見出し画像

自分の居所が変わると考えも劇的に変わる。のに…

こんにちは。
菜紡です。


ちょっとのご無沙汰…ですかね?笑

久しぶりの1日休み(家に引き篭もり日)なのでnoteを開いてみたところ、私の相当前の記事(https://note.com/tumugu_/n/nba71f71b697f)のシェア数が5回を超えたと通知が出てきました!!

マイペースに自分の記録を書いているものが、人様に見て頂けているということが嬉しいです。
ありがとうございます。

えええ〜と思って読み返してみると、随分と感情的に書いているではありませんか…。笑

でもなんとなくその時の気持ちに寄り添うことができて、心があったかくなりました。


それから、最近一気に2つの小説を読んで泣きそうになった(電車の中だったので流石に泣けなかった)なと思い、その想い、ここに残しておくことにしました。


学生時代から好きでネットに投稿されていたときから読んでいた、汐見夏衛さんの「臆病な僕らは今日も震えながら」

と、

「かがみの孤城」を読んでファンになった、辻村深月さんの「この夏の星を見る」

について。


1、臆病な僕らは今日も震えながら


少し調べてみるとTikTokで話題になっていたみたいですね。
Instagramはよく使いますが、TikTokまでは手が伸びない世代なので(年齢がバレそう笑)全く知らなかったのですが。


繊細な言葉遣いと、表現の幅が心にまっすぐに響いてきました。


血の繋がり、細胞の記憶、それらはきっと臓器移植をされたことでも受け継がれていくのだなと。


見ず知らずの人でも、心が身体が反応して繋がっていくこともある。

家族でも全く分かり合えないこともある。


でもきっとどんな時も、私たち一人一人が言葉を紡いで伝えていくことで伝わることがあるのではないかなと。


そして、迷いながら、それでも進んでいく、諦めない、そんな強さと弱さを感じられました。


私自身、やっと少し祖母のことが分かってきたような気がします。
今までは言葉や態度があまりにも偏っていたからなんとなく普通な会話すら億劫でしたが、祖母の気持ちを言葉にしてみた時、それからの笑顔が印象的でした。
きっとこれでよかったんだろうな、と。望んでいてくれてたのかな、と。


お盆のこの季節、そう思えたことが嬉しい。
父方の祖父母の命日も最近することができ、日々“ご先祖様”へ意識を向けることが増えました。



2、この夏の星を見る


あ、辻村深月さんの新作だ〜くらいの気持ちであらすじも知らずに読み始めました。


私はコロナで寧ろ大きく踏み出せたタイプの人間なので、このコロナ騒動自体を強い感情を持って記憶しているわけではありません。


それでも、子ども達と関わる機会もあるため複雑な感情や状況は理解できるなと思い、読み進めていました。


最後まで一気に読み、涙が溢れてきたのは、やっぱり辻村さんの表現力なんだろうなと。


学生ではない世代が読んでも共感できる、自分と重ねて読むことができる。


学生間のいざこざや、言えないこと、伝えたいこと、相手を思いやる優しさ、

そんな感情達がそっと見守り、でももがいている大人達によって引き立っている。



そして何より、

同じ空を、同じ星を共有する生徒たちの世界と感情は深く豊かになった。


それが1番の救いであり、強さだ。




ここまで読んでいただき、ありがとうございました☺︎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?