覆面教師10/6「凱旋門賞」の特別授業
最初に伝えておく。日本馬と日本人騎手には勝ち目がない。それが凱旋門賞だ。過去に日本馬が勝ったことはなく、日本人騎手が勝ったこともない。「歴史上の勝率は0%」ということになる。
そもそも凱旋門賞で3着以内に入った日本馬は4頭しかいない。
エルコンドルパサー2着、ディープインパクト3着※失格、ナカヤマフェスタ2着、オルフェーブル2着、オルフェーブル2着ののべ5頭だ。のべ34頭が出走しているので「歴史上の複勝率は15%」だ。調べてみて思った。意外と高いと。
また、「歴史上の連対率は11%」だ。次の話に移ろう。
そもそも凱旋門賞で3着以内に入った日本所属の騎手は(ルメール・デムーロ含む)2人しかいない。蛯名正義(エルコンドルパサー2着・ナカヤマフェスタ2着)、武豊(サガシティ3着・ディープインパクト3着※失格)ののべ4人だ。のべ28人が騎乗しているので「歴史上の複勝率は14%」だ。調べてみて思った。意外と高いと。また、「歴史上の連対率は7%」だ。
ということは「日本馬×日本騎手の歴史上の複勝率は15%×14%となるので2%」
「日本馬×日本人騎手の歴史上の連対率は11%×7%となるので1%未満」となる。どうでもいいが、実は私は数学教師だ。どうでもいいが。
よって日本馬や日本人騎手を外すことが、凱旋門賞の馬券を買うときに行う最初の作業になる。
シンエンペラーにチャンスがあるのでは?と思った人へ。エルコンドルパサーは前哨戦を3回も行い、完全に欧州の馬場に慣れさせた。前哨戦の成績は(2,1,0,0)でG1とG2を1勝ずつしている。その上で凱旋門賞に挑戦し、2着に負けた。オルフェーブルは2回とも前哨戦を勝ち、その上で凱旋門賞に挑戦し、2回とも2着に負けた。シンエンペラーは前哨戦を負けている上に2400m以上で勝ったことがなく、坂井瑠星騎手は実は2400m以上の重賞は1度しか勝ったことがなく、「逃げ損ねたけどラッキー!」のような形だ。はっきりいう。勝てるわけがない。どころか10着以内に入ることも難しいだろう。血統的に合う・・・という声があるがそれはエルコンドルパサーも同じだ。また、オルフェーブルは不良馬場の東京優駿を圧勝しており、馬場適正に背景があった。血統だけではなく、完全に欧州の馬場に慣れさせないと、日本の軽い馬場での走り方は直らない。また騎手も日本の軽い馬場の乗り方から、欧州の重い馬場の乗り方に完全に慣れなければいけない。昨年見ただろう。母国で活躍しているマーカンド騎手、ピーヒュレク騎手、モリス騎手、ルメートル騎手等が日本では全然ダメだった事実を。欧州の騎手は基本的に脚が遅く、日本競馬には合わないのだ。凱旋門賞は日本の競馬とは完全に競技が違うと思ったほうがいい。例えるなら日本競馬はバイクに乗るオートレースであり、凱旋門賞は自転車に乗って自分でこぐ競輪だ。どちらも同じような競技場でやっているだろう。そのようなものだ。急に競技を変えさせられた日本人騎手が上手く乗れるわけがない。江田照男ならできるかもしれないが。
馬券選択に移る。PM12:00現在シンエンペラーのJRA単勝オッズは1番人気でありアリルファーの単勝オッズは2番人気である。もし応援したい人は2頭の馬券を買って応援すればいいだろう。そういう楽しみ方もある。だが私は馬券では勝つことしか考えない。好きな馬も好きな騎手もいない。馬だろうが騎手だろうが、冷静に弱点を見つけ、そこを突いていく。「馬券で勝ちたい、だから日本馬を買う」のは明らかにおかしい。勝ちたいのならば、日本を入れてはいけない。
さて、とはいっても日本のようにレースぶりを動画でチェックしても、他の騎手も知らないしそれぞれの競馬場の特徴も知らない。だから、見てもわかるわけがない。私が解っていることは、欧州の芝のレースは日本のダートのように、一回一回の着差が大きいということ。後はフランスの馬が強いらしいこと、最近牝馬があまり勝たないらしいこと、3歳馬が強いらしいこと、ファーブル調教師が強いらしいこと、ムーア騎手は毎年のように騎乗し2勝しているが、だいたい人気よりも下の着順になるということくらいだ。こんなに少ない情報で馬券が買えるのか?・・・買える、勝てる。それほど日本馬外しのアドバンテージが大きいということだ。
よってあまり自信はないが、当たったときには大きいはずだ。私の買う馬券を紹介する。レーティングが高く若い馬をなるべく選び、有名なG1をあまり勝っていない騎手を避け、フランス馬はA・ファーブル厩舎から選び、フランス馬以外はA・オブライエン厩舎から選ぶ・・・という感じだ。
①A・オブライエン師が勝たせたいのは、主戦である超一流ムーア騎手が乗る14ロスアンゼルスだ。前走は馬を仕上げていないはずだ。今回は全力だろう。
②A・ファーブル師が勝たせたいのは13ソジーだ。ローテーションが語っている。今回は全力だろう。ギュイヨン騎手もまあまあ強そうだ。
よってこの2頭を中心とする。
後はフランス馬から選ぶ。・・・ううむ、わからない。・・・
(1)やはりファーブル厩舎のフランス馬からもう1頭、牝馬で5歳だが08マルキーズドゥセヴェニエだ。なんかフランスで勝ちまくっている。プーシャン騎手もなかなか強いようだ。
(2)さらにフランス馬から09ルックドゥヴェガだ。3歳馬で仏ダービーを勝っている。凱旋門賞に相性が良さそうなローテーションだ。ただ、トーマス騎手はイマイチのようだ。
結論は
単勝13
単勝14
ワイド 1314
馬連BOX 08091314
3連複BOX 08091314
以上が買い目になります。自信はあまりありませんが、当たったときにはでかいはずです。
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