2022年度前期 教養科目シラバス一覧(自然地域科目編)

《注意》本記事は各講義の大まかな内容をお伝えするためのもので、興味をもった講義のシラバスは自分でしっかり確認することが大事です。履修制限がある場合がありますので注意してください。教科書は必要なのか、課題の詳細や、授業の形式、評価の詳細はシラバス等でしっかり把握しておきましょう。

自然のしくみ(北爪)

開講日:月曜2限
対象者:人社2年、教育1年、理工1,2年、農2年
評価基準:平常点10%|出席点10%|小テスト10%|課題20%|期末テスト30%

「色」を例として身近な自然現象に着目し、「色」の本質とは何か、なぜ認識できるのか、などについて概説するとともに、太陽光や蛍光灯などの光源を簡単な分光器を利用して各自が観察する。そして「色」についての基礎的な理解を深めながら、現在どのような分野で応用されているかを説明する。また、身近な化学的な自然現象を取り上げ、そのしくみを解説するとともにその考え方がどのように応用されているかを例示する。 主として対面授業で進める予定にしているが、場合により遠隔授業で行うこともある。


自然のしくみ(武井)

開講日:月曜2限
対象者:人社2年、教育1年、理工1,2年、農2年
評価基準:宿題レポート10%|学期後半の課題レポート30%|学期末筆記試験60%

我々の身の周りには多くの物質がある。それらは原子や分子でできており、原子や分子は身近な存在として良い。しかし、直接目で見ることができないため、原子や分子を認識することは大変なことと考える。ここでは物質世界の階層構造と物質の始まりの理解を通して原子・分子の位置づけを理解し、さらには原子・分子の認識の歴史を振り返りながら原子・分子とは何かを理解し、また、最近話題になっている問題と分子が直接関係することが分かっている話題などの解説により、原子や分子をより身近な存在と感じるようになることを目的とする。


自然のしくみ(重松)

開講日:火曜1限
対象者:人社2年、理工2年、農2年
評価基準:課題40%|レスポンスカード30%|レポート30%

物質科学の最重要基盤である原子の構造を深く理解する。さらに、この原子の構造から生じる疑問(正電荷をもつ陽子が小さな原子核に詰め込まれるのはなぜ。負電荷をもつ電子が原子核の周りに広く分布するのはなぜ)に答えるには,量子力学と原子核物理学とを学ぶ必要があることを理解する。


自然と数理(川崎)

開講日:火曜1限
対象者:人社2年、理工2年、農2年
評価基準:平常点10%|課題90%

主に文系の受講生に対し、幾つかの数学トピックスを通して数学の論理・凄さ・楽しさ等に触れる教養的科目とする.また、数学トピックスを題材として、グループワークおよびプレゼンテーションに取組む。それにより、将来社会で仕事をする際の様々な課題に向合い、自分で考え解決していくための糧とする。


自然と数理(吉井)

開講日:木曜2限
対象者:人社2年、理工2年、農2年、教育2年
評価基準:平常点30%|課題20%|期末テスト50%

無理数、円周率、1の冪根の性質、3次方程式の解法などについて学ぶ。


生命のしくみ(竹原)

開講日:火曜2限
対象者:人社1年、理工2年、教育1年
評価基準:平常点・レスポンスカード30%|中間レポート30%|期末レポート40%

私たちは様々な科学技術の成果として作り出された製品の中で生活しています。しかし,最も基本的なことは我々は生物であり,その生物がどのような特徴を持ち,生命とは何か,様々な生物と共存していくための方法とは何か,などを知る必要があります。そこで,本授業では古代ギリシャ時代から始まる生物や生命に関する考え方や知識の変遷を概観し,今後,我々が地球人としてすべての生物と共存していくための初歩的な専門的知識に基づく考え方を修得することを目指しています。


生命のしくみ(髙橋)

開講日:水曜1限
対象者:農1,2年
評価基準:小テスト100%

はじめに、生体を形成する分子と高分子、細胞の構造と機能など分子・細胞レベルの機能、次に、生物と環境の間の 相互関係、生物の環境と適応、健康と食品について概説する。さらに、動物の発生工学、動物の健康と病気など個体 レベルの機能について概説する。


宇宙のしくみ(馬渡)

