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話数単位で選ぶ、2021年TVアニメ10選

小手鞠
滅び去った過去の残骸のなかから
これだけのことを、私は思いおこす
過去は私に教えた、私がもっとも愛したものは
何よりも愛するに価したものであったのだと。
(G・G・バイロン)

 ということで今年の10選です。
 トップ画像は今年屈指の最高OPこと『BLUE REFLECTION RAY/澪』のOP1(youtube)から拝借した都ちゃんです。続くバイロンの詩も(これは出てないけど)ブルリフRによる縁から。ゲーム含めて今年はブルリフイヤーだったし、やっぱり一つくらい自分で選んで引用しとくべきかなと。10選もこれくらいの気持ちで選んでいけたらいいなと思います。アニメ、愛してるよー!

ルール
・2021年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

 集計は今年もaninadoさんがやってくれるようです。ありがたや。
 →「話数単位で選ぶ、2021年TVアニメ10選」参加サイト一覧
 以下放送日時順で当時のツイート貼り付け+ちょっとしたコメントの簡素な感じで。ブルリフR以外…。

装甲娘戦機
 第7話「スズノの秘密」

 こいつらめっちゃ食うな! でお馴染みのトンチキ良い話です。うどんが鼻から出るアニメ久しぶりに見た気がする。最近はコンプラがね…。
 前回、覚えたばかりの必殺技を大物に使おうとしたところ耳が潰され、アイコンタクトで5人中4人が「おっけー私が撃つんだな!」をやらかし、出力設定が初期値のままだったので根こそぎ生命エネルギーを消費してぶっ倒れる…を経てのドカ食い回です。アホの子ばっかだよこの機能集団…。当然5人全員で撃ってたらもれなく死んでました(世界情勢自体は超シビア)。
 まぁでもね、必殺技を覚えたら取り合えずぶっぱしたいという気持ちは抑えられないよね、分かる…。

 中身としては「目が合わない」という話をキャラ同士のそれだけでなく、カメラワーク、保護者目線なAIであるネイト(カメラ)、なんか群がる野性の猿などを横断してキャラに戻すというのも良い。
 今話はいつも通りトンチキは微笑ましく、いつもよりちょっとしっとりしたシリアスを多めに。そして一体感のあるギャグ落ちと。機能集団が機能喪失する実に彼女ららしい締め。これで次回冒頭が喧嘩スタートなのほんとアホで良い。
 最高の最終話における最高の自爆もめちゃくちゃ良くて迷ったけど、やっぱドカ食いするアホの子が好きなのでこっち。たくさんお食べ…。今話に限らずトンチキとシリアスの塩梅が私好みで全体的に良い作品でした。

ウマ娘 プリティーダービー Season 2
 第7話「祝福の名前」

 まずOPが良い。2話の初見で普通に泣いちゃったからね…。

 頭のテイオー回り込みからの振り向きポニテワイプ(尾の靡き、即ち“駆けた”ですよ)で泣いちゃうし、サビ入り直後の観客でも泣いちゃうし、キタサンダイヤの2回目の「ほら!」でも泣いちゃう。そういえば私はキタサンダイヤPUガチャでキタサン0のままダイヤ完凸しました。泣いちゃう。ちゃんと3期という名の飴も下さい。あとカレンチャンの歌と別衣装。

 それはさておき第7話。見比べるとやっぱ画面の力では第10話の方が強いと感じるんだけど、なんか7話もだいぶ良いなと迷ってしまい、最終的に話と演技とトンチキで7話の方が好きかなとなったのでこっち(10話はスペちゃんの想像の中ですらテンポが死んでるテイオーっていうのがあまりに…)。
 今見るとライスの「どうしてそんなこというの!?」「わかんない!」が完全に陽桜莉だよ。ここもそうだけど、石見さんがこういう台詞に込める絶妙な震えが結構好き(これが7話選出の決定打となった可能性があります)。
 どっちもまぁエゴを伝える話(「言い忘れていたんだ」)だけど、10話はライブステージ(あるレースの終点、逃げられない場)の上で、7話は目指せ三冠って言ってる子らの居るレース場を見下ろす路上でっていう景色の違いも良い。

セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-
 第11話「反撃-カウンターアタック-」

 「最高」って言ってる自分のツイを検索すると、アニメ作品に対して使ってるのは装甲娘戦記、これ、トロピカ、サニーボーイだけでした。逆になんでサニボが10選にいないの…? あとブルリフRに使ってないのも意味わかんないからこの記事投稿するときに書き添えときます。

