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今更だけど太宰府天満宮の「仮殿」がすごい

以前、「つながる旅行記」で取り上げた太宰府天満宮

本殿

今現在、上の画像の本殿127年ぶりの大改修を行っている。

なんでも、2027年には菅原道真公が薨去(こうきょ)してから1125年という大きな節目を迎えるらしく、それに間に合わせるために改修を開始したという話だ。


……と、ところで薨去って何?

こうきょ【薨去】
皇族・三位(さんみ)以上の人が死亡すること。

はー……(三位?)

菅原道真は本当に偉いんだなあ……。


そして1125年という区切りはなんなのだろう。
個人的にはあんまり良い区切りっぽくないような気がするのだが。

伊勢神宮は式年遷宮を20年ごとに行うというが、太宰府天満宮はそういう定期的な祭事が25年とかそういう区切りってことなのかな……?



それはともかく、こういう大改修というのは観光客としては少し損をした気分になるものだ。

せっかく見に行った有名なお寺が盛大に足場を組まれてたり、厳島神社の鳥居が完全に覆われていたり……

それが逆にレアと思える人も居るのだろうが、自分はちょっと悲しい。


ところがどっこい、

太宰府天満宮は本殿の大改修に合わせて、3年間限定の「仮殿」を用意したらしいのだ。

それがこちらである……! ↓

屋根に木が……!?


#152で観光したときは、「屋根の苔すごすぎw」なんて思ってたが、そんなものを余裕で越えてくる自然の直接攻撃だ。

本殿の苔

そんなインパクト満点の仮殿だが、3ヶ月という工期で作られ、土足のまま入殿可能。車いす用のスロープもついている。

仮殿ながらも配慮に満ちた設計のようだ。

(上から見るとまた凄いな……)


こんな独創的な建築を行ったのが、建築家の藤本壮介氏。

仮殿のデザイン・設計は、国内外で活躍する建築家であり、大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーも務める藤本壮介氏率いる藤本壮介建築設計事務所に依頼いたしました。

道真公を慕う梅の木が一夜のうちに大宰府まで飛んできた飛梅伝説から着想を得て、鎮守の杜の豊かな自然が御本殿前に飛翔し、仮殿としての佇まいをつくり上げることがコンセプトとなっております。

周囲の景観とも調和した、伝統を引き継ぎながら未来へと繋がる仮殿デザインとなりました。

太宰府天満宮HPより https://www.dazaifutenmangu.or.jp/archives/1004

そして、藤本壮介氏の人生を変えた転機が、青森県立美術館の設計競技だったらしい。

(やはり全ては青森に繋がる……?)


そして以下のリンクからは、氏の作品をあれこれ見ることが出来る。

個人的には武蔵野美術大学の図書館にめっちゃ行きたくなった。


でも部外者が入ってOKなのだろうか?

……ちょっと調べよう。

……なんだかやっぱり部外者は厳しそうである。

特定の研究・調査目的のために図書館見学を希望される方」という存在になれば行けそうな気はするが、うーん……。

まあいつか研究者になったときにいこう。(行かないパターン)



ちなみにこの仮殿のニュース自体は1ヶ月以上前のものなので、「いつの話してんだこいつ…」と思った方もいるかもしれない。

普段まともにニュースをチェックしてないので許して欲しい。


なんにせよ、やはり今年は福岡に行きたいという気持ちがまた強くなった。

この仮殿は正直ちょっと見ておきたい。

それに自分の地域は全然変わらないが、大都会福岡ならきっとあれから色々変わっていることだろう。

真面目に旅行を計画しといたほうが良いかも知れない。
飛行機のチケットも早いほうが安いし。


というわけで、太宰府天満宮の話でした。

福岡最高!


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