60代の人も次のフェーズにきている。
今僕はカフェの一角でブログを書いている。
カフェでブログを書いていると、生活雑音とともに、隣の人たちの会話が聞こえてくるのはしょうがないことである。
今回聞こえてきた会話は、60代前後のおばさま方の女子トークであった。
話のざっくりとした内容は
「会社の中での連絡方法がLINEでのやりとりになること。」
「それに対する否定的な意見。」
であった。
よくある話である。デジタル化が進み、前に進めない人たちの呻き声である。
と、そう思っていた。
なんとなく話が気になり、悪いとは思いながらも耳を傾けるとLINEがなぜダメなのかについて以下の意見が出ていた。
「なんか不親切な気がする。」
「LINEの使い方がわからない。」
確かに、LINEがかなりフランクな印象なのは僕もそう思うし、テキストで全体的に通知する方法としては、便利なものである一方、ちょっと雑な感じがするのもわかる。
さらに、操作方法についても、僕らからは当たり前のようになっているLINEだが、60代の方からすると操作が難しいというのはあるのだろう。
文字を書いて送るだけでも、機械操作が苦手な人からすると大変なのだ。
さらに手紙(紙面での文書)、対面でやり取りをやってきた世代からすると、そう思うのも無理はない。
しかし、そんな会話を聞いていて、最後の帰結として出た言葉に僕は驚いた。
「やっぱりメールじゃないと失礼な感じがしてよくないわよね。」
「メールは使えるんかい!」
僕は正直、今回の議題について、「朝礼などのスタッフやチーム全体に言葉で伝えるやり取り。」
を想像していた、そもそも60代の方達がPCでメールをやり取りしている姿は想像していなかった。
つまり
【昔】メールだと失礼だから手紙(アナログの文書)で送るべきだ。
【今】LINEだと失礼だからメールで送るべきだ。
というように今と昔とでは、見事に置き換わっているのだ。
60代の人も普通にPCは扱える時代になっているのだな。
60代の人も次のフェーズに直面しているのだな。
とひとりごち、僕はブログを書き進めるのであった。
PS:メールできるならLINEもできるのではないかな?
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