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震災に巻き込まれ、生き残った私。

膵体尾癌T4N1Ⅿ1,進行性癌の為、治療法は無く、緩和ケアで命を繋ぐ
 そんな現状でも、ヘラヘラと極楽とんぼに暮らしている。
友に「なんでそんなに、淡々と…もっと!ガムシャラに…」と、
涙交じりの抗議を受ける。
別に、バルカン人のような、理性的人間でもないし、達観した高僧でも…
痛みには強い方だとは思うが、逃げ方が上手いだけで、誰よりも、
センサーは過敏だと、思っている。その感知器が見逃したモノ、
そのツケを身体で、人生で、払っているダケ…ヤッパリ変か?…。

3.11 あの日 畏む流れの中、凍りついた刻を、経験した。
ある者は恐れ、ある者は怒り、ある者は助けを叫び続けた…。
天の采配で、私は圧倒的な力に、かしこみ、怖れを感じていた。
足掻きながら、最善を尽くし、無音の闇の中、見上げた空の美しさ
麗しさに、感動していたのだ。
己の出来るチッポケさに、皆で丸投げして、頼りきっていた平安と
いう幻想に、皆の幸せの為尽力する…などというお題目に、
人知の及ばぬ、などという戯言を唱えていた、自分に気付いたのだ。

「悲鳴…」や「叫び…」に対して願っても、手を差し伸べれない現実を、
理解したのだ。
自分が堂々と、微笑む事でしか、指針を示すことが、出来ないことに。
つまり、分を弁えてしまったのだ。

妖老闘病記 実。ラジオで伝えたかった事(ФωФ)
行動で しろしめせ。
愚かさを、隠さず、甘えられぬ方々に 迷惑をかけぬよう、本道から 半歩 降りて 道を譲り。
怒哀を見せず 喜楽で隠して、安心してもらう。
それはそれで 意義のある暮らしだと、納得して生きれるように…(ФωФ) 入眠。

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