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染めて編む*Chaika

春に向けて絶対編む!と決めていた作品に取り掛かりました。
Midori Hiroseさんの「Chaika」です。
太い針を使い、ローゲージで柔らかい編み地になる作品です。

以前このパターンを紬糸を使って夏物を編み、必要な糸量が少なかったこと、とても早く完成できたことに感動でした。
また、Hiroseさんの他のパターンも編んだことがありますが、説明の丁寧さに驚きます。
見慣れない編み方略語につていも、一つずつ動画リンクが紹介してあるので、ちっとも困ることもないのが素晴らしいです。
海外の方のパターンで、同じように十分すぎる配慮を感じられたものには、私はまだ出会ったことが無いです。
文章パターンは試した事がないという方も、Hiroseさんの作品から挑戦されると気軽に楽しめるのではないかなと思います。
(日本語PDFも入ってます)

さて。
そんなわけで2度目の作品となる今回は、春物を編みたいと思います。
以前は並太でしたから、今度は細糸の引き揃えにします。
襟はモヘア、身頃はシルクウールです。
染めて編む…とタイトルを付けてますが、今回はもうすでに染めて使った後の余り糸を使います。
中途半端に残ってるのがたくさんあるので、消費もしていかないとね。

そうそう。
1度目に完成した作品が思うよりゆとりがありすぎてしまいました。
いつもLとかLLとか大きめになるようなもので編んでいましたが、このパターンはMサイズで良かったと思いました。
胸や胴は大きくゆとりがあってもいいんですが、そこに合わせたら肩が落ち易くなってしまいました。
そこだけ気になったので今回はMサイズで編むことにしました。
痩せたわけじゃないですが、1サイズダウンってなんか嬉しい(笑)

2度目なのでサクッと襟も終了。
余り糸だったキッドモヘアを3本引き揃えました。
白は50gありますが、他2つは20g前後の残り玉。
もっと使うかなーと思ったのに、襟を終えても全然減ってなかったです。
襟分は3本引き揃えでも10gで足りますね。

それにしてもキッドモヘアの心地良さ!
試しに被ってみたところ、顔に触れるふわっとした毛の良さがたまらなく気持ち良いです。
キッドモヘアでチクチクといったお話も目にしますが、これはスーパーキッドモヘアなのでさらに厳選された毛になります。
チクチクに関しては個人差があるので100%しないとは言えないのですが、私の感想は溶ける笑顔になる糸です。

身頃に入りシルクウールです。
こちらも3本引き揃え。
肩周りの操作が終わったところです。
トップダウンでこうして行ったり来たりしながら体の形が出来ていくのって、とても面白いですね。
私はこういった段階で、目数を間違えて襟までやり直すミスが多いので、慎重に頻繁数えながら編んでます。
今回は見落とさず1回でクリア!
やっぱり面倒だけどチェックしながら進めるのが近道ですね。
ホッと胸を撫で下ろします。

裾まで編みおえました。
ん?ちょっと斜行しちゃってるな。
細糸でのメリヤス砂漠だから仕方ないですね。
まぁ、そんなに気にしてないのでいいでしょう。

袖は半袖、長袖、七分袖と3つの長さに選べます。
1度目が七分袖だったので今回は長袖に…と当初は思っていたのですが、やっぱり七分袖にしようと決めました。
長袖は捲ることが多く、七分袖の方が圧倒的に作業がし易いですね。
それに多分、薄手のシャツなどと重ね着になると思うので、七分袖の方が似合う気がしていました。
1枚だけで着るような糸の時は長袖で編んでみようと思います。

じゃーん、完成!
うーん、洗って伸ばしましたがそれなりに斜行のまま(笑)
まぁ、でもゆるっとしたラインで春らしく軽やかだし、とっても気に入りました。

横からはこんな感じ。
幅広でふわっとした袖が良いですね。
やっぱりこっちで正解でした。

2度目のChaikaでしたが、4年半ぶりくらいだったので新鮮な感じで編みました。
パターンは何度でもまたこうして楽しめるのが嬉しいですね。

最後に1度目のChaikaも載せておきます。
あれ?何だか色味がほぼ同じ。
4年半経っても好みが全くブレてなかったということでした♪


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