 今年最もかっこよかった変身がこちら。
 儀式的・形式的な変身口上であると教わったサクセション(継承)が彼にとっての本物になる瞬間です。トロピカ29話でもあった、バンク終わりのポーズがそのまま次のシーンに残ってたり、バンクを新規で再現するのと精神的には同じ。遠い昔にバンク(形式)となったそれを現在にある自分に連なるものとして取り戻す。今ここにある自己を信じる者として。
 それに敵対するのは継承をせず己のままずっと続いている存在と。本当にめちゃくちゃ盛り上がるお手本のような最終決戦直前回だよ。そこからの最終話もちゃんと良かったけど、まぁ、選びたいのは断然こっちかなと…。
 あとやっぱ未来視系のキャラがね、好きなんです…(ダーナ・イクルシア…)。

不滅のあなたへ
 第11話「過去からの贈り物」

 今年は私にとって完全に石見舞菜香イヤーでしたね。フルバFinalの透、ウマ2期のライス、ブルリフRの陽桜莉、そして今作のリーン…あれ、なんかみんな影抱えてませんか…?(震え声の演技が上手いので仕方ないね)
 そんなリーンとのラストの会話シーンほんと良くて、分かりやすく派手な動き、派手な演技、派手な劇伴を抑え、ただただ染み入るような、それでいて決定的な場面として良く出来てる。優しく丁寧な手付きで、秘められていた過去、仮面に隠されていた顔を見つける(「あなたこのままじゃ一生誰ともキス出来ないわね」)。完璧にコントロールされた画面ってこういうのなのかなという感じがする。本当に良い。
 まぁ次の瞬間ギャグみたいなパッカーンが来るんですけど…。この趣味の悪さが作品全体にあるの、回収されるんですかね?(原作未読)
 ともあれ来年の続きも楽しみ。

BLUE REFLECTION RAY/澪
 第20話「ギロチンのマーガレット」

私は世界を愛さなかった、世界もまた私を――。
だが私は信じたい。
善とは名ばかりでなく、幸福は夢ではないと。
(BLUE REFLECTION RAY/澪 第6話「心に茨を持つ少女」)

 2021年のベストアニメがこちらです。ちなみに上の詩はバイロンのが元なんですけど(新潮社『バイロン詩集』p179。中略されてる)、引用したいのは作中でのものなのでこんな感じで。サブタイもザ・スミス(モリッシーの詩)の引用らしいよ(私は全然知りませんでした)。
 しかしこの作品、現状BD発売予定が無く見れる機会がある内に見ていただきたく…ということで私なりに軽く書いておきます。かこつけて書きたいだけというのはそう。自分の想いに嘘はつけない…!
 ネタバレな感想ツイート+補足は後回しで。
 主に今作の背景というか構造みたいなものの個人的な所感です。直接的な面白さ(キャラの関係性の良さや物語展開など)はどっか別を探してください。ただまぁメインは引用した詩のまんまの話なので、この時点で好きそうなら見てもいいと思う。あとはハピネスチャージプリキュアやあかねさす少女とかが好きな人は見ましょう。なおこのピックが合ってるかは不明です。
 追記:なんかリテイク版が一挙放送されるらしいです。BD出して?!


 今作は少女たちの暴走する想い≒苦しみをめぐって奔走する魔法少女モノ。
 分かりやすい台詞としては、
「クソなつかしい吐き気がする……」
「もうやだ、辛い……消えたい……いなくなりたい……」
「私を想っていると……そう言って自分を正当化し、私を苦しめ、殺した」
 みたいな、そういうのが溢れる世界において徹底して「想い」に手を伸ばそうとする、普遍的でいつの世でも尽きないテーマのやつ。
 やってることは秋の「さんかく窓の外側は夜」に近いかな。それを詩情や構造などで彩った作品です(ゆるゆる日常パートもちゃんとあります。キーアイテムぬか床だし)。
 そういうテーマの部分は第1話で明確に出てるので、この時点で行けそうなら全部大丈夫です。とことんそういう話なので。たぶん。

