますますルールーの魅力を引き立てるアイテムになっています。
ルールーはFF10のお色気担当キャラでもあります。
死と向き合えば生も強くなります。
死には無いけど、生きてる人が生命を感じる瞬間ってプリミティブに言えば『セックス』でしょう。色気やフェロモンは生きてることを痛感するためのセックスをするためには必要武器でもあります。
性交渉というのは相手がいないと出来ない人間の儀式です。
黒魔術儀式は1人でできるかもしれませんが、性交渉という儀式は対人がいて初めて成立するものです。
蠍座に言われる『エロス』は単なる変態とか、そう言う領域のエロスなのではなく『生きことを実感して痛感する』のに必要なため、性に対しても絶倫と呼ばれるのかもしれません。そう、いつでも100対0の蠍座でもありますので。
ルールーのエロス的な雰囲気は単なる男性ファンを喜ばせるためだけでなく、『生きることを実感するための武装』だと考えると非常にエモいと思います。
誰よりも命というものに対して誠実でまっすぐなルールーは多方面で『生命力』に満ち溢れています。こう考えると、蠍座的な強さと美しさがしっかりと体現されています。
旅の中でルールーを見ているとものすごく大きく考え方が変わってきているのを感じられます。
ユウナレスカ戦前には初めてワッカに同意する台詞もルールーの成長を表しているように感じます。ルールーも世界の『究極召喚』というまやかしにしっかり向き合い受け止めたことから、ルールーの考え方も大きく変わっています。
ルールーなりに自分の信じていたものが裏切られたことはすごく傷ついたと思います。けどその中でルールーは自分の中で何を守りたいのかに対して向き合い続けました。
ルールーは世界を守るというよりも妹のような『ユウナ』の旅と『ユウナ』を守りたいに強く変わったのでしょう。ルールーの中で守りたいものが明確になった後半、ルールーの台詞が未来を見据えた台詞に変わっていき、過去を回想する台詞がだんだんなくなって行くのが非常に印象的です。
蠍座は『地獄の果てまで』とよく言われたもので、自分が守る、自分が愛すると誓ったモノに対してはどこまでも貫き通します。
ルールーは過去の誓いを旅の中でどう守っていくかとなったときに『ユウナ』を守ることだということに気づいていったのかもしれません。
蠍座は『あなたと私』というコミットメントが非常に強いので世界なんて、極論どうでもいいのです。
過酷な運命を乗り越えて抜けきらなかった脱皮しかけていた皮を、エボンの真実を暴き、世界を救ったのと同時にルールーは『本当の脱皮』ができたのかもしれません。
蠍座はタロットカードの『死神』になります。死神は過去の学びを経て古い自分を殺し、新しい自分に生まれ変わるカードです。
本当の意味でルールーが死神に当たれたのは、ルールーにとっての死神が『シン』だったからかもしれません。
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