がぶ飲みメロンクリームソーダで世界が変わる
わたしピンク色の傘を忘れた。その時みんなでライブハウスまで取りに戻ってくれた。ピンク色の傘。ピンクはかわいいから取りに戻ろうって。たい焼きのお金を貸してくれた。クリーム味。
ねえ、その時々の一瞬を切り取って剥がさないように、事実と想像の狭間を揺蕩うことを辞めたんだよ。
誰かの行動の裏にどんな感情があるのかなんて、おなじ歴史刻んでないその他全員がわかるはずもないのだから、わたしは最大限事実ベースにLOVEして殺すしかないのです。
わたしの歯がガタガタで、鼻が低くて鼻の穴がまんまる丸見えで、友だちに「おまえの可愛さは犬みたいな可愛さだな」とか人外かわいいカテゴリいれられて、まあわたしは人間でおまえらが地球外生命体だからなとか押し殺して笑って、いつの日か消えるはずないと思っていた呪いが溶けたの、解けたの、融けたの、梳かしたの
わたしが階段から突き落としたアイツは今ごろどこかで生きている。
わたしが包丁で刺し殺そうと思ったアイツも今ごろ母親の隣で生きている。
わたしが通報しなかった性的虐待アル中親父も今ごろどっかで生きている。いや死んでいるかもしれない。
わたしが刺し切ってしまったあの人の手のひらを、未だに何度も思い出す。
わたしに金を払って愛と夢を買っていたおっさんの孤独に何度も殺されている。
全員幸せは不可能なサイクルで、目の届かない世界もろとも全部一緒に終われないならと、世界を殺す=自分、を殺そうとした命を掛け捨ててもSNSで呪いを魔法して加工をかけて生きている。
なあ、悪いもの気持ち悪いもの馬鹿なもの加虐なものなんか吐くほどあるぞ。そこにそこにそこにそこに。そこにそこにここに、ここに、ここに、
わたしもおまえもクソだぞ。
なのになんでクソを放っておけないで介入してくるのか、正当化してよ。教えてよ。殺さないでよ、殺してよ、殺さないでよ
わたしを殺したら、おまえもひとつ死んでるよ。
それでおまえが結局しあわせになれるなら、いいよ
どうせ死ぬはずだった、産まれてこなきゃよかった命だわたしだけは
あーこれも巡り巡っちゃうよな
ひとつでも産まれてこなきゃよかった命なんてあったら、ふたつ、みっつ、巡り巡っちゃうよな
「わたしの顔はかわいくない」そう言ってしまったら、ふたつ、みっつ、よっつ、巡り巡っちゃうよな
でも、わたしは今回こそは死ねたのに死ななかったんだよ。なぜ死ねると確信したかは別の話しでいいが、それでもなぜか生きたんだよ。
だったら、この肉体精神で実験して遊んで、苦しんで、叩かれて、殺されて、殺されて、めぐり巡るひとつひとつを大切に愛に回帰してると、気づけるきっかけを、なにか、
だからいいよ
それで、わたしのひとつを殺して、一瞬ではなく、解放されてそのあとあなたが自分を殺さなくてすむなら、いいよ
でもそうじゃないでしょ
わたしを殺しても、わたしが消えたら、次を探すんでしょう
そしてあなたもひとつずつ死んでいくんでしょう
違うのでしょうか?
届かないね
ここからじゃ
届かない
わたしの言葉なんかじゃクソも意味無い
殺人者は殺人したい人間に望んで育って行動したのだと思いますか?
知能がない人間はそうなりたくて産まれてきたんだと思いますか?
発達障害人格障害、先天性のものを希望して産まれてきたんだと思いますか?
そんなわけねえだろ
なあ、どこに目を向けたいか、わたしは決まってる
加害者とされる人間に目を向けている
被害者は逃げられるし、わたしじゃなくてもセーフティネットや話しを聞いてくれる人が山ほど現れる
でも加害に及んだ人が積み重ねられた被害はスルーされる
だって、言わないだけで、大小あれどみんな加害者だよ
だれかを生かした言葉が、だれかにとっては凶器だったりして、届くのはたった一瞬の隙、ラッキーと芸術。
わたし、なにができるでしょうか。
恥ずかしくないほどになんもないんだ、
誰かを変えたいのではないの。
それは直接なる押しつけで、正義という名のそれこそ凶器だから。
誰かが自分を殺さなくてすむチャンスがゴロゴロ転がっていることに目がむくような世界にしたいの。
そしたらいつか誰かが、会社帰りに何の気なしに寄ったコンビニで、「がぶ飲みメロンクリームソーダ」なんかが売られていたりして、それを手に取った時に、おばあちゃんこれが好きでよく飲んでいたな、ああ、自分を愛して接してくれていた人間がひとりいたな、それは今もいる、ある、なのだ、に触れた瞬間、みたいなラッキーと隙間に、変化が起こるものだと思うの
巡るものがやさしくなると思うの
痛い、を減らせると思うの
手の届く範囲で
糞をするな、じゃなくて
糞をトイレでできたらいいよねってことなの
糞を肥料にできたらいいよねって
糞は生を光らせるから、
消そうねとか殺そうねとか見ないふりしようねとか
集金係じゃねえんだからそんなこと思ってない
知らないままで隣にいようね
知ってしまって苦しかったら、苦しくない距離まで離れようねって
知らないままで、とおくで、孤独を尊重しあって、馴れ合わないで、クソはトイレに流して、クソは綺麗に飾って、生きれる世界を小さく広げたい
これは、ただの夢物語でわたしの幻想で、イタイ人間幼稚な発言なのかもしれないね
でも現実逃避じゃない
探している
わたしもずっと探している
変化を築く瞬間を探している
傷つけちゃってごめんね
愛がなかったら、わたしへの愛ではなくて、あなたのこころに愛がなかったら、わたしに意地悪はしないと思うんだ
傷つけちゃってごめんね
わたしに才能があったら
芸術を宿すだけの努力の才能があったら
でも衝動だけは、衝動だけは
傷つけちゃってごめんね
世界で愛に狂わせながらも戦っている人間が、規模を広げることを飽きたと発言していた。
愛に孤独のまま戦える人間の数が少ないから負荷がデカいのかもしれない。
そんな圧倒的才能にわたしは近づけないけど、わたしはわたしのできる範囲で、なにか、なにか、なにか、
わかんねえからとりあえず、遺影の自撮りと、ミスIDに衝動の1日で埋め込んだ応募項目、おんがくっぽいもの、なにか、はじめて、みている
ありがた迷惑かもしれませんが、
わたしは加害者とされる側の人間の被害をずっと考えていたので
なにか拾ってもらえる、がぶ飲みメロンクリームソーダを作りたい
そしてそれをラッキーで手に取る人が何人かいてほしい
おれの生きやすい世界をエゴで作ろうとしたら、誰かも楽しくなったり楽になったり、生きやすくなったりしますか?
これも実験なので、その後なにもなく死んだっていいのです。
黒歴史ってわたし大好きだよ。全部笑えるから、黒歴史ガンガン作っていく。
わたしが生きてるあいだは、おまえも、あなたも、きみも、てめえも、生きてるね
「がぶ飲みメロンクリームソーダ」を撒き散らす。
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