3台目の温湿度計がやってきたが、なんだか数値がおかしい【SwitchBot】
皆さん、ブラックフライデー、何を買いましたか?
自分がなにを買ったのかというと……!?
温湿度計です。
(1年ぶり3個目)
なんで一人暮らしで3個も温湿度計が必要なのか。
いや実はさほど必要なわけでもない。
じゃあなんで買っとんねんという話だが、あると楽しいからである。
この温湿度計で計測したデータは、アプリ内に蓄積されていく。
何年にも渡ってアプリへデータを蓄積しておけば、その記録データによって部屋の温度と湿度の振り返りができるのだ。
「この年の6月は湿度ヤバかったんだなあ」とかそういう感じで。
これ、すごく楽しいでしょう?
(えっ、楽しくない……?)
いやまあ楽しいかはともかく、自分は温湿度計の一つをエアコンのある部屋に置き、もう一つは別の部屋(寝室)に置いている。
今年の夏は我が家の寝室は灼熱地獄だったので、普段はエアコンのある部屋しか使わないで生活していたが、これによって夏場の加熱された部屋での温度・湿度の記録がしっかり取れた。
そして、2023年は本当に去年より暑かったということがこのデータから証明できたのだ。
温湿度計は楽しいし役に立つ!!
しかしそれならもう2個もあるんだし、記録をとるには十分なんじゃないかという話だ。
なぜ3個目を買っちゃったのかというと、今回買った新モデルは防水性能が備わったことにより、外に置いたり携帯できるようになったからである。
等級はIP65なので、『完全な防塵』と『シャワー程度の水は防げる』というレベルであり、台風のベランダに放置とか、水に沈めたりはできない。
それでも前のモデルよりかなり雑に扱えるようになったのは素晴らしい。
それと引き換えにモニタが消滅し、アプリからしか数値の確認ができなくなったが、そのおかげで単4電池2本で2年間もつのだから良しとしよう。
何より外の温度と湿度がアプリでわかるというのはとてもいい。
自分はAlexa端末やお天気アプリで外出前の気温チェックをするのだが、どうにもAlexaが画面に映している気温の数値はおかしいことが多い気がするのだ。(Alexaは天気予報もよく外す)
なのでもう自分で気温を測ってしまおうという結論に至った。
そして新型はストラップを付けられる構造なのを見てもわかるように、持ち運ぶことも考えて設計されており、ザックにつけて旅行に持っていけばその土地の気温・湿度もしっかり測って記録できる。
あぁ、この商品をザックに付けて富士山を登れなかったことが残念で仕方がない。
当時、あの深夜登山は一体気温何度だったのか。
そして山頂近くで遭遇した御来光の暖かさは、数値上ではどんな変化があったのか。
それはもう今となってはわからないデータだ。
ログがなくて悔しい!!
……うん、これからはしっかり測らねば。
旅行には絶対に持っていこう。
【12月5日追記】
持ち歩いてもログは残せません。
【12月6日追記】
いややっぱり残せるかも……?(検証中)
【12月10日追記】
残せます!!(ちょっとめんどいけど)
さて、それはそれとして、気になることがある。
計測データのブレについてだ。
家にあるのは3つともSwitchBotの温湿度計だが、数値はそれぞれ微妙に異なるのである。
数値を見ると、今回買った新型は他の2個より明らかに湿度が低く出ているのがわかる。
旧型2つは約57%だが、新型は47%と、まさかの10%の開きがあるのだ。
さすがに10%は誤差では済まないレベルだ。
この製品を植物や動物の管理に使う人もいるらしいが、果たして10%のブレは許容できるものなのか。
うーん……もしかしたら初期不良とか?
いやまてよ?
これって本当に新型が悪いのだろうか……?
温湿度計の湿度が正しいかは、3個の多数決では決まらない。
旧型モデルの示す数値が正しいなんて保証はないのだ。
そもそもデジタル湿度計は5年もすればセンサーの劣化で狂い始めるという。
要するに本当は新型の数値が正しかったりする可能性だってあるのだ。
これは調査が必要だ。
果たしてどちらの湿度の数値が正しいのか。
いや、3つ全部間違っている可能性だってあるかもしれない。
しかしその確認のためには、『湿度が何%かわかっている空間』を作らなければならない。
例えば湿度70%と絶対に言い切れる空間を作れたら、そこに温湿度計を入れて数値を比較することで誤差を知ることができる。
(湿度70%の空間に入れた温湿度計の表示が72%だったら、誤差は+2%みたいな感じで)
でも『湿度が何%かわかっている空間』なんてどうやって作れば良いのだろうか?
そもそも湿度をチェックする機器の表示が正しいかどうかがわからないのだ。
なにをもって湿度の値を正しいものとして認識するんだ……?
……これはもう自分の知能では思いつかなそうである。
そんなわけで、『湿度が何%かわかっている空間』を作る方法を必死に調べた結果、家にあるものでどうにかできそうな方法を発見した。
必要なのは『塩水』と『ジップロック』である。
これで湿度が一定になる理屈が未だによくわからないが、
次回、『飽和塩法による湿度校正編』へ続く……!
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