 だけど作品の状況(思想ではなく展望というか)、そのシーン全体が誰にとってのどういうもので、特に時系列や関係性がどうなってるのかなど、初見は全然分からない(なお大抵の部分はキャラが各々の情報と思惑で動いてるだけなのでそこは色々把握して見直せば分かります)。
 というのも、今作での苦しみの起点=過去は、あるキャラクターの前提や基盤として機能するだけでなく、現在やそこに属するキャラクターを浸食し重ね合わせの状態にするからです。
 彼女たちの世界はその重ね(或いは引用)の無自覚な過剰摂取により、過去は現在のように語られ、誰かを別の誰かと同一視したりされたり、自分も同じだと錯覚したり、時間の感覚があやふやになったりする。弱者は交換可能性を押し付けられ、実際幾度も交換/上書き/引用され、強者の都合によって普遍化/一般化されていく(こうして希釈される"私"=その人だけの想いを守るという図)。
 そしてそれは随所にある構図や構造の相似・対比・反復といったアニメ演出によっても当然なされるんですよね(よって話を追えなくなるほどではないにしろ、回想に入ったと分かる演出や台詞なんかを抑えてもいる)。
 つまりアニメの画面・構成自体が作品内の構造を模してるタイプで、特に色々とよく分からない第1話によって、その中で語る「分からないけど一緒に考えることはできる」を視聴者もなぞっていくことになる。
 これが全ての大前提で、これを基盤に物語が展開する。気がする。それが作中でどう作用し、伴って視聴者にとってどうなるのかは、まぁ本編を見てくださいという感じです。
 以上。

 とまあ。
 1話で駄目っていう人はたぶん「自覚できる分からない」からの「面白くはない」だと思うのだけど(私は1話を良いと思ってたので当てずっぽう)、序盤は謎として明示されているものを紐解いていくって感じなので、ミステリみたいなものと思えばいいんじゃないかなーと。少なくとも走り切った後、1話のことは分かるようになる。そうなることに何を見出すかはそりゃ個人の範疇なのでこれまた強くは言えないけど。
 それでも、今作へ手を伸ばせるなら伸ばして欲しい。信じて欲しいと言っておきます。BD発売して…最終巻収録予定だった第24.5話「姉妹」が見たい…。

 なんか軽い紹介のつもりで書き始めたはずなんだけど、全然紹介できてない気がしますね! そしてこれが本当に作中から読み取れることなのかも私には分からない。私はとっくにあやふやになっているので…。
 あとは引用された詩とかサブタイの持つ作用(詩→曲が雫→波紋モチーフの一部だとか)なんかも書きたかったけど普通にここまでの倍以上になりそうだったので止めました。本編を見ましょう。


 ということでやっとここから当時のツイ+簡易コメントです。

 この辺もう候補だらけなんですけど、改めて見直すとこれかなぁ~って感じ。他の最終候補はやっぱ第22話「となりあわせの死」です。初見だとやっぱり22話のインパクトが凄かったけど、周回するとこれになった。お手々回、好きなんですよね…。作画も良い(Bパ開始直後の部屋を見て回る陽桜莉の動きがなんか好き)。

 美弦の伸ばした手は再び払われ、この世界において紫乃の手は全ての役割を終え(握り砕いて)、コモンへ到る/伸ばす手である黒い羽に。こうなった時点で、苦しみの世界から飛んで(跳んで…)逃れようとするその羽を掴むことは差し込まれた磔刑への回帰でしかない。それでも陽桜莉&瑠夏、ユズ&ライムという(よりによって)それぞれの世界の双翼による“正しい”抑止と。どこにも…辿り着けない…。22話への助走として完璧というか全力疾走だよこんなの。その先にあるのがマジでちゃんと地獄なの、本当に凄い。
 「悪いのは私ですか。間違っているのは私ですか。ずっとそうだった。私を想っていると……そう言って自分を正当化し、私を苦しめ……殺した。愛を謳う手に、なんども、なんども、なんども……」、痛切。そしてこの言葉の選び方に対して最終話の素朴な羅列による(恐らくパロディの)詩があり、どちらもきっと詩の範疇であると。そういう、束縛から外れるものとしての詩な気もする(駒川詩の存在、本当に良い)。

 今作は誰かを想うこと、そこから実際に手を伸ばし掴もうとすることの話なので、指輪を嵌めるアバンもめちゃくちゃ大事なんですよね。誰かへと伸ばした手、指を前提する指輪も雫→波紋モチーフの一部。まさに儀式。これが亜未琉を守ろうとした都の手(21話で時間停止した都に有理が指輪を嵌める)にも繋がってる。
 基本は全員そういう対象を一度失ってるんですよね。詩ちゃんだけは自分がその対象かなーと思うけど、まぁ分かんないね(だからその手の機能は不要で、痛みが機能を継承する…という風にも見える)。
 ともあれこの回は直接的に誰かの手を掴むことをやってるし、ずっとそうしようとしてきたことがやっとここでひとつ結実する。
 こういう、やっぱりこれしかない、という再確認のやつね、好きなんですよね(バンク取り戻しと同じ)。ていうか今書きながら気づいたけど、今作での過剰な重ねにバンクの取り戻しを無意識に見てたから好きになったのかもしれない。なるほど?
 あと今回紫乃が自身のフラグメントを取り出すとこが最終話の美弦と同じモーションっていうのも2周目で気付いた(めちゃくちゃ重要なことなのにね。私はアニメを見るのが下手)。これらを経ての最終話で、紫乃がその手を咄嗟にかざすのがね、私はめちゃくちゃ好きなんです…。

