新型コロナ「陽性」日記

第0日

12月12日(日)。朝から頭痛。朝食後、ルル3錠を飲んでまたベッドに。頭痛は右側頭部に痛みを感じるポイントがあるようだ。バファリンも飲む。2時間置きの睡眠を繰り返して夜になり、体温を測ると平均よりも高い。コロナを疑い、「東京都発熱相談センター」に電話。日曜の夜でも検査を受けられる病院を尋ねる。ここからは区外になるが大久保病院だとのこと。「タクシーで行ってもいいですか」と訊くと(電車や自転車では行けない体調だった)、「できるだけ公共の交通機関は利用せずに」と。車を持ってないし、病院に行くことを諦めて、家にある抗原検査キットで検査。1回目は判定出ず。2回目は「陰性」。少し安心して、安静が大事だろうとすぐに寝る。朝までに治って仕事に行けますようにと。

ところが夜中に熱が上がった。午前3時過ぎだったか体温38.2度。頭痛も激しい。仕事に行くのは諦めて、午前5時に会社にSlackで体調の報告と欠席の連絡を(朝に起きられそうになかったので)。

第1日

12月13日(月)。右側頭部にキリキリする痛みが走る。近所の発熱外来(通りがかりにその案内が病院前に貼ってあるので知っていた)のホームページから「Web問診」→「予約」へと進む。昼過ぎ、受診。この時点では昨夜、「陰性」が出ていたので医師による「陰性」確定が欲しいという気持ちだった。それがあれば明日から仕事に行けるだろうと。ところが結果は「陽性」だった。ここからは事務的に進んでいく。「検査が陽性だった方へ」というコピー紙をもらい、隣の薬局へ。受診料が2000円ぐらいかかった(あやふや)。処方されたのはツムラ麻黄湯、コタロー桔梗石膏、レスプレン、ロキソプロフェン、レパミピドの5種類(薬代は無料だった)。今は薬が足りないので4日分しか処方できないとか。帰宅して関係先に「陽性」報告。「東京都陽性者登録センター」にWebから登録。「My HER SYS」の登録。

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/youseitouroku.html


医師が予言していた通り、夕方から喉の痛みが始まる。なお、この日記の「第0日」「第1日」というのは、療養期間を数えるために使う単位。発症日を「第0日」として7日間の自宅療養が必要。


第2日

12月14日(火)。昨夜は楽しみにしている連続ドラマ『エルピス』を見ようという気にもならないほどの喉の痛みが始まっていた。夜中に何度も起きた。熱は37度台で大したことはないが、喉が痛くて咳をする。咳をすれば唾が出る。唾を飲み込むと喉が痛い。意識的に水分をたくさん摂ろうとしているけれど(枕元にポカリスエットの900mlボトルを置いた)、飲み込むとき、もちろん痛い。それから食欲は無くならない。むしろ亢進している。熱があるということはお腹が空く。この日は20時間以上寝た。マンガを読む気にも、iPadでW杯を見る気にもならない。ひたすら寝た。


第3日

12月15日(水)。咳と喉の痛み。それも午後を過ぎて減少してきた。東京都からパルスオキシメーターが届く。97%。今朝、午前4時半過ぎに目が覚めたので、ベッドの中でアルゼンチン vs クロアチア戦をiPadで見始めるが、試合を見る集中力がなくてゲームの流れが全く掴めない。


第4日

12月16日(木)。フランス vs モロッコ戦を今朝もベッドの中で少しだけ眺める。小さな画面の中で試合を把握できない。楽しみにしていたワールドカップだったのに……。発熱外来を予約。薬が今日で切れるので処方を頼む。処方されたのは、ツムラ真武湯、レスプレン、ロキソプロフェン、レパミピド、エピナスチンの5種類。無料。熱は平熱に下がり、喉の痛み、咳もほぼ無くなった。暇なのでこの日記を書き始める。夕方、「コロナ抜け」を感じた。コロナが体内から抜け、あとは残党を殲滅させるだけといった感じ。夜中に目が覚めてスピルバーグの『宇宙戦争』の好きなシーンを見ていると、いつものように再び眠りにつけた。


第5日

12月17日(金)。咳、再び。


第6日

12月18日(土)。


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