なぜ、子育てが終わっても子育てにこだわるの?(子育てを振り返る)②

しかも、子どもを産むまでは、特に子どもは好きではなかったのです。
いわゆる核家族で育ちましたし、母は、あまり親戚関係で交流することもありませんでした。母の姉は遠くに住み、いとこたちとも、なかなか会えませんでした。

子どものいる生活が、久しぶりの体験でした。
出産は、いわゆる里帰り出産で、しばらく実家にいました。しかし、実家でも、赤ちゃんがいる生活から離れていましたので、病院から退院すると、父も母も、赤ちゃんにほんろうされて、のんびり気が休まる生活ではありませんでした。昼間は、大人の生活がありますが、赤ちゃんは思いのほかよく寝ています。反対に、夜は、赤ちゃんは3時間おきに泣き始めます。そのたびに、オムツを交換し授乳する、そうすると寝てくれるのですが、時計を持ってるかのように3時間ごと起きるのです。

夜は眠たいけれども寝れない、昼間は体内リズムから寝れない。どんどん疲れがたまります。そんな時、父から「夜、赤ん坊を泣かすな」と言われ、涙がこぼれる毎日でした。

わが家に帰ると夫と三人暮らしでした。夫が仕事に行けば、赤ちゃんと二人っきりです。実家よりも、気遣いは減りました。しかし、一難去ってまた一難です。次は公園デビューです。

集合住宅でしたから、同じくらいの赤ちゃんのいるご家庭は多く、ママ友はすぐにできました。
しかし、家事がテキバキできない私は、共有の遊び場スペースに出るのが、いつも一番最後でした。
自分が悪いのに、娘にあたって、お尻を強くたたいてしまったこともあります。


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