トロピカル~ジュ!プリキュア
 第29話「甦る伝説!プリキュアおめかしアップ!」

 見ただけで満足したのでさいこ~以外のツイはありません。その怠惰とも言える積み重ねが…はい…。
 まぁアニメは見ないと分からないので見ましょう。

 私はなんとなく感想書きたいなってときだけ感想書くので、「満足!」で終わってツイート自体が一切ないことも割とあります。言及してないアニメはいくらでもあるけど、別につまんないからじゃないよ…(例えばワールドトリガー。ホント毎週良かったね)。

遊戯王SEVENS
 第67話「宇宙戦士ザ☆ルークメン」

 今年見たザ・ホビーなアニメで一番楽しいと思ってるのが今作、遊戯王SEVENSです。まぁそんなにホビーアニメ見てないのはそう(マジカとかベイとかスルーしてます…)。第40話「ギブ・ミー・ジャム♪」や第77話「蘇るグルグル」なんかも候補だったけど、根底であるデュエルの構成がより楽しかった第67話で。小島よしおが居なくなった回と復活した回が両方候補なの、掌の上って感じ。サジェストに「小島よしお 死者蘇生」が出たのは笑った。墓地に置かないで。

 ラッシュデュエルには「不測の事態」がルールにより許容され、常に可能性そのものは開かれている。これはまさに可能性=楽しさだとするラッシュデュエルの理念そのもの。それを信じられる者だけが(あらゆる意味で)ドローできる。色んな楽しさの中からこの楽しさをこそ選んだアニメとして素晴らしい回だったと思う。
 別の可能性を体現する格好も良し(EDのキャスト欄が併記なのでコスプレではなく飽くまで変身=可能性だよ)。
 ちなみにメラのくだりは次回予告の柱に「カオス回」と書いてたからなんですけど、実際はプチ総集編というずらしでした(過去エピソードが入り乱れるという意味でのカオス)。こやつめ、ははは。

舞妓さんちのまかないさん
 第6話「同じ雪を見ている」

 私は特に百合アニメに熱心とかではないんですけど(別になんでも見るので)、今年の百合ベスト話数は今話と「やくならマグカップも 二番窯」第2話の一騎打ちだと思います。百合のことなんもわかってない可能性はある。

 この回は主人公のキヨと一緒に舞妓さん目指して京都へ来た幼馴染・すみれが、ざくざくと雪かきするキヨを台詞も無くぽけーっと眺める回で、その音から呼び名(愛称と芸名)の話へとすらりと繋げる回。まったく同じ食べ物でも呼び方が違えば同じ味じゃない。(舞妓さんとして)自分だけ変わってしまった名前、変わってしまった関係の中で、変わらず食べたい味、美味しいと知っている響きがある。
 私はゲームで雪上を歩くときのざくざくSEでかなりテンションが上がって小一時間は走り回っちゃうタイプなので(ゲームだと最高BGMや作品コンセプトも相まって「フィリスのアトリエ」のが一番好き)その点からも良い回でした。

やくならマグカップも 二番窯
 第9話(第21話)「澄んだ秋空の向こうに」

 これもSE枠といえばSE枠。dアニだと1期からの通算話数表示なので一応併記。他の候補はやっぱ最終話。あと1期最終話も良かった。
 今話の「並べるための場所」が最終話でああいう回収されてるの凄いよね…。ここでの涙がちゃんと最終話で雪解けの雫として回収されてる感じも良い。それを経ての春。
 1期もそうだったけどご当地アニメとして焼き物を丁寧に扱いつつ(実写パート含め)、アニメとしての面白さもガンガン入れる、全体的に質の良い素晴らしいアニメだった…このまま3期作ってほしい。

