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2018年2月の記事一覧
月影の家のヴァレンティオンデー《紅蓮》
「あ、刹さん。おはようございます。」「…おはよう…。」
寝室のある地下から、リビングのある一階に上がってすぐ既にしっかりとスーツを着こんだ雷刃が挨拶してくれる。正直なところ、おはようというよりこんにちは、に近い時間ではあるが。
常日頃、丁寧な彼には非常に申し訳なく思うが、起きたてはぶっきらぼうな応答になる。どうにも朝は苦手だ。夕べ三日ほど続いた野宿から帰ってきた所だから余計に。
不機嫌なの
「あ、刹さん。おはようございます。」「…おはよう…。」
寝室のある地下から、リビングのある一階に上がってすぐ既にしっかりとスーツを着こんだ雷刃が挨拶してくれる。正直なところ、おはようというよりこんにちは、に近い時間ではあるが。
常日頃、丁寧な彼には非常に申し訳なく思うが、起きたてはぶっきらぼうな応答になる。どうにも朝は苦手だ。夕べ三日ほど続いた野宿から帰ってきた所だから余計に。
不機嫌なの