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染めて編む*kujira Reversible

染め糸のことばかりですが、編み物も少しずつしています。
本当に少しずつなのでノロノロですが、何も編んでいるものが無いのはちょっと辛くなるくらい編み物好きです。

2月くらいからずっと羊毛紡ぎに夢中になっていたのですが、それを進めている間も少々辛い感じでした。
今まさに自分の手から糸が出来上がっていく様子を見てるのに、編み物したいなー、何でもいいから編みたいなー、などと思っていました。
紡ぐ量も多かったし、染め糸も仕事もしながらなのでなかなか編み物と再会できる目処が立たなかったので、もういっそ編みながら紡ごうと靴下を編むことに決めました。
私は同時進行で編み掛ける、作るものを増やすというのが苦手でして、いつも一つ初めては終わるまで次はしないというタイプです。
そのくらいにしておかないと、たぶん染め糸がもっと出来なくなるので、それでちょうど良いのです。

さて、編む靴下パターンですが、次に編むなら絶対コレ!と前々から決めていました。

Yuccaさんの「Kujira Reversible」です。
衝撃のリバーシブル、びっくりでしたよ。
どちらを選んでも可愛いなんて2度美味しいパターンなんですもの。

以前「Kitutuki Reversible」という、同じリバーシブルタイプのパターンも編んだのですが、可愛くて可愛くて!
すっかりこのリバーシブルのトリコでございます。

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私のQuattroというシリーズで編んだkitutukiソックス。
4色をカットしてfadeして編んであります。

kujiraに話を戻しましょう。
次は使う糸です。
冬にSPECTORというプルオーバーを編みました。
ソックヤーンなど中細で編むパターンで、私はグラデーションに染めた糸を用意して編みました。
すぐ手元にあったし、辛子色の靴下は持っていなかったからです。
SPECTORはグラデーションで編んだので、少し濃い色も残っており、途中で色替えすればプルオーバーと揃うような感じで着られるかなと思いました。

パターンと糸が、こうしてすんなりと決まりました。
スピンドルをして、編んで、スピンドルをして、編んでの繰り返しは、思いの外楽しかったです。
旦那さんに忙しいねと笑われながらでしたが、割と私にしては短期間で靴下は編めたのではないかと思います。

後はもう糸始末、というところまできて悩む悩む。
リバーシブルデザインなのでどちらを表にするか、とっても決めかねてしまいました。

履くと少し締まる感じや編み地のあたり具合の違いは感じるのですが、困った事にどっちも履き心地が良いんです。

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結果的には
SPECTORと同じようなデザインで履いた方がいいかなーと、表目のラインが際立つ側に決めました。
手編みで足元までお揃いなんて、ウキウキしてしまいます。
編んだものを着て歩くって嬉しいですよね。
別に人に「これ編んだの?」などと聞かれなくていいんです。
可愛いもの、好きなものを身につけている事で幸せな気になれます。
それが自分で作ったのなら、尚更なのです。
靴下なんて街ですれ違う人には、ちっとも目に止まらないアイテムなのですが、たくさん編みたい、たくさん履きたいというのはそういう気持ちが大きいからですよね。

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この冬も全然作品を編み残せていませんでしたが、お揃いの可愛い服と靴下が出来たので、もう大満足です。
kujiraパターンは最近違うサイズで編めるものが出てます。
たまには旦那さんの靴下も編んで、履きたまえと押し付けてやろうかな。

さぁ、靴下が終わったのでスピンドル紡ぎのラストスパートへ帰ろう。

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