さんかく窓の外側は夜
 第11話「対峙」

 最終話の色んな手の使い方も良かったけど勢いというか盛り上がり的にはこっちかな。
 死の台詞とか信念の台詞とかそもそもひたすら声が良い先生の台詞とかね、強い強い。「うぉ、グロいな君の技!」「うるさいな……」も好き。
 中でも「ガキのお前は、本当に、ただただ気の毒だよ。……救われるべきだったと思う」は言い方含めてめちゃくちゃ良かったね。最終話で真正面から愛って言ってたのも良かったし、迎くんは良き大人だよほんと…。
 全体的にブルリフRと相補的なアニメになっていて、凄く良い偶然だったなと思う(私が囚われ過ぎているだけの可能性は全然あるけど)。特にちゃんとした大人の存在ね。ブルリフRに出てくる大人は基本的によくない母親ばかりで、それは苦しむ少女の先にある母ということなのでもしかすると助けるべき人なんだけど、少女らが主役の話ではそこまで手が回らない。
 この二作は登場人物の年齢差がそのまま作風・展開・場の違いとして表れていて、子どもの場合は家庭や学校といった外部の介入がしにくい環境が基本である上に、判断やら人脈やらお金やらの関係でそれ以外の場が持ちにくくて(移動できない)やっぱこの辺の差でもある。
 だけど二作とも、最終話は同じように言葉を交わし、手を重ね、共に扉を開け、それらの継続を目指す。やっぱそこが得難くも普遍的な愛の実践的着地=場/結界の作成なんですよね…。それまでに積み重ねたものがそれを信じさせる。
 なんだかんだ、私が好きなアニメってこういう話をするアニメなんだなーという感じ。

おまけ・WEBアニメ編

 ということで恒例のTV放送されていない配信系アニメで良かったやつ。

Artiswitch
 第4話「GHOST FOOD」

 芸術 is 魔女、というタイトル通りの世界が展開されてて良い。薬ではなく毒の面。1話完結型だし概要欄と冒頭に最低限の説明あるのでいきなり4話見てもまぁ…いいんじゃないかな。
 短いから1話から見ても全然いいけど。

 正直3話までは「話やキャラがなんかちょっと古い気がするし、伴ってアーティスティックな部分もそんなに…」と思ってたし、4話も話自体はそんなになんだけど、とにかく画面が良かった。
 他の話数より私にも分かるレベルで明確にモチーフがあったし、その使い方が色々あって楽しいしメッセージ性も強い。

 同時期に「死神坊ちゃんと黒メイド」があって3DCGの接触性(呪われた坊ちゃんが触ると死ぬという設定→3DCGは容易に貫通する=キャラ描写の死)の話をやってたので(?)、そこから見るとスクショ2枚目とか中々面白い状況かなと思う。 
 死神坊ちゃんはSEや劇伴も良かったですね。音は触っても死なないので安心する…。3DCGでやることの意義みたいなのも見えるような見えないようなで、意外と良作だった。

アイドルランドプリパラ
 第1話「アイドルあまりました!」

 こちらも本編ぺたり。0話もあるけど公開順通りに1話の後でいいと思います。

 プリティーシリーズ好きなら見ましょうね。ワッチャも良いけどこっちも良いよ。
 プリキュアとかもそうなんですけど、やっぱ長期の児童向けアニメは根底にその枠故の矜持と限界が意識されていて、今作は後者の「児童の成長と共に零れ落ちていくもの」についてをやりたいのかなという感じ。まだ1話だけど。

 OPは今年随一の出来なのでこっちも見ましょう(第1話を見た後を推奨)。個人的にはキラリスト・ジュエリスト以来の良さ。音ハメさいこ~。

おまけ2・BLUE REFLECTION RAY/澪 WEB予告

 ブルリフR後追いする人は存在知らないだろうなと思っておまけに入れておきます。
 「こんにちは! ~~した陽桜莉だよ!」でお馴染みのWEB予告。この回を選んだ理由はサブタイが好きだからです。第10話「墓を掘る美しい娘たち」の再来です。二度も墓をサブタイにするアニメそうそうないよ…。そしてサブタイから分かるように本編はそんな場合ではないのですが、まぁ、可愛いからいいか…のやつ。
 ちなみに公式HPのNEWS一覧で纏められてます(ちょっと長めの寸劇、「ぶるりふ れいっ!」もあるよ)。


 ということで、10選+おまけでした。
 他の候補としてはラブライブ、マギレコ、無職、入間くん、サニーボーイ、かげき、メイドラS、ワッチャ、古見、フルバあたり。
 今年のアニメに関する目標「たくさん見る」は達成したかなーと思うのだけど、その分なんか1作1作を雑に見てる気がしないでもない。

 そしておまけのおまけで、ブルリフTから可愛いひおりんボイス動画で締めです。最後までブルリフで今年もガストちゃんの奴隷でした。来年もよろしく(ソフィー2の春告鳥でもう勝ち確ですからね…柳川さんさいこ~)(違ってたらめっちゃ恥ずかしいやつ)



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