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Soda

編み物がもっともっと楽しくなったらいいなと、色や染め方を工夫して制作しています。
そうして染めていたら、いろいろなシリーズが生まれました。
それぞれの良さを一つずつご紹介をしていこうと思います。

イメージ

夏の間、SNSで爽やかで綺麗なクリームソーダの写真を見掛けました。
シュワシュワと立ち上る炭酸と淡く滲むような色つきのソーダ。
儚げでとても愛らしい色合いに胸が躍り、ずっと眺めていたいと感じる色でした。
そこからアレコレと美味しそうなクリームソーダを見るうちに、このソーダドリンクのように淡くスッキリとまとまったイメージは染めていない事に気が付きました。
グラデーションの糸はたくさん染めているのですが、2色での染めだったりとコントラストを楽しむような種類が多いのです。
濃い色合いが少しずつ、立ち上る泡とともに儚く薄く消えていく。
そんな色合いの靴下が編めたら、それもまた素敵だと思います。

特徴

【靴下向け】
靴下タイプ(for socks)と呼んでいる、中央反転染めの糸です。
これは糸の両端を引き揃えて合わせ染める事で、糸中央を起点とし半量ずつが同じ柄になるものです。
糸の両端側からそれぞれを編み進めると、同じような色変わりで編む事が出来るので、2つで1組となるような靴下や手袋などに向いています。
(手作業ですので全く同じでは無いです)

図のような染めになっています。
編み始める位置により色変わりの方向が変わります。
淡いグラデーションを作るため50gの糸です。
この糸で通常女性Mサイズ靴下を編むには60g-70gが必要ですので、別糸10gほどをご用意いただき、爪先・カカト・履き口などに利用して制作なさって下さい。

サンプル作品

商品と同じ染め方で糸を用意し、サンプル靴下を編んでみました。
女性24㎝サイズ。
2.25mm棒針を使っています。
別糸は爪先用で白を10g用意しておきましたが、実際の使用は両足分で4gでした。
Sodaは糸中央となる白側から使いました。

爪先を白糸で編み、インステップからSodaを使っています。

徐々に濃さが増してきました。
マチの終わりからカカトへ移るところです。

カカトもそのままの糸で編みました。
糸の余裕を見ながら数段メリヤス編みをして、履き口のゴム編みにしました。

甲側の編み休めとカカト側が繋がる部分は、グラデーションの糸だと色の差が出やすいところなのですが、50gの色変わりだと目立ちにくい程度でおさまっています。

おわりに

シュワーっと泡の立ち上るような色合いに感じていただけたでしょうか?
一つ一つ手染めでの作業なので、グラデーションの加減やアクセントは異なります。
サンプル画像はイメージとしてご参考にして下さい。
また、このように靴下をメインとして染めてはいますが、もちろん他の作品へ楽しいアイデアでご利用いただければと思っています。

現在の販売品はストアページまたは下記リンクからご覧いただけます。
良い糸がありましたら宜しくお願いします。

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