開講日:火曜2限
対象者:人社1年、理工2年、教育1年
評価基準:平常点(出席、レスポンスカードなど)70%|期末課題演習30%

地上の物体の運動と天体の運動を統一的に理解できるようになったのは、ニュートンの運動法則と万有引力の発見によると言われている。その経過を振り返るとともに、この運動法則が語る自然観を紹介する。続いて、20世紀に開けた原子・原子核・素粒子などのミクロの世界を紹介し、新しい運動法則とそれに基づく自然観を概観する。最後に、宇宙のなかの物質や力との関連に注目しつつ、星や宇宙の進化についての話題を紹介し、現代の宇宙像を概観する。


物質の世界(中山)

開講日:水曜1限
対象者:教育2年、理工1年、農1,2年
評価基準:課題・レポート40%|レスポンスカード20%|期末テスト40%

「音が鳴る仕組み」、「泡の科学」、「足跡がつくメカニズム」、「水が凍るしくみ」、「パスタ料理の物理」、「美味 しいコーヒーを入れるための科学」、「お菓子の熱化学」などの身近な題材をとりあげ、それぞれ、物理や化学の視点 から解説する。


数理のひろがり(花原)

開講日:水曜5限
対象者:人社1年、理工1年、農1年、教育1年
評価基準:平常点10%|期末テスト90%

"Some mathematical ideas you really need to know"と題し、 "50 mathematical ideas you really need to know" (Tony Crilly, 2007, Quercus) 等から選んだいくつかのトピックスについて理解を深めてゆく。 数学の様々な題材の歴史的経緯や美しさ、 日常の中に存在する数理的なあれこれを取扱う。


数理のひろがり(尾臺)

開講日:木曜1限
対象者:人社1,2年
評価基準:期末試験の結果に普段の学習状況を加味して、総合的に評価する。(※詳細については授業中に説明する。)

予備知識のあまりいらない話題を中心にして、数学のいろいろな形を体験してもらおうと考えています。具体的には次のような話題を扱う予定です。マッチング・割当て問題・順序づけ問題・数当てゲーム・一筆書き問題・集合場所問題・試合の対戦表・最短道路網。一つの話題につき、数回の授業時間をかけるつもりです。全部の話題に触れることはできなくなるかもしれませんが、一つ一つの話題を丁寧にやりたいと思っています。また、体験するということは、自分の頭で考え自分の手を動かすということですから、そういう機会も取れるように進めて行きたいと思います。


東北の歴史(樋口)

開講日:水曜5限
対象者:人社1年、理工1年、農1年、教育1年
評価基準:平常点30%|期末テスト70%

岩手県北上盆地南部の胆沢地方の蝦夷族長であったアテルイ(大墓公阿弖流為)の軌跡を追う。奈良時代末~平安時代初期の国家と蝦夷との戦争において蝦夷軍の総帥として戦い、最後には自ら投降し斬首されて世を去ったアテルイ。長く転戦を重ねながら、征夷の時代を終結させるために、国家側社会との平和・共生のありようを模索し続けたその生涯の真実に迫る。


持続可能なコミュニティーづくり実践学(中島)

開講日:水曜6限
対象者:人社1,2年、理工1,2年、農1,2年、教育1,2年
評価基準:講義の課題に対する回答(レポート)60%|期末レポート40%

地域の活性化は、日本中どこでも大きな課題になっている。しかし、そこには王道はない。それぞれの地域が抱える課題を的確につかみ、対処法を独自の手法で編み出す中に、活路が開けてくる。持続可能な地域「開発・発展」を実践的に学んでみよう。岩手の中からこの課題を問うてみる。新しい岩手を発見できるはずだ。岩手県葛巻町の首長経験者などが直接諸君に語りかける。この機会を活かしてほしい。


環境マネジメント実践学(中島)

開講日:木曜2限
対象者:人社2年、理工2年、農2年、教育2年
評価基準:講義の課題・講義内容理解度の確認60%|内部監査準備と結果報告の課題20%|内部監査の実施20%

求められる力量を身につけ、エコアクション21環境マネジメントシステム内部監査のすべてを行えるために、内部監査補助員養成研修・内部監査の準備・実施・結果報告に関する講義・演習・実習を実施する。


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