人文書を読んだまとめをノートにします。レジュメ代わりにもします

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記事一覧

Revenge on

----- You have given me so many wonderful gifts. More than you know. -----  I bet you hate the world because people say bad things about you.  I bet you hate…

罰
1年前
1

ドクハク

 「ぼくの残りの人生はぜんぶ復讐に使うんだ」 そう言って、その子は左手にナイフを握りしめた。彼女の本当の利き手は左手だったからである。でも、ある日孤児院で右手で…

罰
1年前
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レーニンのブルジョワ国家廃絶論における、ロシアの歴史的経緯およびトロツキーの影響➀

レーニンの国家論の形成 レーニンの国家論および階級闘争論の形成において、重要なテーゼを占めているのは、第一次世界大戦(以降はWW1と呼称するよ)において資本主義社会…

罰
1年前
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高一のとき、二次関数のグラフと数aで集合→確率を習ったときに、直感的なイメージで確率をこんなふうに捉えてた
二項分布における近似だと積分展開すれば、面積の問題となるけど、放物線に近似させるにはフーリエ級数展開しても、かなり難しく、標準化による中心極限定理だと区間が曖昧になる

罰
1年前
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バクーニンにおける神学および、そこから導かれる革命の存在論的なあり方

バクーニンの神に対する解釈  バクーニンにおいては神とは、存在の全てであるため、神(客体)をもたないの。これは、つまり即自的な意味で虚無の存在であるということ。 …

罰
1年前
15

マルクス経済学における、疎外と剰余価値法則の論理

この論考における主張マルクスのテキストの読解において、現代でもなお主流となっているのは、前期マルクスと後期マルクスとの断絶という主張だよ。これは特に、前期の疎外…

罰
1年前
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ヘーゲル哲学から見る、認識におる仮象と理念について(登場人物:ヘーゲル デカルト カント マルクス 置塩信雄)①

はじめにヘーゲルの小論理学の予備概念と有論を踏まえた上で、人間の感覚的だったり抽象的な認知と、それが生まれる土壌を、ヘーゲル・カント・デカルト・マルクス(および…

罰
1年前
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ロシア革命から学ぶ、労働組合の存在論的なあり方

はじめに これは、Duolingoっていう語学勉強サイトで覚えた拙い中国語と、英語からの翻訳を継ぎ接ぎして作った中文(簡体字)での小さい論考をメモ代わりに残してる感じだ…

罰
1年前
5

私のロシア帝政期のロシア文学と戦前日本文学における、舞台構造についての比較

はじめにこれは、Duolingoっていう語学勉強サイトで覚えた拙い中国語と、英語からの翻訳を継ぎ接ぎして作った中文(簡体字)での小さい論考をメモ代わりに残してる感じだよ…

罰
1年前
3

殉死

 昔とある彼氏と付き合ってたときに、「僕は罰ちゃんのこと愛してるっていうよりも好きの方なんだと思う。所有して自分のものにしたいから」って言われたことがあるの。 …

罰
2年前
6

野ざらしの鳴き声

わたしはいま、野ざらしの一匹の子犬 涙で濡れた青い頬も ほろほろって 零れ落ちるの 青薔薇の花びら一枚で 乾いた頬は、孤独な鳴き声を共鳴させて わたしは今たった一…

罰
2年前
6

存在と、仮面の存在の倫理学❶

イロニーと存在イロニーとは、その本来持っている姿を屈折させて、言葉に虚偽の仮面を被らせる表現方法のことだ。そうすることで、存在は言葉を媒介にすることができ、その…

罰
2年前
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Revenge on

Revenge on

----- You have given me so many wonderful gifts. More than you know. -----
 I bet you hate the world because people say bad things about you.
 I bet you hate yourself for trying to be around me becau

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ドクハク

ドクハク

 「ぼくの残りの人生はぜんぶ復讐に使うんだ」
そう言って、その子は左手にナイフを握りしめた。彼女の本当の利き手は左手だったからである。でも、ある日孤児院で右手でものを扱う練習をしてから、その子は利き手とは反対の手で、ものと向き合うようになった。彼女の残りの人生の向き合い方は、まさにその物への向き合い方そのものであった。
彼女の人生は、幼い頃その目に男を必死に書き込まれたとき以来、残りは少し血と涙の

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レーニンのブルジョワ国家廃絶論における、ロシアの歴史的経緯およびトロツキーの影響➀

レーニンのブルジョワ国家廃絶論における、ロシアの歴史的経緯およびトロツキーの影響➀

レーニンの国家論の形成 レーニンの国家論および階級闘争論の形成において、重要なテーゼを占めているのは、第一次世界大戦(以降はWW1と呼称するよ)において資本主義社会が、帝国主義段階としての矛盾を現したことを総括した「帝国主義論」と、ロシア2月革命の後に、ロシアにおいて始まった革命の様相において、資本主義社会そのものの問題として闘い、これを指導する党の役割を明確とするためのアジテーションとして出され

