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ハンドメイドは商品?作品?

ハンドメイド品を購入するお客さんは気にしない言い回し。
だけど作家にとっては、この言いまわしで売上も変わると言われてる。
数多いノウハウで、「商品と言いましょう。作品ではありません。」と目にします。解るようで、なんか納得できない。
そんな作家さんにアンニュイな光をさしたい。(アンニュイ死語だな…)

商品か?作品か?言い回しの悩み

そもそも、この思考の話しはハンドメイド販売で売れるようになりたいと思って、ノウハウ本やウェブ検索をしてると目にすることがら。
「ハンドメイド販売をするなら、作品とは言わす商品と言いましょう」
これは言い方ではなくて感え方を変えましょうということ。

ざっくり言うと、作品なんてあまっちょろい考えでいるから売れないんじゃないの?と啓発していることば。ことばを変えたら思考が変わる意識が変わるから、売れる作家になる為には売る為の商品って考えが大事なんだよね。ことばから変えていこう、商品って言っていようねということ。

私は最初これを見たときに「えええ?!」って思いました。
解るけど、作品って言わなくなって商品っていつも言ってたら、愛情が薄れるように感じる。どんなに量産することがあったても、ひとつひとつ愛情込めて製作してるし、生み出す時なんて、パッと閃くこともそりゃあるけど、苦しんだり、試行錯誤してなっとくした出来上がりには、ほんとにわが子のように感じる。

作家の、お嫁に出す=売れて送り出すは作品への愛情

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それだけ愛情をかけたて生まれる作品だからこそ、わが子のように作品が可愛い。だからハンドメイド作家は売れると、良く「お嫁に出す」って言う。そして、商品って言い方に違和感をおぼえる。

「商品ってまるで機械で大量生産されたものみたい。」という具合に。

ハンドメイド販売するものは、愛情、心を込めて、時間を駆使して作られたもの。だからこそ手にとってくれた人に感動が届く。だから私は「この子」とか「わが子」とか「お嫁に出す」って作家さんに表現は好き。その人の思いが詰まった自信作って感じます。

だからこそ、受け取ってくれた方が喜んでくれる、感動してくれる、誰かのプレゼントに選んでくれる、常に愛情があるからこそ思いを伝えられる。
そう思っているから「商品って言った方がいいよ」には違和感を覚える。

作品という愛情と、商品という責任を持つ。

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とはいえ、ハンドメイド販売は商品として販売するもの。
販売するには責任が伴います。
売れるには売れるような思考と、出来るなら戦略だって立てた方がいい。
売れるようになるには、そういう意味での商品という思考は大事。
たくさんの利益を出そう。ハンドメイド販売で生計をたてていこうと思ったら、商品という意識と扱う責任と、提供するプライドが必要だから。

製作には作品を生み出す、時間、学び、表現、試行錯誤、愛情を。

販売にはお客さまに満足して貰えるように、販売の仕方や伝え方、取り扱う責任(責任と言っても、何かあったときに自分がして欲しいと思うことを真摯にすればいいんです)が大事。

趣味の延長で始めたり、誰かのために作ったことが始まりが多いハンドメイドだからこと、言いまわしのことでさえ悩んでしまう。

『ねえ、ハンドメイド作品を商品っていう?作品っていう?』って。

言い回しより、愛情と責任があればいいのではと思うのです。
最後はなんでも愛ですしね。「やぱり愛だよね愛。」


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