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情報の受け取り方

 「いま世の中はどうなっているのか?」そう思い、テレビ・新聞・論文・Twitter・YouTube…様々なメディアから情報をかき集め学ぼうとしている方が増えているように思います。しかし、情報にはフェイクが付きもの。そう簡単には真実には辿り着けません。あげく様々な情報を受け取ることによって疲弊してしまうことも…。もう少し合理的に情報収集出来ないものか。
メディアを見る上での注意点、どういった心持ちが良いのかなど、僕なりに気を付けていることをシェアしたいと思います。

心身が落ち着いている時に情報に触れる

 まず大前提として情報収集は疲れます。たくさんのメディアや解釈がありますし、場合によっては精神的に辛くなるような情報にも触れるかもしれません。だからこそ、しっかりリラックスした状態で、かつフラットな気持ちの時に収集することが大切になります。仮にイライラしている状態だと過激な解釈になりがちで、逆にポジティブな状態過ぎても都合の良い情報だけ受け取り鵜呑みにしてしまう恐れがあるからです。つまり「偏り」が生じてしまうということ。出来る限りフラットな目線で、かつ自分の考えや常識的感覚とも合わせて情報を見れるようになると物事の本質も掴みやすくなるでしょう。

肯定・否定 どちらも受け取る

 前述したことにも関わることですが、可能な限り両方の意見を拾ってみることをお勧めします。真実とはどこかに必ずあるものですが、どこにあるかまでは分からないからです。
大体の事柄には不思議と両意見があります。それは単純に理解力の差、あるいは立場の違いによっても変わるものです。時には明らかにこの情報は偏り過ぎている、過激すぎるというものもあります。そちらはスルーしても良いと思いますが、それ以外であれば基本的には両方の意見を知るべきでしょう。例えそれが陰謀論だろうとその逆だろうと、まずは受け取ってみる。それが真実を知るためには不可欠です。

「テレビorネット」どちらのメディアが良いのか

 これは世代によっても認識が変わってくるところかもしれません。個人的な意見としては、テレビはスポンサーの意向により左右されやすく、時間制限があってか起きたことの「表面だけ」を報じている印象です。(ここで言うテレビはテレビ局のネット記事も含む)
一方ネットは虚偽が非常に多いですが、テレビが報じない「深部」の情報が眠っています。どちらが良い悪いというより、それぞれの特性を理解し良い部分だけを取り入れるのが合理的でしょう。すなわち「一次情報はテレビで拾い、より深く知るためにはネットで調べる」です。
テレビだけ観ていると表面しか報じないので「分かった気」になってしまう可能性があります。かと言ってネットだけ観ても虚実を見極める力がなければ情報に翻弄されるだけでしょう。
 しかし、厄介なことに昨今のTwitterやYouTubeなどのSNSは「規制」と称し、あることに関する情報を意図的に消すという出来事が多発しています。「メディアは誰かの意志による意図的な情報規制がある」という事実もまた留意すべきことでしょう。

まとめ

 あくまで挙げてきた注意点は僕なりの情報との向き合い方です。情報収集に慣れていくにつれ、「あ、この方の情報は信用出来そうだな」「この動画は良質だ」など、自分なりの尺度が形成されていくことと思います。様々な情報があるからこそ合理的に収集し、真実を見極めていきましょう。
万が一疲れたら情報をシャットアウトしてしっかり休む。あまり根を詰め過ぎないことも重要です。
最後にジャーナリストで作家の「ジョージ・オーウェル」の言葉を紹介します。

「ジャーナリズムとは報じられたくない事を報じることだ。それ以外のものは広報にすぎない。」_____ジョージ・オーウェル



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