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高一のとき、二次関数のグラフと数aで集合→確率を習ったときに、直感的なイメージで確率をこんなふうに捉えてた
二項分布における近似だと積分展開すれば、面積の問題となるけど、放物線に近似させるにはフーリエ級数展開しても、かなり難しく、標準化による中心極限定理だと区間が曖昧になる

バクーニンにおける神学および、そこから導かれる革命の存在論的なあり方

バクーニンにおける神学および、そこから導かれる革命の存在論的なあり方

バクーニンの神に対する解釈
 バクーニンにおいては神とは、存在の全てであるため、神(客体)をもたないの。これは、つまり即自的な意味で虚無の存在であるということ。
 これは、ヘーゲルの小論理学における有論の最初の導出や、同じ啓示宗教であるユダヤ教における神に対する見方(ユダヤ教においては、神はYHWHという記号があたえられるけど、厳密にはこれを発音することがなくて、YHWHというような形式をとるよ。

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マルクス経済学における、疎外と剰余価値法則の論理

マルクス経済学における、疎外と剰余価値法則の論理

この論考における主張マルクスのテキストの読解において、現代でもなお主流となっているのは、前期マルクスと後期マルクスとの断絶という主張だよ。これは特に、前期の疎外論から後期の物象化論へという流れとして語られることが多いよ。しかし、私は資本論における価値論と、マルクス経済学における、経済を分析する上での最小単位である商品の特性に着目した場合、「経済学・哲学草稿」において主張された資本主義社会において人

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ヘーゲル哲学から見る、認識におる仮象と理念について(登場人物:ヘーゲル デカルト カント マルクス 置塩信雄)①

ヘーゲル哲学から見る、認識におる仮象と理念について(登場人物:ヘーゲル デカルト カント マルクス 置塩信雄)①

はじめにヘーゲルの小論理学の予備概念と有論を踏まえた上で、人間の感覚的だったり抽象的な認知と、それが生まれる土壌を、ヘーゲル・カント・デカルト・マルクス(および彼の創設した経済学や数理経済学)の4人の見地から比較検討しようと思うよ。

これは私の思考をある程度整理するためのメモみたいな感じだから、ちゃんとした形式じゃないと思うけど、許してね。あと、哲学特有の語彙やヘーゲル独自の語彙などは、なるべく

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ロシア革命から学ぶ、労働組合の存在論的なあり方

ロシア革命から学ぶ、労働組合の存在論的なあり方

はじめに

これは、Duolingoっていう語学勉強サイトで覚えた拙い中国語と、英語からの翻訳を継ぎ接ぎして作った中文(簡体字)での小さい論考をメモ代わりに残してる感じだよ。二作目だね

中文革命工会的真正作用在于,在革命发生时,通过铁链的团结维持组织力量,作为贯彻实力斗争的民兵发挥作用。实际上,列宁也指出,2月革命中资产阶级的权力篡夺,是由于未能构筑能够进行劳动者的实力斗争的有组织的权力。因此,

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私のロシア帝政期のロシア文学と戦前日本文学における、舞台構造についての比較

私のロシア帝政期のロシア文学と戦前日本文学における、舞台構造についての比較

はじめにこれは、Duolingoっていう語学勉強サイトで覚えた拙い中国語と、英語からの翻訳を継ぎ接ぎして作った中文(簡体字)での小さい論考をメモ代わりに残してる感じだよ

中文在日本文学中,一个人的内省观点和个人情绪影响着其他人物,对主角和人物的救济也有由它们决定的特征,但在俄罗斯文学中,祖国的荣誉和基督教的隐喻以戏剧性的方式成为叙事的特征,人被其命运的时间流逝所拯救。

日本語訳日本文学では、一

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殉死

殉死

 昔とある彼氏と付き合ってたときに、「僕は罰ちゃんのこと愛してるっていうよりも好きの方なんだと思う。所有して自分のものにしたいから」って言われたことがあるの。
 古代ギリシアにおいては、一番神的な愛はエロスとされていた。なぜなら、女性の生殖は神秘であり驚異的なものであるから。きっと、これは彼の濁った情熱からくる、愛の対象への畏怖からくる愛なんだと思う。これは類的な人と人との交換という儀式として、人

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野ざらしの鳴き声

野ざらしの鳴き声

わたしはいま、野ざらしの一匹の子犬

涙で濡れた青い頬も
ほろほろって
零れ落ちるの

青薔薇の花びら一枚で
乾いた頬は、孤独な鳴き声を共鳴させて

わたしは今たった一匹
昔聴いたよがり声も、今は懐かしいだけ

存在と、仮面の存在の倫理学❶

存在と、仮面の存在の倫理学❶

イロニーと存在イロニーとは、その本来持っている姿を屈折させて、言葉に虚偽の仮面を被らせる表現方法のことだ。そうすることで、存在は言葉を媒介にすることができ、そのことによって存在を露出させていく。露出させていく存在とは、まるで自分のリリースパーティーを開催するアーティストのようなもの。ステージアップした自分を見せることで、自分そのものを、虚偽の仮面によって、その言葉によって乖離させていきながら、自分

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