ソーラーサインハウスシステムと自分らしい創作

占星術と創作のお話。
ハウスシステムについてのお話です。専門的になりますがご了承下さい!

ソーラーサインハウスシステムとは?

占星術において、サイン(星座)と別の概念として、ハウスがあります。環境を示すのがハウス。
そのハウスの出し方にも色々な方式があり、自分のホロスコープを出す上で、どのハウスシステムを使うのか?は人によって異なる部分でもあります。

そんな中、ソーラーサインハウスシステムとは、太陽のサインをそのまま1ハウスとする方式。
例えば、射手座生まれだとしたら、射手座の領域がそのまま1ハウスになります。次の星座である山羊座は2ハウス、水瓶座は3ハウス。
このソーラーサインハウス、出生時間がわからない場合に用いられる事が多いです。
一般的にメジャーな、プラシーダスハウスシステム(私もメインで使うのはこれ)ですと、出生時間がわからないと正確に出せない。
ソーラーサインハウスの場合、細かな出生時間がわからなくてもハウスが読める、というメリットがあります。
ですがソーラーサインハウスは、出生時間がわからない時に、他のハウスシステムの代用として使う、というだけでは勿体無い。
特に、創作をする人にとっては有用であると考えます。

「自分」を中心とした環境作り

一般的なプラシーダスハウスは、リアルな、現実の環境を示す、と私は考えています。
ですが、ソーラーサインハウスは、「自分」を中心とした生き方をする上での、理想の環境だと解釈します。
太陽=自分自身の生き方、ですので、その太陽が1ハウス、本人自身を示すハウスにある。
自分自身を中心に、自分軸で生きるための理想の環境、を示すのがソーラーサインハウス、という読み方を私はしています。

そこで考えるに、創作は基本的に、「自分」が中心となるもの。自分らしい自己表現をしていくもの。
ソーラーサインハウスを読む事で、自分らしい創作活動、のヒントも見えてくる、と私は考えています。

ホロスコープの左側は「自分」、右側は「他者」を示しています。
ソーラーサインハウスだと、太陽・水星・金星の3天体は必ず左側にあります。
個人天体の多くが「自分」を示すハウスにありますので、必然的に自分軸で生きるホロスコープとなります。

具体的にどう読むの?

前回記事では、太陽・水星・金星の組み合わせと創作スタイルを書きました。こちらはソーラーサインハウスの考え方を元にしています。

ソーラーサインハウスでは、太陽が1ハウスで固定。
太陽と水星が同じ星座ですと、水星は1ハウス、水星が一つ先の星座なら2ハウス…といったように、ハウスの意味を考慮して、それぞれの創作スタイルについて書きました。

他には、月の配置もポイントになります。
ソーラーサインハウスで月が何ハウスにあるか、は、理想の創作テーマを考える上で参考になるかと思います。

例えば、月が5ハウスですと、自己表現や恋愛など。ハウスが示すテーマを描く事が、自分らしい作風を見つけるヒントになるのではないでしょうか。

プラシーダスハウスでの月は、ほぼ無意識に働くと思います。
例えばの話、プラシーダスで月が6ハウスなら、献身的に尽くす、とか、与えられた仕事に真面目に取り組む…といった、奉仕精神がテーマになる作品を、ほぼ無意識で書いてしまいやすい。
ですが、ソーラーサインハウスで月が5ハウスだったとしたら、もっと楽しく!エンジョイ!!ってテーマの作品を描いた方が、自分らしくなるかもね、という感じです。

他にも細かく見る事はできますが、基本的には水星・金星・月のハウスが重要です。そこから自分らしい創作のヒントが見つかるかもね…!ってお話でした。

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